1. ドラゴン・スクワッド
《ネタバレ》 敵グループもきちんと"人間"として描いているところは好きです。常に緊迫感が支配するような雰囲気で、まぁ中だるみとかは無かったんですが、シーンが変わるたびに小タイトルが表示されたり、突然モノクロや静止画になったり、銃撃戦になるたびに役それぞれの紹介カットのようなものがしつこいくらい挿入される無意味な編集。/アクションシーンのたびに前後左右にブレまくる落ち着きのない最悪のカメラワーク。あっちでパンパンこっちでパンパン撃ってる人をバストアップで前後にグラグラ、左右にガクガク。映像がとっちらかって状況を把握できない。アホかっつーの。全体的にPVっぽい編集で、凝ってるつもりなんだろうが見難くしてるだけでとても苦痛になってきます。/総じて敵グループの方にストーリーの比重が置かれていて、この作品の裏主人公ともいえる(むしろ主人公かもしれないが)マイケル・ビーンに肩入れしたくなるのは計算のうちなんでしょうか?/サモ・ハンvsホ・ジュノの一騎打ちは、往年のクンフー映画好きが満足できるシーンですね(半分くらいはダブル使ってますが)。あとサモ・ハンと娘との関係を解決せずに放置するなら、元々入れる必要無いのでは・・・。 [DVD(字幕)] 5点(2007-07-05 23:09:51) |
2. ドラゴン・プロジェクト
父親が拉致されて、仲の悪かった兄と妹が協力しながら父親を救出しに行く現代アクションコメディ。/格闘シーンも見所は多いのですが、やはりキレイに見せることが優先されていて、決められた動きでただ腕をパシパシ当ててるだけの"軽さ・迫力不足"を感じる部分も多々あり。連続蹴りの手下や棍棒使いの敵ボスの子供はなかなかの動きしてます。/ワイヤーアクションも随所に出てきますが、特にウー・マがビルの間を飛びながら逃げるシーン、ど下手なワイヤーワークにより吊られてる感満点の動きで、足だけシャカシャカ動かしてる姿に笑えてきます。『トム・ヤム・クン!』で剣士として出てきた人が出演してました。 [DVD(字幕)] 6点(2006-12-01 02:27:27) |
3. ドラゴン・バーニング 怒火威龍
《ネタバレ》 序盤のツアーガイドをしているドニーが、ピンクのシャツに紅白ストライプのズボン、アメリカ国旗プリントの帽子という、おもしろすぎる格好に。この格好でスリを追ってミニ自転車でフィリピンの町中を爆走する様は衝撃です。/お宝探しったって…すぐ近所やん!とか、お宝の仏像の前の石段が、よく塀に使われているブロックを加工もせずにそのまま積んであるだけとか、あの病気のお父さんはほったらかしかい!とか、そういった部分で楽しめます。/バトルシーンは低予算にしては頑張ってますが、やはりチープな印象は否めず。最後のNGシーンで浅黒いはずのフィリピン人スタントマンが真っ白な顔でピクリとも動かず、軽トラで運ばれていく姿が忘れられません…。 [DVD(字幕)] 5点(2006-05-11 15:08:26) |
4. ドラゴン電光石火 '98
フィリピンを舞台にした低予算刑事モノ。破天荒な刑事が異国の地で捜査という定番ストーリーだけに、あとはドニーがアクションをどれだけ見せてくれるか―なんですが、銃撃シーンはそこそこ激しいものの、とりたてて褒めるほどのものでもなく、クンフーシーンなどはカット割りが細かすぎ。ドニーがパンチを繰り出す―パンチのアップ―敵が吹っ飛ぶ、というようにいちいち区切って見せるので、一つの流れとしての技の応酬みたいなものを引いた視点で見られるシーンはほとんど無し。/ドニーがバスローブになってくつろいでいるところへ殺し屋が襲ってくるシーン。バスローブ姿で格闘するドニーはちょっと滑稽です。 [DVD(字幕)] 5点(2006-03-24 15:04:43) |
5. ドラゴン・イン 新龍門客棧
バサバサバサ、ヒュンヒュン、キンキン、バサバサバサ・・・もう暗い部屋のなかでどんなことになってるんだかまったく分かりません。結果が映って「あぁ、こんなことしてたんだな」と薄々分かる。いや明るい場所でさえ、どうなってるのか分からないシーン多数。とにかくこのアクションシーンは受け付けなかったです。/一つの宿屋に集まった4つの勢力が息詰まる駆け引き─ってのはすごく興味をそそる設定なんですが・・・。一筋縄ではいかない顔したそれぞれの人物の描写や人間の生々しさみたいなものは、後の「ブレード/刀」に繋がってるようにも見えますね。(ラストバトルでのやりすぎなほどの逆光も) [ビデオ(字幕)] 4点(2005-11-16 20:40:32) |