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1.  アバター(2009)
立体視による埋没効果を云々する前に、映画の制作方法において、エポックメイキングな作品であると思う。モーションキャプチャした俳優の動きや表情が、3D-CG で構築されたパンドラの世界にリアルタイムで投影されるという撮影現場は巨大なVR環境で、それ自体が現代最高峰のゲームマシンとも言える。  俳優の動きによって生命を吹き込まれるナヴィ人たちは、映画のプロットにおけるアバターそのもので、仮想世界でのシーンに合わせ動きを自在に調整しながら演技できる。個別のテクノロジーは目新しくないものの、全てをこの次元で組み合わせひとつの作品にまとめ上げた力量には頭が下がる。  ジェームズ・キャメロンは、他の作品同様、技術の限界を非常によく心得ている。俳優を排除した全編CGなどの作品に手を染めることはせず、この作品ではまず俳優とCGをシームレスに接続した。俳優はもはや容姿などの物理的制約から解放され、動きや表情や声や間合いのみで評価される時代の到来をも予感させる。  3D-CG を乱用した薄っぺらな合成 VFX に飽き飽きし始めた視聴者にとって、リアルとバーチャルのそれぞれの強みを見事に融合した本作品は、高い芸術性を感じさせる新鮮な映像体験だった。1950年代から何度も制作されては失敗してきた立体視映画が、やっと成熟してきた他の技術と融合された結果、単なる珍しさを超え初めて大衆に受け入れられたと言える。 3D-CG との混同を避けるためあえて立体視と呼ぶが、立体視でなくとも十二分に楽しめる作品に仕上がっている。
[映画館(字幕)] 9点(2010-01-03 02:04:56)
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