1. 時計じかけのオレンジ
《ネタバレ》 こないだリバイバルでやっと本作を映画館で観れた。感激。まあそれは置いておいて、とても誤解されやすい作品だと思うのであえて断言させていただく。(心象悪くしたらごめんなさい。) みなさーん!この作品は「コメディ」です。全然、そう見えないかもしれないし、実際に全く笑えないかもしれない。しかし、キューブリックは絶対にこの作品、観客を笑わせようとして作っている。まずは笑わせることを最優先にして作っている。劇場全体がドッと湧くような笑いではないが、それぞれがニヒヒヒと静かに笑うタイプの笑いで溢れている。それ以外の要素が強すぎて、見る側に伝わらないことが多いと言うだけのことだ。と言うわけで、ピンと来なかった方もあまり深く考えず「これはコメディである」と思ってもう一度観てみたら、今まで見えなかった景色が見えてくる・・かも?(ちなみに黒澤明監督の「生きる」も同じ傾向の作品だ。) [映画館(字幕)] 9点(2019-11-09 21:19:29)(良:1票) |