1. キングダム・オブ・ヘブン
《ネタバレ》 バリアンが、エルサレム明け渡しの交渉が済み、最後の別れ際にサラディンに 「エルサレムの価値は?」と聞くと「無だ。」「しかし、全てだ!」と答えましたが、 それが、この映画の全てを語りつくしていると感じました。それにしても いつもながら、凄まじい位にスケールの大きな映画で、観る度に色々な 事が分かりつつあります。エルサレム攻城戦の映像は特に凄かったです。 攻城塔を銛を打ち込んで引っ張って横倒しにする、などの防御法は 初めてみました。▼自殺した妻の十字架のネックレスを埋めたのは キリストが処刑されたゴルゴダの丘だったのですね。最後に故郷で眺めていた 花は桜の花だったような?ボードワン4世の崩御時のバックに流れた音楽は、 同じリドリー・スコット監督の「ハンニバル」の野外オペラシーンで使用されたパトリック・ キャシディ作曲の「ダンテス・ラ・ヴィダ・ノーヴァ」で、「あらら?同じ監督だだから、こんなのもありなのなのかなぁ?」と思ってしまいました。まあ、違和感はなく、むしろ高貴な悲愁感を漂わせていて非常に良かったのですが・・・・。最後に「この村にくると、バリアンに会えるといわれたのだが?」と尋ねたのは獅子心王リチャードだったのですね。まだまだ色々な事が分かって来そうな気がします。 [DVD(字幕)] 8点(2008-05-30 20:22:02)(良:1票) |
2. ダンス・オブ・テロリスト
《ネタバレ》 あのマルコビッチが製作・監督で題名が「ダンス・オブ・テロリスト」という事に引かれて観ましたが、結局何をいいたいのが、さっぱり判りませんでした。挙句の果てに、中共関連人物が出てきて共産主義的なことをいっていたり、まったく辻褄が合いませんでした。3人の女学生が提督を暗殺する場面だけ印象に残りました。最後に警部補が頼んだバレー教師の命乞いに対して「単なる若い女だ。72%は水だ」と人間の身体をそのように表現したことがいちばん吃驚しました。 [DVD(字幕)] 4点(2008-03-07 20:21:26) |
3. スパイ・バウンド
《ネタバレ》 これだけの俳優をそろえた、最近のフレンチ・ノワールだと思って観たら、唯〃移動シーンばっかりの映画で、まったく題名が泣きます。まあ、あちこちにロケをした観光映画だと割り切って見ていました。しかし、フランスもつまらない映画を作るように成り下がってしまったのが残念です。 [DVD(字幕)] 2点(2008-03-05 00:12:42) |
4. ボーン・アルティメイタム
《ネタバレ》 最初の投稿が文字化けしてしまい、もう一度書く気力がないので、簡単な感想のみにさせていただきます。エンドロールでMOBYのextreme waysが流れ始まったとたん、涙があふれ出てしまいました。それだけ感動させられてしまいました。 [映画館(字幕)] 10点(2007-11-12 18:06:08) |
5. 麦の穂をゆらす風
《ネタバレ》 緑に溢れた美しい風景とは裏腹に、あまりにも切ない戦争映画と感じました。「マイケル・コリンズ」の時にも理解不能でしたが、やはりこの映画でも理解できないままでした。日本ではこのように同じ民族が2つに分かれて戦うという歴史的事実がなかったのは本当に幸せだったのかもしれません。何故、国土を二分してまで争うのかが理解できませんでした。宗教的な背景があるとは聞いていますが・・・。あまりに切なくてもう二度とは観たくない映画です。 [DVD(字幕)] 8点(2007-09-30 13:49:35) |