1. Mr.BOO!ミスター・ブー
DVDで観たので、残念ながら吹き替えは楽しめなかったけど、それでも充分面白いと思いました。こういう時代のギャップがある映画は、最初の30分くらい我慢して見ないと時代背景に馴染んでこないですが、一旦馴染めば笑えます。 7点(2004-02-09 16:59:23) |
2. 天使の涙
「恋する惑星」を観て高まった期待が大き過ぎて、自分の中では期待外れな印象が残りました。「恋する惑星」は3つのストーリーを2つにカットした作品、「天使の涙」はそのカットされたストーリーを膨らました作品なので、密度が違うのかもしれません。 5点(2003-12-07 04:51:15) |
3. いますぐ抱きしめたい
暴力的な表現が多いは、北野武監督の初期の作品と共通性があって、面白いですね。ただし、映画としては楽しめませんでした。 4点(2003-12-07 04:46:43) |
4. ブエノスアイレス
「恋する惑星」、「天使の涙」とごった煮的なストーリーの作品が続いた後で、一本道で、少々退屈な映画に回帰しました。この映画、ストーリーを追おうと思うと退屈で眠ってしまう危険がありますが、当然ウォン・カーウァイ好きならそんなことはしないでしょう。音楽と雰囲気と主演二人のシリアス且つコミカルな演技を楽しめば良いと思います。同性愛を扱っている事も拍車をかけて、一見さんを受けつけない印象があります。 9点(2003-12-07 04:42:48) |
5. 恋する惑星
《ネタバレ》 テクニックとセンスとユーモアと小細工に徹底的に凝った作品です。しかも前作「欲望の翼」と違って登場人物に血が通っていてストーリーも楽しめます。大仕掛けとしては金城武主演の前編とフェイ・ウォン主演の後編を脈絡もなく接着してしまう斬新さが挙げられますが、全編に散りばめられた小さな仕掛けが見所でしょう。例えば、ぶらぶら揺れる受話器や、パイナップルの缶詰を食べ続ける金城武、何度も石鹸に語りかけるトニー・レオン。何度観ても新しい発見があるという意味では、この作品は映画史の中でも記念碑的だと思います。それとこの映画には、パイナップルの缶詰と一緒で、賞味期限があると思います。私が観たのが21歳の頃ですが、28歳の今の年齢で初めて観たらこれほど良いと思わなかったと思います。もちろん期限は精神年齢でカウントされます。 9点(2003-12-07 04:33:15) |
6. 欲望の翼
何度も観るほど好きな映画で、誰よりもこの映画の良さが判っていると思っていました。しかし実際にコメントを書こうとすると語るべき言葉を持ち合わせていないことに気づいて気持ちが沈んでしまいました。音楽が素晴らしいのは間違いないですが、音楽だけの映画と割り切れるものではありません。皮肉なことに、粗を探すといっぱい出てきます。レスリー・チャンが演じる主人公は身勝手で行動が突飛なため感情移入ができないし、足のない鳥の話だって生活力のないダメ男の妄想みたいで安っぽく見えるし。ウォン・カーウァイの出世作で「どうだ、俺のセンスはすごいだろ」という独り善がりの作風に思えます。でもセンスが本当にすごいので満点。 10点(2003-12-07 04:19:10) |