1. ギャング・オブ・ニューヨーク
《ネタバレ》 時代背景に惹かれるものがあります。 陽気さと野蛮さと埃っぽさが開拓時代のアメリカっぽくて楽しいです。 構想30年を要したといわれるだけあって 人間と時代のドラマに壮大さが感じられました。 キャメロンディアスの赤髪は自分的になしなのですがやっぱ彼女は素敵だと思います。 憎むべき敵に慕われ、またその敵に自分の父親の姿を投映してしまう複雑な心境が見どころでした。 運命あるいは宿命的なものを感じさせる展開が時代の渦とともに 巨大なものと化していく感じが男としてはたまらない要素です。 正直細かいところはよく分からなかったんですが。 登場人物のキャラクターが洒落ています。ゲームやファンタジーに出てきてもおかしくないキャラもいました。 ビルが印象的でした。 [DVD(吹替)] 6点(2016-05-05 23:01:15) |
2. 凶人ドラキュラ
《ネタバレ》 これぞ本来のドラキュラである、とでもいうかのような迫力のあるドラキュラ役が好評価。 名優クリストファー・リーが演じるこのドラキュラを正統派といわずしてなんといおうか。 ドラキュラの復活のシーンがよくできている。 儀式がオカルトらしくていい。 この映画の牧師さんはかなりワイルドだ。 聖典の代わりに銃を担いでいる。 ドラキュラの最後って大体の想像はつく。 心臓に杭を打たれるか日の光を浴びることでその呪いの歴史に終止符を打つドラキュラ映画は多いと思うけど、 この作品のドラキュラの最後は少し独特なのかも。 本来のドラキュラの恐怖が味わえる希少な映画であると思う。 [DVD(字幕)] 8点(2013-12-11 21:58:02) |
3. 吸血鬼サーカス団
《ネタバレ》 かなり面白いハマーホラー。 その昔、シュテッテル村では少女が次々と行方不明となっていた。 犯人はその土地の城主で彼は吸血鬼だった。 村人は結束して吸血鬼を倒した。 しかし村は吸血鬼によって呪われてしまった。 十五年後、黒死病の蔓延する村に奇妙なサーカス団がやってきた。 彼らの正体はおおよそ吸血鬼だった! 村人と吸血鬼サーカス団との大戦! 従来のハマーホラーのヴァンパイア映画と比較すると エンターテイメント色が強く怪奇色は減ったのかもしれないが、 しかし中世ヨーロッパの雰囲気は色濃く、サーカスと吸血鬼の組み合わせによって怪しい雰囲気は増した。 物語がすすむテンポは良いと思う。 美男美女が多いだけでなくキャラクター性が凄く高い。 キャラクターだけで楽しい映画だ。 ドーラがめちゃくちゃ美少女。 黒豹の男がイイ表情してる。 森で獣に襲われる悲惨なスプラッタ描写が強烈。 怪奇映画とエンタテイメントとが見事に一体化した傑作怪作ヴァンパイア映画。 [DVD(字幕)] 8点(2013-04-12 00:04:55) |
4. 吸血ゾンビ
《ネタバレ》 ゾンビの原点ともいわれるハマー・ホラー映画。 恐怖城ホワイトゾンビのような、ブードゥーの魔術でゾンビを生み出すみたいな映画だ。 恐怖城ホワイトゾンビほど不気味な演出や恐怖表現は成功していない。 働くゾンビがたくさん出て来た。 本来ゾンビとは主人に仕えて働くものだったらしい。 そんなゾムビーのメイクはけっこう迫力ある。 いきなり最初のゾムビ―が出てきた場面はびっくりした。たぶん名場面だ。 アフリカ系の太鼓のサウンドが呪術っぽい迫力はあるけど時にバカっぽい。 恐怖城ホワイトゾンビはベラルゴシという怪奇名優の怪演がマニアにも喜ばれたが、 この吸血ゾンビはおどろおどろしいゾムビ―以外に目立った点はない。 アンダーグラウンドな不気味さはあるが、吸血鬼映画のような幻想性はない。 ハマーホラーの怪奇な雰囲気はまあ楽しめるか。 ジェームズフォーブズ卿はひとりで活躍し過ぎだ。 [DVD(字幕)] 7点(2013-04-03 23:41:08) |
5. 恐竜100万年
《ネタバレ》 なんだか「恐竜」というよりも「巨大生物」って感じがした。 この作品を観て「映画にセリフはいらないかも」とか思った。 そのくらいセリフ無しでも、物語がちゃんと進行して行き、そして退屈させないのは凄い。 でも映像に違和感があるっていいですね。なんだか迫力があります。 巨大亀と戦闘するシーンは「横スクロールアクションゲーム」をしているようだった。 地底人みたいな生物もとても不気味でよかった。 なにより「恐竜」が「怖いもの」として描かれているのが良かった。 こういう衣装は肉体美を引き立たせる。黄金色に輝くとても健康的な肉体美。 衣装デザインもとても良いと思う。 木に登って怯えている子供が喜んでいるようにしか見えなかった。 女性たちがエロ過ぎる! やっぱ恐竜って夢がありますね。 『これだと思ったんだけど、僕が探していた作品となんだか違うんだよね。僕が観たかったのは昔に観たもので、この作品と似ているんだけど違う。冒頭の場面で「太陽崇拝」の儀式みたいな事をしている。そんな作品を何方かご存知じゃありませんでしょうか』 [DVD(字幕)] 7点(2008-02-09 02:55:28) |