Menu
 > レビュワー
 > Cinecdocke さんの口コミ一覧
Cinecdockeさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 894
性別
自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  Vフォー・ヴェンデッタ 《ネタバレ》 
"V"は象徴である。 彼を演じるヒューゴ・ウィービングは最期まで素顔を明かすことはないし、 実は女性と匂わせる表現もあるが定かではない。 つまるところ、誰もが社会を変えられる"V"になれるということ。  もちろん"正義"のためなら非道行為を厭わないテロリストの側面を持ち、 自由と権利を手に入れることは各々が自覚し血を流すことだと言える。 数多くの犠牲を経て民主主義を手に入れた欧米の歴史そのものだ。  あの大爆発で強烈なカタルシスを感じたが、良い未来になるとも限らない。 権力者の言うことを受け入れて平穏に暮らしたいか、 抑圧を跳ね除けて閉塞感を打ち破りたいかは一人一人が決めること。  見たのはもう昔の話であるが、現在の社会情勢と大きく重なる。 侵攻を続けるロシア政府の姿勢を自国民がどう選択するのか。 そして日本も同調圧力に従うままどこかで諦めていて、緩やかに悪い方向に進みたいのかと。
[DVD(字幕)] 6点(2022-06-28 21:34:19)
2.  裏切りのサーカス
登場人物はそこまで多くなく、時系列を必要以上に組み替えるほどではない。わざと難解で複雑そうに作っている(原作そのまま?)ところがウィークポイント。コリン・ファースとトム・ハーディがどこに出ているのか分からないくらいに、入り組んだ物語に集中しようとしても振り落とされる。蒼くくすんだトーンの映像に差し色として金色やピンクの壁紙が映えるクラシカルな美術、冷戦当時を再現した空気が良いだけに残念。過剰演技のゲイリー・オールドマンが本作では打って変わって抑制された演技で、スパイの悲哀と孤独を体現している。仲間だがお互いに誰も信用しない。陽の目を見ない世界で孤独な戦いに身を投じる姿は渋くカッコよく思えた。
[DVD(字幕)] 6点(2017-12-11 20:42:04)
3.  ウォッチメン 《ネタバレ》 
第2の『ダークナイト』の成り損ない。ギリアム、アロノフスキー、グリーングラスが降りた企画からしても、『ウォッチメン』の世界観を911以降に再現させるにはあまりにも複雑すぎたのだろう。だからと言って、原作のトレースで済ませ、冷戦時代の話を今更語られてもね・・・。痛覚を喚起させる暴力描写、スタイリッシュなカメラワークがなかなか良いだけに退屈な構成が残念になる。ロールシャッハが魅力的だ。チビで不細工なのにも関わらず、絶対的な信念を持った反面、妄執に満ち溢れイカれてる。「真実こそ正義」。今ある社会は自分たちにとって正しいのか。誰もが自分の正義を持っている以上、民主主義的に多数決だから事なかれ的に"正しい"と選んでいるだけだ。3時間以上のノーカット版を見れば印象が変わるかもしれないが、そこまで入れ込むつもりはない。挑戦を恐れた監督の限界を露呈させた結果がこれなのだから。
[DVD(字幕)] 6点(2017-08-02 23:05:02)
4.  ヴァルハラ・ライジング 《ネタバレ》 
低予算で作られた映画だろう。しかし、映像は力強く且つ平静を保っているようで安さを感じない。セットは最小限で荒涼な風景が隻眼の男の心象世界を映し出しているようだ。北欧神話がベースのため、その知識がないと厳しい作品であることには違いないが、一言も発しないマッツ・ミケルセンの存在感が、下手すれば破綻しかねない強靭で脆い作品スタイルを支えている。ヴァルハラは英雄の墓標を意味しているらしく、予知能力で見える血のように赤い未来に向かって、彼は心の平安を求めて死を欲しているのだと解釈した。
[DVD(字幕)] 6点(2015-06-09 19:42:55)
5.  ヴェラ・ドレイク 《ネタバレ》 
まるでドキュメンタリーのように描かれる淡白な演出は、堕胎という深刻な問題を扱っている故か。キリスト教が重要な立ち位置を根強く残す時代、ごく普通の中年女性が善意で行っているそれは、倫理的に許されるものではないが、性暴力による望まぬ妊娠であるものなら、妊娠した女性も生を受けてしまった子供も不幸になるだけだろう。その命に価値があるか否か、綺麗事で片付けられないことをヴェラ・ドレイクは理解しているかは分からないが、罪に対して無知だとしても救いたい気持ちは本物なのだろう。奇跡が起きるわけもなく、法は容赦なく彼女を裁く。彼女の帰りを待ち続ける残された家族のショットが善意の対価、喪失の大きさを突き付ける。現在でも女性蔑視の構図は変わらないまま。老いを受け入れたような達観さのあるイメルダ・スタウントンは名演。
[DVD(字幕)] 5点(2018-08-10 19:41:53)
6.  宇宙人ポール 《ネタバレ》 
エドガー・ライトが監督でないことを除けば、いつものサイモンとニックのコンビに ステレオタイプな姿の宇宙人ポールが加わったドタバタ珍道中。  好評な割にあまり乗れなかった。 クセが少なく、見やすく、ただストーリーがダレ気味であまり印象に残らない。 ポールがスピルバーグ本人に電話で『E.T.』のアドバイスをしたり、 ラスボスが『エイリアン』で死闘を繰り広げたシガニー・ウィーバーだったりと、 面白そうな小ネタはあったんだけどね(すごく贅沢な使い方だ)。  遠い昔に見たままだったので、機会があればもう一度見たいと思った。
[DVD(字幕)] 4点(2023-07-29 11:29:07)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS