1. ホテル・ルワンダ
フツ族とツチ族の抗争のことは、大学受験で世界地理を勉強したのを始めとしてその後も報道で多少は知っていましたが、こうして人間ドラマとして観ると、目も当てられない悲惨さに衝撃を覚えます。私のような日本人にとっては、この映画のように「XX人だから。XX族だから。」という理由だけで人が人を殺す感覚・現実が、本当の意味で理解できません。理解は出来ないのですが、こうした殺し合いが正しいことではないことは、直感的に理解できます。この映画は、こうした民族抗争の不条理さを直感的に訴えかけてきます。まあ、戦争映画で、戦争が正しい行為であるという思想で製作されたものはないと思いますが、それにしても、このルワンダ大虐殺を映画化したことの価値は高いと思います。 [DVD(字幕)] 9点(2007-01-04 18:29:02) |