81. 霊幻師弟・人嚇人
《ネタバレ》 『鬼打鬼』に比べるとかなり面白くないです。まず格闘シーンと呼べるのは「ウー・マvs悪役3人」と「サモ・ハンvs悪役3人」だけで、尺も短くあっさり風味。/後者のシーンは、チュン・ファト一味に殺されたウー・マの霊魂がサモ・ハンに乗り移って仇討ちに行くという設定で、これがとんでもなく強いもんだから、チュン・ファト一味は一方的に叩きのめされ、なんだかカタルシスの欠片もありません。そこで終わってればいいものを、最後にはさらに出来の悪いエピソードがくっついています。/コメディ部分で笑えたのは、ウー・マの死因(実は生きている)を探るべく包丁で解剖しようとしたり、ケツの穴を覗いたりと、されるがままいたぶられるシーンくらい。アクション映画ではなく、あくまでコメディ映画だとしても、それほど笑えるシーンもなく・・・という感じで、なんとも中途半端です。悪役の女性が小池栄子に似てます。 [DVD(字幕)] 4点(2005-06-28 21:18:11) |
82. アクシデンタル・スパイ
《ネタバレ》 全裸逃げ回りシーンは大笑いしたが、それだけ。/いつものジャッキー流の笑いはあるのに、シリアスなとこがとことんシリアスすぎて、気持ちをどっちへ持っていっていいのか分からない。/レッド・ブロンクスもそうだけど、ジャッキー映画でこういう要素を入れると居心地の悪さを感じて、どうにもバランスが悪い。/ラストは敵ボスそっちのけで一般人救出作戦・・・はぁ。 4点(2004-02-21 19:52:33) |
83. メダリオン
《ネタバレ》 後半入ってからは「あぁもう早く終わらねぇかな」と思いながら無表情で眺めていた・・・。不自然な体勢で飛び回るジャッキーも、緊迫感の欠片もなく展開するCGバトルも、マヌケな相棒の顔も、最後に満面の笑みでこちらに向かって走ってくるジャッキーも、すべてが"ゆめまぼろし"の如く私の頭から消え去るでしょう。 [DVD(吹替)] 3点(2005-06-20 22:01:09)(良:1票) |
84. ハード・ブラッド
91年のワンチャイで復活を遂げたリンチェイにあやかって、89年の作品を「黄飛鴻92之龍行天下」とした、黄飛鴻とは何の関係もない作品。/リンチェイがアメリカで働いている師匠(ユン・ワー)の元を訪れ騒動が起こるというお話ですが、西洋人が東洋武術の構えをとるとどうしてもこけおどし臭がただよってきます。構えをとる前にいかつい顔して無意味に蹴りなどを披露するから、さらにぷんぷんしてきます。そしてそんな筋肉バカ共がリンチェイにスピードで追いつけるはずもなく、なんともちぐはぐで間抜けな格闘シーンを展開。/褒めるべきところのない低予算映画ですが、DVDには黄飛鴻とその弟子達の足跡を、実際近くにいた人のインタビューをもとにたどる―という特典がついていて、こっちの方が数倍面白かったです。これも本作品とは何の関係もないけどね…。 [DVD(字幕)] 2点(2006-02-17 14:19:56) |
85. 神鳥聖剣
チープなBGMと共に雪山で一人演舞をするアンディを空撮すると、ここまでマヌケな絵づらになるのか。オープニングからして「安っ!」という感じで、マンガちっくな演出(ツッコミに100tハンマー出てきたり、手が巨大化したり)は、ジャッキーの迷作「シティハンター」とか、90年代初頭のマンガのようなバブリーなノリですな。リチャード・ンの魔王役もなにがなんだか・・・。/クリスマス・イブにこんなものを観てしまった自分が憎い!地雷です。 [ビデオ(吹替)] 1点(2005-12-25 02:38:11) |