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1.  アンナと過ごした4日間 《ネタバレ》 
男が忍んでいるときのアンナの顔が初めてはっきり見えたのは、ヘリコプターのシーン。鏡越しにこちらで隠れている男と目が合うんじゃないか、とハラハラさせつつ、指輪をうっとりと眺め男の心を歓喜で満たしている場面。それまでは、ただいればいいという役どころで、スタッフの一人を使って演出しても安上がりに済んじゃうんじゃないか、などと思っていたが、このシーンから彼女は「対象」として生命を吹き込まれ、終盤やはり演技の力を見せる。裁判の場のアンナが素晴らしい。視線のそらしと凝視だけなんだけど。ああ東欧の女優さんの顔だ、と思う。なにか耐えに耐えて硬くなったなかに、人間味を潜めている顔。風景も久しぶりに、旧体制下の東欧を思い出させる陰鬱な静まりを見せてくれて、とても美しい。裁判の場で、寡黙だった男が「愛」という言葉を口にする。その場違いな唐突さ、驚き、その上で「この言葉以外にないな」と深く得心させられる。これレンタルビデオ店では「ラブストーリー」に分類されていたけれど、間違いなくラブストーリーなのだ。同じ姿勢でレイプされたもの同士の共感からスタートしたのかも知れないが(皿洗いから記憶がよみがえる趣向)、「愛とはこういうものだった」と、すごく極端な設定で普遍の本質を提示されたような感動があった。
[DVD(字幕)] 8点(2010-08-20 09:57:42)(良:1票)
2.  愛に関する短いフィルム
愛というよりも、恋うこと。窓と窓との距離を往復する互いの関心。限度を越えて関心を持ってしまうこと。見てるだけじゃなく、電話機を通して関わる。見てるだけじゃ我慢できなくて、自分を隠したまま、自分が彼女に作用しているところを見たがる(まるで『裏窓』だね)。次に慰めたくなり、ともう隠れていられないから、出てっちゃう。女のほうは「見せる」のね。ベッドを動かして。そうやって関わりあったものの、「キスしたいの? 寝たいの?」に答えられない青年。だって彼の頭にあるのは「関心」なのであって、一緒にアイスクリーム食べられりゃそれでいい。愛とは覗き合うことなのか、窓と窓との距離がないと、愛は生まれないのか。
[映画館(字幕)] 7点(2013-04-21 09:48:58)
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