1. 堕天使のパスポート
大都市の移民や不法滞在者を主人公にしたという題材が新鮮で、サスペンスタッチの展開も面白かった。 需要のあるところに供給がある、というわけで、ここでその対象になるのはびっくりのシロモノ。ウーン、、これを伏せるとちょっと書きにくいんだけどこれ以上書いていいやら悪いやら・・ 一応サスペンスだし話についてはホントに書きにくい。 一つ言うと私たちならば簡単に手に入るパスポートも事情ある人たちにとってはとてつもなく貴重なものだということ。外国でパスポートが狙われるというわけもよく分かる。 シェナイ役のオドレイは、アメリのイメージとは全く違う感じのオドオドした日陰のトルコ難民。 彼女を助けるアルジェリア人オクウェ役のキウケテル・イジョフォーは「ラブ・アクチュアリー」にも出てた人だけど、ここでは役得もあって印象が強い。その他弱者を食い物にするR・デ・ニーロ似の支配人など、登場人物たちの事情が次第に明らかになっていくところも飽きさせない。 話にいくつか疑問点もあるものの、ストーリー展開についてはスカッっとしたしとても興味深くて面白かったので7~8点と迷いつつ、、 7点(2004-10-28 20:46:23) |
2. 太陽と月に背いて
詩人としてのランボーではなくプライベートな面を描いて、彼の特異な生き様を見せてくれる。ランボーとヴェルレーヌのホモ関係って全く知らなかった。ちょっとついていけない世界です。でも皆さんおっしゃるとおり、ディカプリオの演技が素晴らしいです。人に勧めるならこの点ですね。まぁきれいで表情が豊かで表現力もぜ~んぶお見事です。亡くなる時のシーンにも驚いた。(でも亡くなってから布をかぶせる前の一瞬、まばたきした!)確かに詩人としてのランボーはほとんど描かれていないけど、彼をより理解する裏話としてはいいのでは? 6点(2003-09-15 16:02:31) |
3. ターミネーター
ストーリーといい、アイデアといい、スリルとおもしろさにあふれた娯楽アクション映画。シュワちゃんがいかにも冷酷な機械人間で、そのインパクトが強く焼き付いてしまった。サラと未来人間とのラブロマンスとその死もあって、これには泣けました。 8点(2003-05-26 14:56:04) |
4. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 セルマが警官にお金を盗まれたあげくの殺人なんだから事実を言えばいいのに・・ってイライラ。あげくに死刑の場面までご丁寧に見せて益々イヤな気分になる。息子の目の治療のために・・と言いながら周囲の親切にもかたくなな態度のセルマには全く共感できなかった。唯一久しぶりのドヌーブが良かっただけ。今まで見た中でもトップクラスの不快な気分になる作品だった。<追記>皆様のレビューで見かたを教えていただき、なるほどと思いましたがやっぱり私の好みじゃありません。 2点(2003-04-06 22:18:06) |
5. 第三の男
何回か見たけど光と影がモノクロゆえにとても効果的。ハリーという人物そのものを現しているかのような使い方で、下水道の場面も足音とこれも光と影がサスペンス効果を高める。軽やかなチターの曲が緊張感を和らげてくれる。 8点(2003-04-05 21:32:59) |