321. リトル・ダンサー
《ネタバレ》 バレエが大好きな子が初志貫徹して頑張りました、と一言でまとめられてしまう内容なのだが、分かりやすい盛り上げを抑えて淡々と主人公の周辺生活の描写に徹しているのが良い。通知書を主人公が開封しているときの、別室での家族の表情と仕草が印象的。 [DVD(字幕)] 6点(2010-11-04 01:41:20) |
322. 理想の女
もっとどろどろしまくりの内容を期待していたのに、大半のシーンが半説明的な会話が繰り広げられるにとどまっており、心理の動きが観念的にしか描かれていない。スカーレット・ヨハンソンも、あまり表情が生きていないような・・・。 [DVD(字幕)] 4点(2010-09-04 23:50:37) |
323. シテール島への船出
設定が回りくどいので、いろいろな映像上の技法も、すごく観念的に感じてしまいます。作品の重量感が、停滞感の方につながってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-08-28 01:56:13) |
324. ジェラシー(1980)
終始陰鬱間漂う作品世界はなかなか心地よくはあるのだが、各シーンの細かい切り方や順序の入れ替えなど、最初から最後までほとんど同じような構成で進められると、途中からはかえって単調になってしまう。作品としての存在感はあるが、中身は印象に残らない。 [DVD(字幕)] 5点(2010-08-10 23:04:12) |
325. 愛の風景
それにしても長かった・・・ストーリーだけ考えればそこそこ波瀾万丈なはずなのに、それを感じさせないのは、演出が平坦なせいでしょう。風景と映像の美しさに5点。 [DVD(字幕)] 5点(2010-07-17 00:11:18) |
326. ミス・ポター
結局、主人公の何を描きたかったのかが分からないし、なぜこの人が選択されたのかも分からない。ポターという名前先にありきで作ってしまったのではないか? [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-06-27 20:35:07) |
327. マザー・テレサ(2003)
同じようなトーンで最後まで続く起伏に乏しい内容なのだが、オリビア・ハッセーの気合の入り方によって、画面が常に一定の力を保っている。ここまで存在の力がある人だとは思わなかった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-06-23 02:17:21) |
328. 恋するシャンソン
歌の部分がただの「歌の挿入」にしかなっておらず、演技部分と一体化されていない、というかむしろ逆に明白に別物になってしまっている。この時点で私にとってはダメです。内容自体も、いろんな人が登場する割にみんな似たような感じなので、手法としての群像劇の意味がありません。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2010-05-31 23:41:45) |
329. 荒鷲の要塞
イーストウッドはこの種のアクション軍人役は全然似合わない、とよく分かったのが唯一の収穫でした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2010-05-15 01:29:36) |
330. ロビンとマリアン
主役の2人が、ロビン・フッドとその恋人というよりも、長年連れ添った老夫婦のように見えてしまうので、さっぱり話に入り込めない。美術や衣装関係もチャチすぎ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2010-04-21 23:21:37) |
331. 大いなる遺産(1946)
結局この主人公は、その人生において何がしたかったのでしょうか・・・ほとんどは環境に流されるままに生きているだけであって、そんな人物の半生を順々に追われても、大して面白みはありません。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2010-04-14 02:59:14) |
332. 僕らのミライへ逆回転
《ネタバレ》 ジャック・ブラックを使っている割には設定や展開が回りくどく、各人のキャラも引き立っていない気がする。そもそも、スタートのビデオ全部が駄目になるという問題発生の理由付けからしてかなり強引なので、この種のオタクコメディに必須である「日常生活感」が削がれており、その辺で一貫性のなさが生じてしまっているのです。 [DVD(字幕)] 4点(2010-02-25 04:01:15) |
333. 仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督)
四銃士の豪華さだけで目がくらみそうになります。レオ様くらいを持ってこないと、この主役は務まらないでしょうね。こういうのは皆様の個人芸を堪能すればそれだけで十分に楽しめるのですが、大道具と映像がしょぼかったのは残念でした。 [DVD(字幕)] 6点(2010-02-09 01:40:23) |
334. わが命つきるとも
《ネタバレ》 俳優たちの演技は重厚、衣装や美術関係も華麗、各シーンにじっくり時間をかけた落ち着いた流れ・・・と本来なら良い内容になるはずなのに、見ていてもあまり感興が湧かないのは、キャラクターのやっていること自体がそれについていってないからなんでしょうね(離婚がどうのこうのという一点だけで延々引っ張ったりとか・・・)。裁判の場面はさすがに迫力がありましたが、結局そこであっさりと終わってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-01-17 00:58:36) |
335. アバター(2009)
《ネタバレ》 ジェームズ・キャメロンが偉いのは、3Dという使いやすい宣伝文句を前面に押し出しながら、その中で一貫して「自分のやりたいこと」をやっているということである。勧善懲悪、強い女性キャラの登場、最後は一大決戦ですかっと決着。80年代から愚直なほど手法が変わってないのには感心する。それと、見ていて終始嬉しかったのは、特殊映像と効果音の洪水に紛れて、ジェームズ・ホーナーがここぞとばかりにやりたい放題コテコテスコアを炸裂させまくっていること。笑みが止まりませんでした。私にとっての見所はその2点。 [映画館(字幕)] 6点(2009-12-30 03:05:00) |
336. オーメン(1976)
《ネタバレ》 日常生活の中に何気なく出てくる恐怖こそが、現実感があって何より怖いのです。だから、神父串刺しとか記者切断みたいなおどろおどろしいものよりも、最初の自主的(?)首つりの方が恐さのレベルは上です。途中、イタリアでの調査なんかが妙にのんびりしていて、そこでペースダウンしていますね。音楽に+1点。 [DVD(字幕)] 6点(2009-12-23 12:22:47) |
337. スペースバンパイア
もちろん、点数はバンパイアお姉さんに対して。とはいえ、メイクアップや視覚効果も、結構頑張ってましたね。めちゃくちゃ強引なラストのプリミティブな説得力に+1点。 [DVD(字幕)] 6点(2009-12-07 00:51:57) |
338. HELP!四人はアイドル
中身はまったく適当で、ストーリーなどはあってなきがごとき、というかはじめからありません。当時の動く4人が十分に見られるという点にのみ価値のある作品。しかし、そういう点でも価値が出るということからすると、アイドル映画というのもそれはそれで重要なのだという悟りを開くこともできる作品。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-11-25 00:29:52) |
339. Dear フランキー
本来、良質のドラマがあるはずなのに、終始淡々と各シーンを追っているだけなので、平坦な描写になってしまっている。状況設定の特殊性をもっと生かせなかったのかな。派手な色遣いを極力抑えた映像感覚は良い感じだったので、そこに4点。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-10-28 03:16:35) |
340. ダンス・ウィズ・ア・ストレンジャー
《ネタバレ》 ほとんどが夫もしくは浮気相手とのどろどろしたやりとりを延々と描いているだけで、実に単調な内容です。せっかく「イギリス最後の死刑囚」という題材を得ていながら、メロドラマにしかなってません。もっと、日常の交友範囲、子供とのやりとり、裁判手続や判決後の部分など、描写の対象はいろいろあったはず。などと文句を言いつつも、作品全体にみなぎる静かな気迫と迫力はなかなか印象的だったので、一応この点数。 [DVD(字幕)] 6点(2009-10-20 05:15:29) |