1. 二十四の瞳(1954)
古臭い映画、という印象はどうしても拭えません。たびたび流れる唱歌が、余計にそう感じさせます。今の小学生には、ほとんど馴染みのない曲ばかりなのではないでしょうか。教科書的な印象も受け、それらを欠点として、5点以下の低評価を下している人が少なからずいるのもうなずけます。それでも、この映画は紛れもなく名作だと思います。例え古臭く、教科書的な内容であってもです。この映画が描く頃の日本は、今とは比較にならないほど厳しい時代でした。小学生の修学旅行に、自分で稼いだ金を出して行くなんて、今の子供たちに想像できるでしょうか。若い時に見てピンと来なくても、ある程度年齢を重ねてこの映画を見れば、今の時代の素晴らしさが必ず分かると思います。尺は2時間半と長めですが、山場(泣き所)が全体に散りばめられていたのも好印象です。単に他人に見て欲しいというレベルを超えて、後世に残すべき映画だと強く確信したことから、10点とさせていただくことにしました。 [DVD(邦画)] 10点(2015-03-15 21:14:27)(良:2票) |
2. 青春デンデケデケデケ
私が過ごした青春とは時代も地域も違いますが、素直に楽しめました。お寺の息子が非常に良いキャラですね。彼の存在が、この映画のスパイスになっていると思います。 [DVD(邦画)] 8点(2015-02-14 04:10:24) |
3. ツィゴイネルワイゼン
鑑賞後、感想を形容する言葉がしばらく思いつきませんでした。で、結局出てきた言葉は「わからない」です。見て不快な気分にはなりませんでしたが、見た価値があったとはとうてい思えません。なんかよくわからないけど、凄いものを見たという気持ちにもなりませんでした。優れた芸術品は、人によく理解されなかったとしても、そう思わせるパワーがあるものです。この作品は、本当に人を選ぶと思います。 [DVD(邦画)] 3点(2015-02-09 00:41:40) |
4. おおかみこどもの雨と雪
作画は良い出来だし、上手い演出も見受けられ、ストーリーも合格点だったと思います。それでも、何か心に響くものがありませんでした。過去の日本アニメの名作の域から、抜け出せていないのだと思います。 [映画館(邦画)] 6点(2014-12-15 23:21:12) |
5. ひみつの花園
短い尺にごちゃごちゃと詰め込みすぎてしまって、とりとめのない作品になってしまったという印象です。西田尚美は頑張っているのですが、何だか空回りしてしまっているような感じがしてしまい残念です。 [DVD(邦画)] 5点(2014-12-15 23:12:48) |
6. 遥かなる山の呼び声
《ネタバレ》 良くも悪くも、無難にまとまった作品という印象です。「男はつらいよ」や「幸福の黄色いハンカチ」のような勢いが感じられなかったのが、そういう印象に繋がっているような気がします。ただ、ハナ肇が良い味を出していて、最後の演技はグッときました。 [DVD(邦画)] 6点(2014-12-13 09:02:45) |
7. 人情紙風船
《ネタバレ》 深みのある映画だとは思うのですが、ストーリー展開が分かりにくかったです。玄人向けの映画で、「わかる人にはわかる」といったような感じの作品だと思います。 [DVD(邦画)] 6点(2014-12-07 14:21:50) |
8. 乱れる
《ネタバレ》 断ち切れぬ未練や、押し寄せる時代の流れを描いた良作だと思います。と鑑賞して頭で考えたのですが、心に響くほどの内容でもなかったかなというのが正直な感想です。 [DVD(邦画)] 7点(2014-12-07 14:13:27) |
9. 横道世之介
駄作ではないと思うのですが、2時間40分の尺を考えると、それだけの内容であったかは正直微妙だと思いました。雰囲気やセンスはなかなか良かったと思うのに、この映画に会って世之介のごとく「得した気分」になれなかった自分が残念です。 [DVD(邦画)] 5点(2014-11-10 01:26:47)(良:1票) |
10. 無法松の一生(1958)
《ネタバレ》 「無法松」というからにはもっとハチャメチャな人物を想像していたのですが、意外とまともで気骨ある人物だと思いました。その分、ストーリーは平坦に感じてしまったのが残念です。團伊玖磨の音楽も、変に力が入っていて耳に障る感じがしてしまいました。高峰秀子演じる吉岡婦人は、残酷な人だと思ったのは私だけでしょうか。 [DVD(邦画)] 6点(2014-10-05 22:09:55)(良:1票) |
11. 歩いても 歩いても
《ネタバレ》 良くできていると思います。登場人物がみんな普通の範疇の人で、家族の交流に焦点を当てて描いているとなると、どうしても「東京物語」と比較してしまいます。「東京物語」とは50年以上の時間の差がありますが、やはり「歩いても歩いても」の方が登場人物に対して冷たい印象を持ってしまい、それが日本人の家族に対する付き合い方がドライになっていることを示しているような気がしました。それでも、最後の墓参りの場面では、家族が3人ではなく4人になっていたことに、ほのかな希望を感じることができたのが救いです。 [DVD(邦画)] 7点(2014-10-03 17:07:38) |
12. おもひでぽろぽろ
《ネタバレ》 強烈につまらなかった映画です。主人公が勝手に一人で盛り上がって、「あの頃、こんなことあったよね?私、地味にすごかったんだよ?」って相手方無視で一方的に語っているような感じがしました。同年代の女性ならば、共感できる部分が多少はあるのでしょう。でも、そうではない大部分の人にとっては、どうでもいい演劇のエピソードみたいな、つまらない昔話を聞かされているだけに思えます。 [ビデオ(邦画)] 1点(2014-10-03 16:48:37) |
13. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
自分とヒロシ(サラリーマン・父親)の立場が近いかどうかで、評価が大きく変わる作品だと思います。あの回想シーンに共感できる人はとことん感動するし、しない人はしない。残念ながら、私は後者でした。 [DVD(邦画)] 4点(2014-09-22 00:10:02) |
14. 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け
《ネタバレ》 ストーリーが本当に良くできていますね。「寅次郎相合い傘」と並ぶ人気作ですが、私はこちらに軍配を上げたいと思います。シリーズ初の悪役が登場し、お金やら法律やらの話になるので、男はつらいよの中ではけっこうシリアスな作品だと思います。悪役に鉄槌が下されることはありませんでしたが、これこそ「男はつらいよ」らしさなのかもしれません。ラストは打って変わって爽やかで余韻の残るものであり、唸らされました。宇野重吉は良い役者ですね。 [DVD(邦画)] 9点(2014-09-21 23:46:42) |
15. 男はつらいよ 葛飾立志篇
《ネタバレ》 ゲスト陣(樫山文枝、桜田淳子、小林桂樹)がいい味出してますね。今回も、前々作の「寅次郎子守唄」と同じくマドンナが他の男性と結ばれて寅さん失恋かと思いきや、失恋したのは小林桂樹の方で良い意味で期待を裏切られました。しかも寅さんと二人で旅に出るとは、これは上手い締め方だと思いました。寅さん&源公の学ラン姿やグダグダの野球試合など、笑える場面も好調です。寅さんが愛について語る場面も印象的でした。 [DVD(邦画)] 8点(2014-09-21 23:07:37) |
16. アシュラ(2012)
重いテーマに挑んだ骨太の力作ですね。食べ物に溢れている現代は本当に良い時代のはずなのに、その幸せを実感している人はどれくらいいるのでしょうか。もっと多くの人に見て欲しい作品です。 [DVD(邦画)] 8点(2014-06-08 07:45:38) |
17. 鴛鴦歌合戦
これはもうアイデアの勝利ですね。歌や演技が上手・下手なんてどうでも良くなるようなパワーがありました。意外とストーリーも良かったです。 [DVD(邦画)] 8点(2014-06-08 07:35:17) |
18. 大人の見る絵本 生れてはみたけれど
これは良い映画です。日本のサイエント映画は初めてで、チャップリンの映画みたいに音楽がないのに戸惑いましたが、見ていくうちに慣れました。子供が大人の現実を見て一歩成長する、というのが主なテーマでしょうが、親の上下関係が子供の人間関係にも影響を及ぼすというのがもう1つのテーマだと思います。このテーマは扱うと重くなりそうだけど、会社の偉い人の子供が威張ってなくて(というか、威張るだけの知恵があるほど大きくない)すっきり見られるのも好印象。昔ほど子供が親の身分や偉さに縛られなくなったという点で、人間関係の希薄化も悪いことばかりではないと思ってしまいました。 [DVD(邦画)] 9点(2014-06-08 07:24:45) |
19. 天国と地獄
《ネタバレ》 身代金を渡すところまではすごく面白かったのだけど、その後の急激な失速が非常に残念。最後まで前半の勢いをキープして欲しかったです。 [DVD(邦画)] 6点(2014-06-07 21:35:17) |
20. 幕末太陽傳
名作の誉れ高い作品ですが、意外と面白くないというのが率直な感想です。せめて最後の場面は川島監督の構想通りであったなら印象がまた違ったのかもしれません。 [DVD(邦画)] 4点(2014-06-07 21:15:42) |