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1.  人生スイッチ 《ネタバレ》 
『人生スイッチ』というか『怒りのスイッチ』では? 最近、ひどいことや卑怯なことをした人間が何のしっぺ返しもないまま蚊帳の外になり、災難を受けた主人公が「それでも前向きに誠実に生きる」みたいな負け犬根性全開の映画とか、ポリシーもないただの犯罪者が犯罪を成功させて終わる映画とか、殺人を犯してまでものし上がっていく主人公の映画とか、気分があまりよろしくない映画が増えているので、この映画のように酷い人間にきちんとやり返すエピソードはスッキリします。ラストの結婚式のエピソードの女性には拍手でした。これくらいきっちり落とし前つけられる女性だったら、この女性と組める男は出世できそう! やったやられたばかりにならずに、このエピソードでの締めくくり方も好感持ちました。車の喧嘩は追い越した男に何の問題もなかったわけではないので、両成敗に終わったのも納得だし、2人とも「死後にそんな誤解されるんかい」という笑えるオチでした。飲食店のおばさんだけは、真実の確認もないまま一方の言うこと鵜呑みで、とんでもない事やらかすから、あれはただのアブナイ人でしたけど、確実に犯罪の責任取らされるはずだし、スッキリしたので目をつぶります。
[DVD(吹替)] 7点(2016-04-17 19:16:14)
2.  瞳の奥の秘密 《ネタバレ》 
この映画が他の犯罪モノと大きく異なる点は、「人殺しは死刑にしろ」とか「死刑って正義なの? 冤罪だったら?」とかいったグダグダ論を全く突き抜けていて『他と取り替えようのない唯一無二の大事なものを不当に奪われた者の人生について真剣に考えたことがあるか?!』というような、ものすごく見落としてはならないのに蚊帳の外になりがちな『遺族のその後の人生の質』にシッカリと焦点を合わせているところだと思います。その価値は物凄く大きいと思います。  昔は復讐ものの映画は多かったけれど、それはわりと現実味に欠けたアクション系であることがほとんどだったし、最近は『暴力に暴力で返すなんて不毛』とか『どんな犯罪者にも一定の人権は保証されています』とか『殺しても、死んだ人はそれを望んでいないし帰って来ない』とか『過去に囚われて人生を無駄にせず、忘れて前に進みましょう』とか、一見ご立派でお行儀良く善良に見えながら、実際は物凄く冷徹としか言いようのない論理が大手を振っている感じがして窮屈に思っていました。そこに「おいおいおい、お前なに寝ぼけたこと言ってんの!」と、現代の似非人権論に物申してくれたこの作品は胸がスカッとしました。  ご都合のいい犯人捕獲劇も、空撮からスタジアムの縦横無尽なワンカットの素晴らしい出来で許せましたし、「この自白誘導、正当?」と思える場面も、この映画が描くテーマは全く別のところにあると思えば目をつぶれました。結局うまくいかなかったし、直後、もっと目を潰れない行政の歪みが描かれるし、主人公が別件で自白強要を訴えたことが、同じ理屈をもってしっぺ返しされたと考えてもいい部分。もちろん、その何百倍もロマーノは汚いし、エレベーターのシーンで容疑者が人権保護に値しないのはハッキリします。  この作品の視点は「殺したから、殺してやる」ではなく、「殺された人は怖かったでしょうね、苦しかったでしょうね。だから、殺したあなたも同じ思いを」でもなく、「掛け替えのない最愛のものを失った私のこれからの人生は虚無です。だから、あなたにも虚無の人生の苦しみを味わってもらいたい」という視点なのです。ここが、これまでの映画で見なかった新しい点。  実際アメリカの死刑現場において、薬の注入で眠りイビキをかきながら静かに死んでいく死刑囚の姿を見た被害者遺族の腑に落ちない思いなんてのも、何かで読んだことがあり「ただ殺しても等価交換じゃないよねー」という思いがありました。なので、この作品での被害者遺族が死刑に反対する意図も納得。  それで、飲み助の相棒が「犯人は顔 住所 家族 恋人 宗教 神を変えたとしても、変えられないものがある」と気づきを語るシーンは大きな意味を放ちます。『情熱(パッション)』という言葉で表されるけど、それって結局「他では取り替えのきかない大好きなもの」ということだと思います。その対象は人それぞれに違うわけで、飲み助相棒は酒場であり、主人公には上司の女性であり、犯人にはサッカーであり、被害者遺族には被害者だったということ。ここはこの映画の一本軸をシッカリ提示している部分。  そして、情熱の向け場を不当に残虐に奪われた被害者遺族と、情熱の向け場に自ら手を伸ばす勇気のない主人公が対比されます。  「怖い」のメモを彼女に見られた後「意気地なし」と言われるシーンと、あの事件当時から喪失したままのタイプライターのA一文字がドッキングするのも、表面的にはありがちでクサイものだけれど、実はものすごく意味が深いのを感じました。それは「欠けてしまってはいけないものがある」というメッセージで、それを奪われた男の存在を伴って力強く訴えかけてくれました。  この映画は「好き(情熱・パッション)」をテーマにした作品。「好き」な人を亡くした男がいて、「好き」な女性に勇気が出きらない男が事件を追い、酒「好き」な相棒が犯人の「好き」を暴き、変態野郎の「好き」方に制裁が下り、人生から「好き」を奪われた男の背中を見て、主人公が「好き」に対してきちんと向き合う決心をしたお話しです。  題名も、観終わった後には意味深く、それぞれの登場人物の瞳の奥にある秘密は、変態猟奇的「好き」や、臆病な純愛の「好き」なども含みながら、腐敗した男の人懐こそうな笑顔の奥のドス黒さや、想像の域を出ないけれど相棒の死の裏にある秘密や、ある男の「優しい嘘」があったり、「秘密を共有」する正義と解放があったり、味わい深いです。  ちょっと待って ちょっと待って お姉さーん 旦那と子供はどうなるの? と思わなくもなかったですが、簡単じゃないことは二人とも百も承知のようで、ちゃんとしっかり筋を通した選択をしていくんだと思います。
[DVD(字幕)] 10点(2016-02-13 22:13:28)(良:1票)
3.  刺さった男 《ネタバレ》 
工事現場に落ちて後頭部に鉄筋が刺さってしまった男の話。身がよじれるようなシチュエーションだけで紆余曲折を描いていくのだと思っていたら、ハイエナのようなメディアへの風刺や「なんでそんな話に?」なデタラメ噂や金儲けの話が織り込まれて予想以上に楽しめました。不況の中、職が見つからない主人公の「存在の価値」の話になっていて、結構真面目なつくり。ちょい考えさせられました。見終わって全体的な印象は『[リミット]』を思い出す感じ。ラストぐっと上がってくる作りではないから、人に勧めるには弱いかなと思いますが、オチを期待しなければ話の流れは面白かったです。
[DVD(吹替)] 6点(2015-09-03 23:32:39)
4.  グランド・ピアノ 狙われた黒鍵 《ネタバレ》 
思いっきりネタバレします! ご注意ください。でっかいカラクリ貯金箱のお話です。そのからくり貯金箱を開けるには、壮大複雑なキーボードタッチが必要というわけです。けど、でも、そんなに正攻法で貯金箱開ける必要があるのでしょうか? 超合金のピアノじゃあるまいし、最初から壊せばいいような気がしてならないのです。隠す方も戴きたい方も、なんでこんな効率悪いことするのか意味が分かりません。それに、あんなラストで引っ張るなら、中身のスゲ~財宝見せてよん。
[DVD(吹替)] 4点(2015-02-09 23:06:27)
5.  シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~ 《ネタバレ》 
分子料理って何? と思ってたら、あんまりな正体で「マンガか!」と思ってしまいました。そして変装して敵陣に乗り込むシーンで、完璧にマンガのノリなんだと理解しましたが、この無茶な描きのわりにそこまで全体がハジけてなくて中途半端な感じがしました。主役2人の生TV料理番組が良かったです。あのノリをもっともっと観たかったです。
[DVD(字幕)] 5点(2014-08-06 21:29:00)
6.  レッド・ライト 《ネタバレ》 
ボリューム最大にしないとセリフが聞き取りづらい仕様になっていて、それでもう「どっかで突然大きな音で脅かすつもりだな」と家庭ではちょっと不快な鑑賞になりそうな予感。全体的にカメラの死角(アングルの取り方)と妙な静寂と音で脅かす作風でした。シガニー・ウィーバーとロバート・デ・ニーロの絡みを期待してたら面と向かい合って会話することなくシガニーは消えてしまいました。ガックシ。公衆トイレで延々と格闘…ダサい計画。トイレに誰もいない、やってこない、という、その確率どのくらい?
[DVD(吹替)] 6点(2013-09-16 22:10:52)
7.  ミッドナイト・イン・パリ 《ネタバレ》 
ウディ・アレンの作品はこれまで『カメレオン・マン』と『カイロの紫のバラ』しか観たことがありません。カイロの…にちょっと似た設定にも思えましたが、過去の有名人たちと交流していくストーリーはワクワクしました。僕個人は生きたヘミングウェイとロートレックと交友を深めてみたいです。同じ時を生きても場所が違えば出会わないことを思うと、人と人との出会いというのは奇跡的なものだなと思いますし、この映画のように時代を越えて人と人が交流できたら素敵でしょうね。想像力が豊かであれば、過去に遺された作品を通して作家と会話できるのかもしれません。雨のパリを歩くのが好きな主人公に付き合ってくれる人間が誰も現れないことに、とくに意識していませんでしたが、最後のシーンに「そういうの、けっこう大事だよねー」と、ほろっとしてしまいました。楽しめたし終わり方も好きですが、1回観ればもういいかな…という感じではありました。
[DVD(吹替)] 6点(2013-02-04 21:38:53)
8.  ライフ・オブ・デビッド・ゲイル 《ネタバレ》 
これがアラン・パーカーの作品だったなんて、ちょっとビックリ。かなり引き込んでおきながら、結局は全然社会派でもなんでもない単なる3番煎じドンデン返しサスペンスに仕上げてしまった駄作。これ、ひどい濡れ衣に苦しんだ経験のある人間が観たら、すっごく迷惑で腹立たしい話のような気がする。他の方も書いてらっしゃいますが、「冤罪」と「死刑」をごちゃ混ぜにするようなストーリーも嫌い。冤罪晴れてからもずっと苦しんでる人はいるでしょうに、命は助かっても奪われた人生は返ってこないし、受けた痛みはそう簡単に癒えないはず。「死刑にさえしなければ、命以外のものは何だって取り戻せる」わけではないのだから。そういう事態に無実の人間を追い込んだものが、それ相応の罰や責任をどう負うのかってことは全く問題にされず、それどころか「冤罪って、ほんとに全て冤罪なのかね?」みたいな何とも無神経なことをやらかして終わるとは・・・。そういう思いをさせられる人間というのは極々少数であるから、そういう立場の人にどう思われても痛くないしーみたいな精神を感じてすごく嫌な気分。「冤罪かもしれないし、冤罪じゃないかもしれない」みたいなことを映画で遊びたいなら、も少し「これは単なる現実離れしたサスペンス映画ですよ」という体を最初から成して欲しい。冤罪を受けた者にとっては非常に大きな問題だというのに、なんてお気楽な道楽精神でフィルム使ってるんだろう? あんなオチがどうしてもやりたいのなら「冤罪で無実の者を死刑にした者は、自分の死で償わなければいけない」というくらいの均衡を持たなきゃフェアじゃない。
[DVD(字幕)] 4点(2012-03-29 01:46:00)(良:1票)
9.  [リミット] 《ネタバレ》 
むかし女の子が暗くて狭いどこかに閉じ込められてしまう映画をTVで見たことがある(タイトルが分かれば、また見てみたい)ので、このシチュエーションにとくに斬新さは感じないけれども、グイグイ引き込まれました。皮肉も利いていて、それが「そうそう!」と共感でき、普段なんとなくどこかで感じていることを自分の代わりにズバッと言ってくれてるみたいな気持ち良さがありました。「お~、おもしれぇじゃん!」とずっと見ていましたが、ラストに呆気にとられてしまいました。ここまで皮肉に収めるか? 何年か前から小説とかいろんなものでタブーを破ることが1つの動きになっていたことは知っていたし、そんな動きの中バッド・エンドの作品にも免疫ができてきたけど、やっぱどうしても元気なくなりますね。まぁ、たとえば夜のキャンプで友人と怖い話で盛り上がることなんかを考えれば、この話のオチはアリだと言える気がしますが・・・。見終わった後、つくづく考えてしまったんですが、人ってイメージに左右されて生きてるものだと思うんですよ。で、なんだかんだ言って映画が持ってる力というのは、いざ何かあった時に、それに対処する精神的エネルギーを与えてくれている気がするんです。なのに、どんだけ頑張ってみたけど無駄でしたっていう類のものを見せられていると、知らないうちに、現実に対してもメンタル的に弱くなりそうな気がするんですよね。数分の怪談話じゃないんだし、予想を裏切る「そんな結末があったのかぁ~!」ってどんでん返しなわけでもないんだから、こういうバッドエンドな映画はそろそろ減少していって欲しいなと思いました。ネタは非常に着眼点は好きなので、この結末にこだわるなら、身内が国とか会社を訴える物語として描いて、最後に主人公の死に報いるような終わり方とかしてほしいな(予算が全く変わるから無理かな)。そういうわけで、後味の悪さに2点減じます。気になって仕方なかったのは、上から引きで撮ってる映像で、板の数があまりに多くて「そんな天井高くないやろ!」と突っ込む以外にどうしろって言うのサ的な画があったことと、犯人から電話がある度に素直に出ちゃうこと。「聞こえない」とごまかしたり、電話に出ずに無視したり、電波の入りの悪い位置にわざと動かしたり、そういうことを一切しない。身内を保護してもらって犯人からの電話は無視って、無理な状況でしたっけ?
[DVD(吹替)] 7点(2011-09-09 22:05:57)
10.  サルバドールの朝 《ネタバレ》 
主人公が死刑になる前に、少なくとも人が一人死んだわけで、その人の命については何にも描かれないで、死刑にされた主人公の命だけ描かれる。よほどの過失とか、やむを得ぬ事情でもない限り、人の命を奪った者は、自分の命が奪われても文句は言えないと、自分は考えています。人がたくさんいるところで銃を撃てば、死人が出る可能性は大なのだし、銃を手にする以上それ相応の責任を持ってしかるべし。サルバドールは殺した警官やその家族について考えたり悔やんだりしない(少なくとも映画を観る限り)。警官殺しに至るまでに、体制側の酷さが充分に描かれて「こいつら人間じゃね~!」と、そいつらの命を軽く見積もれるくらいの描写があるのなら、サルバドールの死刑に何らかの思い入れも持って観れたかもしれないが、この映画を観る限り、主人公はタダのジコチューにしか思えない。「不当裁判」と言われても、人1人を殺した者の命が奪われる事にどれだけの不当性があるのか、そこがまるで伝わってこない。主人公の仲間は報復のため夜中に邸宅へ銃乱射。こういう連中を英雄みたいに言われてもピンとこない。死刑のとき、主人公の命に敬意を払えみたいなセリフがあったけど「殺しておいて敬意を払えとはどんな思想やねん?」と思う。生かす価値なしと判断するから殺すのだろう。敬意に値するなら殺しちゃいかんでしょう。実話とはいえ、看守との友情の成り行きも安い小説みたいで、もう少し描写に段階を持って欲しかった。
[DVD(吹替)] 3点(2011-05-26 10:30:33)
11.  蝶の舌 《ネタバレ》 
まさか、あそこまでの性描写があるとは思いもせず、10歳の我が子も共に観たのでした~! 慌てて気まずいムードを醸すのもどうかと、夫婦ともに笑って済ませましたが、あのシーンがどこまで進むのかヒヤヒヤでした。結局映画が終わってみて、あんなシーンを、あそこまで突っ込んで映す必要があったのか、夫婦共々疑問に感じたのでした。そして、何よりもスペインの当時の事情がよく伝わらない。突然に暗転していく先生の周辺事情が、10歳の子にはさっぱりワケ分からない作りになっていて、「なんで?」「なんで?」とまくしたてる我が子に戦争とか宗教とか思想信条の問題についてとか、説明しなければならなかった。大人が観ても、状況が伝わりやすいものにはなっていないと思う。少年の母親は心が醜くすぎる。先生の服を無償で仕立てたという状況があるにしても、あそこまで積極的な嫌悪を示し、子供にまでけしかける必要があるのか? 唐突な暗転エンディングに対して「なんで?」の渦に飲み込まれた我が子に、「あの人たちと仲が良かったと思われると、命にも関わるからだよ」と説明したところ、我が子は「そうだとしても、べつにあんなことしなくたって、ただ知らんふりしてれいればいいのに!」と返した。我が子からそういう強い言葉が聞けたことが、何より嬉しかった。狂気や恐怖の中にある大人の事情が主人公の少年に理解できているなら別だが、よくわけもわからぬまま母親の言いつけ通りに恩師を罵倒できてしまうというのは、結局のところ、それまでの間に道徳的教育がいい加減だったと思えてならない。まぁ、あんな母親だからね。自分のことしか考えないような人たちが戦争を作り出してるんじゃないだろうか?
[DVD(吹替)] 4点(2010-08-30 04:34:40)(良:2票)
12.  オール・アバウト・マイ・マザー 《ネタバレ》 
予備知識ナシで観たのですが、期待していたものとは全然違ってガックリでした。締めくくり方は「女性讃歌」を主張してそうですが、自分にはどうしても「オカマ讃歌」にしか感じられませんでしたし、そのオカマ讃歌に共感も感動も起きませんでした。絶対に映画のタイトルがいけないと思う。「これはゲイの話です」と分かるタイトルにしてくれればいいのに、「母親の全てについての物語です」みたいな面構えは、詐欺にしか思えない。男性と女性がいて、どちらもそれぞれの性差の中で良い所も悪い所もあって、そんななかで「女性はこういうものよね」「女に生まれて良かった!」などを主張していくなら分かるけど、男であることをやめて女で生きたい人間と、それに関わる女と・・・そういう世界観だけで「母親」なんて言葉を持ってこられても、自分としてはひたすら「???」でした。こういう世界観をルーツとする息子に、どういう男性観と女性観が培われるのか、それも気になりましたが、死んだのだから、ま、どうでもいいか・・・みたいな気持ちです。バカバカしい100分でした。
[DVD(字幕)] 2点(2010-08-22 09:56:23)
13.  パンズ・ラビリンス 《ネタバレ》 
なにこれ・・・・? これで「めでたし」なら、どんな誰の人生もハッピーになれるんだし、誰にどんだけヒドイことしたってOKだね。想像してごらぁ~ん・・・・ こんな映画作ってる暇あったら病院行きなさい! ストーリーは・・・何したって自分は幸せになどなれっこないと確信するキモヲタが、冷たい視線の非道なリアル世界に見切りつけて決別し、でも自殺するほどのことじゃないし「そもそも誰にも迷惑かけてないのに、なんで世間は俺に冷たいんだ。悪いのはお前らじゃないか」と思ったりしたもののリアル世界と対峙する気力も術もないし・・・せっかく生まれたのだから「生まれてきて良かった」と喜びを享受するため妄想ワールドで幸せをゲット。リアル世界では死んだも同然の存在だが、彼は妄想の世界でずっと幸せ。そんな話です(ウソ)
[DVD(吹替)] 0点(2009-09-03 16:16:24)(笑:1票)
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