1. 歌え!フィッシャーマン
華があるわけではないし、淡々と映画は進む。だけどじわじわ心に染みてくる。厳しい自然に耐えながら、歌を心の糧にする。本当の豊かさとは何なのか考えさせられます。この映画では漁師だけではない、様々な人々が入れ替わり立ち替わり登場します。役人も車椅子の人も更正した元麻薬中毒者も合唱団のメンバー。みんな一緒。本当に北国の人って心は温かい。自然環境が苛烈な分、他人に対してはやさしい心で相手を受け入れられるのかもしれませんね。これは様々なシーンを楽しむと言うより、目の前に映し出される映像から「何か」を感じ取る映画だと思います。 8点(2004-06-24 20:57:30) |