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1.  雨の午後の降霊祭 《ネタバレ》 
サスペンス映画かと思っていたので最後の展開にびっくりでした。携帯電話やモロモロのアイテムがある現代と違ってアナログ感がありますが、かえってそこがもどかしく、不安を煽られます。身代金の受け渡しはもう少し何かあってもよかったかな(旦那の発作が起きるとか)家を調べる場面と重なって緊張感はすごかったです。降霊は動機だけかと思っていたら、アーサーの正体と同じく最後にガツンとやられました。私は少女は助かったと思いたいところです。降霊に現れた少女の母親に「娘さんは帰る」と言った旦那は、彼女も妻と同じ目に合わせてはいけない、と思ったのではないでしょうか?少女の証言で警察が家にやって来たのではないか、と。これは観客に委ねているので、いろいろ解釈出来るところです(病気で亡くなったという解釈も出来るかも?;)台詞も少なく、過剰な演出もないのに緊迫感が切れません。役者さんの熟練した演技がすごい。これは、サスペンスでもホラーでもなく、淋しい夫婦の哀しい愛の物語でした。
[DVD(字幕)] 7点(2010-09-15 16:13:58)
2.  ある公爵夫人の生涯 《ネタバレ》 
史実が元で、この時代の女性の話なので少し予想していましたが、予想の範疇でした。特別好きな女優ではないけれど、豪華な美術に埋もれないキーラの美しさはため息もの。初夜の彼女の身体についたコルセットの生々しい痕が、この時代の女性を象徴している。型に押しこまれ心も身体も悲鳴をあげているのが聞こえてくるようだ。社会的な位置を確率出来ない彼女達の生きがいは子供だけ。子供だけが「個」である唯一の証し。家と夫(飼主)の許す範囲の『適度な自由』しか与えられない境遇はペットのよう。夫人の言葉通り「犬と同じ」である。そんな社会に疑問を持つ夫人と、社会を変える夢をもったグレイ氏が惹かれ合うのは当然だったろう。型通りの公爵夫人で満足の女性ならともかく、心に翼をもった彼女にとって、檻のような型を要求する公爵との結婚は不幸だった。公爵は非常に狭小でつまらない男だ。イライザの出産を許したのもグレイ氏が議員になるぐらいの貴族だったからだろう(グレイ氏が庶民階級なら違ったと思う)「世継ぎを産め」と夫人を縛り、それが出来なくなると義母と子供の手紙を使って縛るという情けなさ。連れ戻すのに「お前は私の妻だ。だから連れて帰る」と一人で言う事も出来ないのだ。自分の情けなさに気づかないところがまた哀れである。彼は公爵以外の生き方を知らない。一人の男としての生き方なんて知る事さえ許されなかった。皮肉な事に夫人の自由を奪う事で、自分が「自由で無い」のを知った気がする。夫人もそれが分かったから、この夫となんとかやっていく事にしたのだろう。どの時代のどんな立場の人間でも「自由が無い」事は不幸である。この映画の息苦しい閉塞感と、声にならない心の悲鳴を感じて観賞時は胸が苦しかった。史実でもこの公爵夫人を知った方がもっと感情移入しやすいかも。
[DVD(吹替)] 7点(2010-02-17 11:14:43)(良:1票)
3.  アバター(2009) 《ネタバレ》 
元旦に鑑賞。新幹線3時間乗車でも酔い止め薬を飲む私に3Dは無理と判断して通常版です;でも、パンドラの美しい世界を体感出来ました。CGなのに質感があるのがすごい! これは、若い世代の人に観てもらいたくて作った映画だと思います。 内容は「ダンス・ウィズ・ウルブス」などと同じ、侵略による破壊と絶望の物語。 が、今時、インディアが開拓者に略奪、破壊された話では誰も観てくれないんですよ(泣) 今も侵略者(先進国)による資源の詐取・略奪、自然破壊、虐殺は地球上で起きているのに。破壊と略奪をしながらも、罪悪感さえ覚えない人間がいかに醜いか、グロテスクか感じて欲しいのだと思う。 グレースが地球人として初めてエイワの元に還ったのは大きな意味があると思います(この星の生物はテレパシー能力があるみたいだし) ラストにパンドラの生物達が一斉に攻撃してきますが、私は「自然」が「人間」を拒絶したように感じました。 自然がなければ生きていけないくせに、すべてを陵辱する「人間」を完全に否定した。 ジェイクは最初は赤ん坊と言われていた。つまり「あれもこれも欲しい」と奪うだけだった(彼の場合は「足」とか) 自然は常に「環」になっている。何かをもらえば何かを還す。 ナヴィの教えでも命のエネルギーは借り物、だから最後の土になって還す(土の栄養分などになる)一方通行はありえない。ジェイクは最後に人間を捨てた。その犠牲を払ったからエイワに受け入れられたのでしょう。「今の人間」では自然に否定され続け、いつか滅びる。 これは警鐘の映画だと思う(ヒーローものではなく。だから伝説の男はすぐに退場した) 人間に「いつまで赤ん坊でいる?いい加減、愚考を繰り返さず成長しろ。目を開け!」というメッセージではないだろうか。 軍隊の中で唯一の良心だったトゥルーディが死んでしまったのは悲しかったです (ジェームズ・キャメロンって強い「女戦士」好きですよね(笑)エイリアン2でもいたし) 「相手の立場になって考える」を出来る人が少なくなってきたので、3Dで「略奪される側の絶望」を体感させようとしたのかな~とも思ったり。 逆にいえば「それぐらいしないと考えない」という事かも…;(ちょっと淋しい;)
[映画館(字幕)] 8点(2010-01-11 14:56:43)(良:1票)
4.  愛人/ラマン 《ネタバレ》 
かなり昔、アジアの湿度と埃っぽい雰囲気に憧れて映画館で観賞致しました。 映像と音楽が素晴らしかったです。 話題になっていた情事のシーンも猥褻ではなく、エロティックの範囲で撮られていたように思います。 少女の年齢と二人の関係は道徳的な角度からはいろいろと問題があると思うのですが、観賞時は映像と音楽に聞き惚れて、この世界にダイブするのがよろしいかと思います。 少女の「私はついてる」の言葉通り、15歳半の少女が愛人になるにあたって、あの御曹子は精神的ショックが少ないですむ相手だったんじゃないでしょうか?(中国人だったり、なれてるとか、育ちが良い、とか) 後日、DVDで鑑賞した時に吹き替えで観たのですが、ナレーションの女性がとても良かったです。
[映画館(字幕)] 7点(2008-12-13 17:19:26)
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