1. LION/ライオン 〜25年目のただいま〜
《ネタバレ》 序盤は想像通りの展開だったけど、急にオーストラリアとか言われて驚いた。 そりゃ25年掛るなぁって納得した。 里親の苦労とか描かれるのかと思ってたら、一気に20年飛んだけど、いろいろ大変だったことは理解できた。 派手な演出とかはなくて、落ち着いた雰囲気の感動的な作品でした。 ずっとなんで?って気になってたけど、ラストのオチがタイトルになってたんですね。 最後の最後でスッキリしました。 [地上波(吹替)] 6点(2022-09-02 12:19:27) |
2. ヘルプ 心がつなぐストーリー
人種差別がテーマの割には深刻になり過ぎず、笑って泣ける爽快な作品でした。 エマ・ストーンが主演ということで気になってた作品だけど、そんなにがっつり主人公という感じではなくて、登場人物のバランスが取れてて良かった。 本の出版がメインストーリーなんだろうけど、ミニーとシーリアの関係性が微笑ましくて好感が持てました。 公民権運動や本の出版も素晴らしいことだけど、そういったこととは関係なく、ナチュラルに差別と無縁の繋がりが成立してたのが感動的でした。 [DVD(吹替)] 8点(2017-02-19 13:55:11)(良:1票) |
3. ロボット
インド映画らしい作品ではあるけど、序盤は意外とちゃんとしたストーリーがあってつまんない。 でも、徐々に壊れ始めて、終盤になってやっと暴走。 CGが雑なんだけど、それが逆に味わい深くて、ラストのフォーメーションとかは嫌いじゃないです。 これで泣かせるくらいのオチに繋げられたら良かったけど、それほど心に突き刺さる感じではなかったのが残念。 [DVD(字幕)] 6点(2016-12-06 16:32:29) |
4. きっと、うまくいく
とにかく笑った。 でも、中盤くらいから雲行きが怪しくなる。 一昔前の日本のような社会問題が織り交ぜられて、単なるおバカ映画じゃなくなってくる。 それでも、インド人の天性の陽気さのお陰で、それほど深刻にならないのがいいね。 終盤は笑いながら泣かされる展開で、散りばめた伏線もガンガン回収していく。 バカみたいに長い映画だったけど、最後までハイテンションで楽しめました。 自分もランチョーたちと一緒に青春時代を過ごしたかのような爽やかな余韻の残る作品でした。 あと、どうでもいいことだけど、邦題がちょっとおかしい。 正確には、うまーくいーく。 [DVD(字幕)] 9点(2015-09-28 12:22:19) |
5. めぐり逢わせのお弁当
冒頭から謎の弁当配送システムに興味津々。 これで届いちゃうのかぁ、インドすげーな。 とか思ってたら、案の定の展開で納得。 そりゃそうなるわな。 その後も電車で野菜切るとか、コメディの演出なのか、本気なのか、よくわからないところが面白過ぎる。 もちろん本筋の方も良く出来ていて、優しくて切ない素敵なラブロマンスだったように思います。 あと、インド人の嗅覚は侮れない。 [DVD(字幕)] 8点(2015-07-12 13:31:51) |
6. リアル・スティール
人間の代わりにロボットが戦うという設定はプラレスみたいで斬新だった。 まるで人間みたいにスムーズに動くので、自分の意志を持って戦ってるように感じられる。 でも、ストーリーに捻りが無くて想像通りに進むので意外性はない。 あと、アトム以外のロボットたちをゴミ扱いするのがちょっと悲しい。 敵のロボットにまで敬意を払えとは言わないけど、せめて自分のロボットにはもうちょっと愛情を注いで欲しかった。 どうしてもこの親父が人間のクズに思えて仕方なかったです。 [DVD(吹替)] 5点(2013-01-13 18:29:17)(良:1票) |
7. 神さまがくれた娘
《ネタバレ》 これは泣きました。 涙の止め方がわからなくなるくらいに泣きました。 でも、ただ泣かせるだけじゃなくて、いろいろ考えさせられる深みもあるし、映画としての面白味を増すような構成の巧みさにも感心させられました。 インド映画らしく突然歌い出したり、バカみたいなコメディ演出があったり、法律を無視した法廷闘争があったりと盛りだくさんな内容だけど、単純に要約してしまえば、クリシュナとニラーの心の絆を描いた愛情物語なんですよね。 それなのにその肝心のニラーがなかなか登場しない。 冒頭、意味不明なシーンに始まってニラーニラーって名前だけは散々出てくるけど、本人が登場しないまま話が進む。 下手すると牛かヤギの名前かも知れないと思わせつつ、どうやら人間の女性の名前らしいということが見え始めるまでにたっぷりと時間を要する。 そして、満を持してのニラー登場でまず号泣。 ここまでの話で1本の映画にしてもいいくらい悲しい物語なんだけど、本作はここでやっとスタート地点というのが末恐ろしい。 ここからクリシュナとニラーの絆の構築にたっぷりと時間を費やして、冒頭のシーンへと繋がる。 意味不明なシーンとか思ってた自分が恥ずかしくなるくらい悲しいシーンだったことに気付いて更に号泣。 ここから先の法廷闘争は、会えそうで会えない2人の悲しみに号泣、それを助けてくれる人たちの優しさに号泣、そして、ようやく会えたと思ったらニラーの愛らしい仕草に号泣。 これはもう反則的な愛らしさです。 正に神さまがくれた娘ですね。 この作品が恐ろしいのは、これでハッピーエンドにしないところで、その先に待ち受けてるラストシーンでやっぱり号泣させられました。 愛情が勝つのか、法律が勝つのか、その二択で散々引っ張っておきながら、最後には現実が待ち受けてるんですね。 これはもう正しいとか間違ってるとか言えない話で、それが現実なんだと思い知らされます。 それでも、強盗ですらいい人というインド人の優しさに触れられたので、クリシュナとニラーはきっと幸せになるだろう、きっと悪いようにはならないだろうという安心感のようなものもありました。 これからは月を見上げる度にニラーのことを思い出して泣いてしまいそうですけど、きっと幸せに暮らしてると信じたいですね。 [地上波(字幕)] 10点(2012-06-17 09:53:39) |