1. ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン!
前評判を聞いていながら劇場公開は逃し、DVDを予約したのはいいけれど、納品されたのに安心して長いこと机の上に放置していた作品。ついでに言うと、最近はレンタル三昧で購入DVDの多くは放置ってな有様。 で、今日は風邪気味で外出も出来ず、ふと思い出して観賞。あぁ何て馬鹿だったんだろ、こんな面白いのが手元にあったのに放置していたなんて!後悔に次ぐ後悔の嵐。こりゃぁ面白い!実に良く出来てる! イギリスのコメディには、馬鹿馬鹿しいの限度を超えたお馬鹿ものモノもあるけど、この作品のようなシニカルさを強調したのもありますよね。ここではそれが凝縮されてて、ちょっとしたカットも見逃せない。実に良く出来た脚本と構成、キャスティングの妙、何気に挟まるグロカット。よくよく考えればとんでもない猟奇事件なのに、サラッと流してしまうスマートさ。なんともお洒落です。 この手の作品としては長尺の部類ですけど、DVDプレイヤーのカウンターが90分を超えたあたりから「え~もう終わり?もう少し観たいよぉ!」って気分に。決して長過ぎることないし、どんでん返し的なシーンが2度3度繰り返されるのは、リクエストに応えてくれてるみたいで嬉しかったな。 というわけで、DVD買って良かった!オマケのパラパラも楽しい! [DVD(字幕)] 9点(2009-11-03 15:19:31)(良:1票) |
2. ボブという名の猫 幸せのハイタッチ
《ネタバレ》 原作は勿論、本作も話題となっていたことは知っていたものの未読・未見でした。海外ニュース等でも取り上げられていましたね。 実話で、ある程度結末も知っていたので、安心して鑑賞。フィクションだと、お約束のように危機的状況とかが盛り込まれるので、特に動物モノは感情移入して悲しくなってしまうからあまり観ないのだけれど、この作品は大丈夫。 それにしても本当に実話?と思ってしまうぐらいのボブの幸運の女神感(オスだけど)。こんなことってあるのですね。ジェームズの生き様は、少なくとも作品で描かれている範囲では決して褒められたものではないけれど、彼の何かが光っているからこそボブは彼に手を差し伸べたのでしょう。 運命論的、あるいは宗教的に受け止めたくなるぐらいにハッピーな物語。理屈なしで受け止めてみるべき作品でした。ジェームズがなぜここまで落ちてしまったかとか、途中生命の危機に陥った友人がどうなったかとか、彼女との恋の行方とか、もう少し描いてもいいかなと思えないこともないけれど、ボブが本人(本猫?)というだけで降参です。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2020-07-11 13:01:56) |
3. 僕らのミライへ逆回転
JBの作品はどれもいいですね。中には観る者をかなり選んでしまうものもあるけれど、その分を差し引いてもいいなぁ~。 本作は比較的観る者を選ばない良作。てか良心作。いつもながら、うんざりするほどコテコテのJBのキャラなんだけど、周囲の人たちから決して排除されない、どこか憎めない馬鹿野郎を演じ切ってますね。持ち味としか言えないです。 そして、皆さんのレビューにもあるように、作品全体としては映画への深い愛情、レンタルビデオ店を通じた人と人との温かい交流、あるいは最早絶滅危惧種となったビデオテープ文化へのオマージュ、さまざまな想いがしっかりと焼き込まれていて心地良い。 やっぱり映画は面白いですね~。 [DVD(字幕)] 8点(2009-10-25 23:49:05) |
4. 暴走特急 シベリアン・エクスプレス
《ネタバレ》 見応えのある一本。謎めいた雰囲気がいい感じです。 ストーリー的にはありがちなんですけれど、途中ヒロインがあっさりと殺人を犯してしまう。このあたりから一味違う展開になります。 ドキドキハラハラってこともなく、ミステリー仕立てでもないけれど、落ち着いた展開に安定感を感じます。キャスティングもいいのかな? ただし、この邦題はどうなんだろ?「暴走」しないし… 紛らわしいなぁ、ジャケットともども。 [DVD(字幕)] 7点(2010-07-27 01:28:41) |
5. ボディ・アーマー
《ネタバレ》 冒頭の知事暗殺シーンからは結構期待させられるんですけどね。どうにも粗い。シナリオも演出も粗い。敵キャラは弱い。展開も先読み容易。でもって、あまりにあっけなく終わってしまう。90分で限界の作品です。テレビの2時間ドラマのつもりで観れば楽しめるかな? [DVD(字幕)] 3点(2009-01-21 01:08:10) |