1. アレクサンドリア
《ネタバレ》 セットから衣装まで当時を忠実に再現しています。 今まで観た史劇映画の中では最高峰。 ただそこまでやっておいて登場人物の考え方や行動原理が現代人なので興ざめしてしまいます。 ヒュパティアも現代のジェンダー的なものへの投影にしか見えなく、ヒュパティアを庇う男たちもヒュパティアに首ったけ以上の感情が読み取れませんでした。 かの地域では宗教対立は今でも続いてるので、現代にも通じるものとして見せたかったのかもしれませんがどうものめり込めませんでした。 脚本、俳優陣クオリティが高いので完全に好みの問題です。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-12-30 09:00:12) |
2. さすらいのガンマン
《ネタバレ》 続荒野の用心棒と静かなる殺し屋と観てきたけど同じ監督が撮ったとは思えないほど作風が違う。しかし一貫しているのは社会における不正への糾弾やマイノリティに対するまなざし。ここでもナバホ族が主人公やし、売春婦もたいていいい役。重いテーマを扱いつつも列車アクションありナバホジョーのゲリラアクションありとサービス精神を忘れていないのもいいね。だれるシーンもあるんでこの点数。テーマソングの脳内リピート高し。 ナバホジョ、ナバホジョ、ナバホジョー [DVD(字幕)] 6点(2014-08-02 22:25:31) |
3. 情無用のジャンゴ
《ネタバレ》 残酷描写をクローズアップしたせいでテンポが悪いし、シュールレアリズムと言えば聞こえはいいけどただストーリーに整合性が取れてないだけでは? (美少年が掘られる話はいらんやろー) 独特の退廃した雰囲気や全員が欲深い設定を活かせば、もっとおもしろくできたと思うんやけどな。 せっかくいい顔した俳優や女優をそろえたのに・・・。 とにかく主人公がたってない。ねじり鉢巻きはカッコいいけど。 ただメインテーマはマカロニ史に残る名曲。 [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2013-08-15 00:49:24) |
4. 続・荒野の用心棒
《ネタバレ》 とにかく独特の荒廃した世界観がすばらしい。 宿屋の妙な置物もポイント高い。 郷愁の西部的なモノがあまり好みではないのでコレは本当に嬉しい。 登場人物がまた外面、内面共に汚い、汚い(笑) ストーリーとしては前半のアメリカ人を相手にするあたりはビシっと決まっていたのにメキシコ人がらみなってからちょっとダレたかなぁと思わなくもなく。。。 ただラストはお見事! 映画館出た後主題歌を心の中で口ずさみながら棺桶を引きずるイメージで帰路につきました。 [映画館(字幕)] 9点(2010-06-20 09:17:39) |
5. 続・夕陽のガンマン/地獄の決斗
空を真っ赤な血の色に染めて夕陽が沈む時、 あのさすらいの口笛に死人の臭いをかぎつけたガンを片手のまよい犬 相変わらずかっこいい! 意味はないけどとにかく渋い演出が多すぎ(笑) 今回は前作と違いちょっとヒューマン気があるけどそんなものは無視。 ただ男たちの振る舞いを見てればそれだけでよし! さらにモリコーネの緩急つけた音楽が場面、場面を盛り上げる! 最後の決闘の凝りようは尋常じゃない。 ただ3時間は長い・・・。 娯楽ものやねんからもうちょっとエピソード削って話を絞ったほうがよかったかな。 [DVD(字幕)] 7点(2009-09-22 21:46:16)(良:1票) |