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プロフィール
コメント数 2404
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

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1.  ヒトラーに屈しなかった国王 《ネタバレ》 
ナチス・ドイツがノルウェーに侵攻を始めた1940年4月9日から11日までの2日間の物語がストーリーです。立憲君主国において、王が非常時に果たすべき役割とは何か?というテーマのもとに、ノルウェー王ホーコン七世の苦悩をリアルに描いています。 まず、孫たちと遊ぶ平凡なお爺ちゃんとしか見えない王の日常にちょっと驚きです。ヨーロッパとはいえ小国の部類に入るノルウェーですから、王家のありさまも庶民的です。ましてこの王はもとはと言えばデンマークの王子で、1905年のノルウェーのスウェーデンからの独立時に議会から招聘された人で生まれながらに王になる定めではなかっただけに、謙虚な姿勢は好感が持てます。この役を演じるのは現007シリーズでMr.ホワイト役のイェスパー・クリステンセンで、この王のキャラは名演です。対するドイツ大使として王との交渉に奔走するのは、『ヒトラーの贋札』で印象深かったカール・マルコヴィクス。興味深いのは、この大使がヒトラーにはもちろん逆らえないけど、何とかノルウェーに有利になるように図りたいと頑張るちょっと信念を持った人物として描いているところです。終盤の王と大使の緊迫感あふれる会見がクライマックスですけど、両者ともよい演技でした。いまや絶対的な悪であるナチス・ドイツの代表者をここまで好意的に描くとは、ノルウェーという国の柔軟な精神が感じられます。対照的かなと感じたのは「売国奴」の代名詞として辞書にまでその名を遺すクヴィスリングの扱いで、セリフでは言及されるけどとうとう画面に登場せずでした。王と王太子の関係性もかなり踏み込んで描かれています。この時点ですでに他界していた母親である王妃を、王太子が辛辣に批判するシーンもあります。ウィキペディアなどではとても好意的に記述されている英国王室から嫁いだこの王妃にも、いろいろ批判される面があったみたいです。 結局この2日間でホーコン七世はヒトラーの理不尽な要求を断固拒否して両国は正式に戦争状態になります。英仏軍も加勢して抗戦しますが、二か月後には王室は英国に亡命しノルウェーは降伏します。でも1941年に始まるバルバロッサ作戦まで、ヒトラーが侵攻した国で最も長期間抵抗したのは実はノルウェーでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-01-30 21:19:14)
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