1. LOVERS
《ネタバレ》 チャン・イーモウ監督は武侠映画2作目ということもあって、前作とは少し違う方向性で今回の作品を仕上げたと思う。前作の『HERO』はアクション重視であったのに対し、今回はストーリー重視であったことは言うまでもないだろう。個人的にはもう少し派手なワイヤーアクションを期待していたのだが、「愛」をテーマとする作品では不要な演出となりかねない。派手なアクションを作らない代わりに、最初から最後までアクションシーンを分散させたために飽きずに観ていられた。冒頭のチャン・ツィーの舞踊、中盤の竹林での戦いや盾兵の襲撃、ラストの雪原での決闘…。これらが作品全体を色彩豊かに仕上げていると言っていいだろう。ラストの雪景色は少し強引な気もするが、あの美しい景色を観ることができたと思えば文句は言えない。『HERO』でもそうであったが、多数の伏線が張られたこの作品を観て、チャン・イーモウが「アジアのデビット・フィンチャー」的ポジションに私の中ではなってしまった。その監督が育ててきたチャン・ツィーも演技が上手くなったと思う。 6点(2004-08-31 12:05:48) |
2. ブラック・マスク
カメラワークが上手だったと思う。そのおかげでアクションシーンは迫力があってテンポも良かった。でも、あのマスクはもう少しセンスのあるものにできなかったのかなぁ。ジェット・リーが目当てだっただけに、少し裏切られた気がする。 5点(2004-08-01 14:05:21) |
3. ドラゴン危機一発
我らがリー先生の記念すべき主演映画第1作。さすがに身のこなしが違う!しかも闘う時の声がいい。思わず体が熱くなってしまう。ストーリーがもう少し良かったら、もっと高い点数だったのに・・・。 5点(2004-07-10 23:15:41) |
4. レッド・ブロンクス
《ネタバレ》 ムダに金がかかり過ぎてる。監督のスタンリー・トンは何回スーパーを破壊すれば気が済むんだろう?でも、金がかかってるだけあって迫力はスゴイね。それにしても、香港映画の終わり方って、どうしてあんなに素っ気ない感じがするんだろう?「敵キャラを倒して終わり」ってセオリーがジャッキー映画には特に多いように思う。単純明快で良いと言えば良いんだろうけど、たまに最後の味付けが欲しくなったりもする。 7点(2004-06-26 15:11:07) |
5. ポリス・ストーリー3
《ネタバレ》 ジャッキーにしては珍しくカンフーアクションの場面が少なかったように思う。その代わり、ミシェル・ヨーのアクションが目立ってた。強すぎ!マジで強すぎ!ジャッキー映画に不可欠なテンポもギャグも、十分に及第点は上げられる映画でしょう。 6点(2004-06-26 15:04:30) |
6. 酔拳2
これぞ香港映画!これぞジャッキー映画!!ずっと飽きることなく楽しめた。カンフーアクションって退屈に思う時があるけど、この映画に関しては別。もちろんアクションは超一級だと思う。アクション以外にコメディータッチにしたり親子愛や同士愛を織り交ぜたりしたのが、この映画で観る人を飽きさせない最大の特徴だろうね。私はジャッキー映画の中ではこの作品が一番好きだ。 8点(2004-06-22 03:56:43) |