61. 1984(1984)
《ネタバレ》 自分の行動が全体の中では塵芥に過ぎない事までをも受け入れてレジスタンスに身を投じたのに、釣る為の罠だったとは… この僅かの隙すら許されない絶望感が、映画ではさらっと流されていて残念でした。近い時期に上映された「ブラジル」に良い所を持っていかれた感じ。それにしても1984年を20年も過ぎた現在、これに似た国がお隣にあるのは怖ろしかばい。 6点(2004-03-19 21:51:14) |
62. ターミネーター4
《ネタバレ》 個人的にターミネータの魅力とは敵役の面白さ。1のシュワ、2の液体人間、3の美しきアンドロイド、本作にはそれが無い。例えて言えば悪魔超人も完璧超人も出てこない「キン肉マン」て感じ。 人間の感情を持ったターミネータというと「エイリアン4」の人間の感情を持ったエイリアンを連想する。エイリアンにしてもターミネーターにしても、人間の思考回路とは無縁の独自の本能(或いはプログラム)に従って行動するから恐ろしいのであって、人間の感情を持ったら進化ではなく退化ではと思ってしまいます。しかしこんなもの作るなら3でハッピーエンドにしとけばよかったのに。 [DVD(字幕)] 5点(2011-10-16 11:17:48) |
63. ミーン・マシーン
あまりお目にかかれない欧州サッカーものなので期待してたんですが…どうも演出・脚本が大味、というか適当な感じで、個人的にいま一つでした。この手の物に良作が少ないのは、実際のサッカーがあまりにドラマティックで、あえてフィクション作ろうという人少ないのかな… 5点(2005-02-15 00:36:13) |
64. プラトーン
ベトナム戦敗北によってアメリカで反省映画が流行ったけど、今のイラク~アラブ戦にどれだけ生かされてるのか疑問。当時のベトナム戦争は今のイラク戦争よりもまだまともな理由があった。今後のイラク戦争、もしアメリカが負ければこの映画同様に反省映画が流行るだろうし、アメリカが勝てば「テロは悪」を標榜した自賛映画が流行るだろうし…この「善と悪」の適当さ加減は今一ついていけません。 5点(2004-01-15 00:11:34) |
65. ザ・ビーチ(2000)
「伝説のビーチ」の美しさは素晴しかった。CG(かな?)にはこういう使い方もあるんだなって思った。ただそれ以外の共同体とかが魅力無いので、3日で飽きそう。わざわざ和を乱す言動を取るリーダーがよくわかりませんでした。 一世代前のヒッピーの理想郷という感じ。 5点(2004-01-11 05:43:36) |
66. 戦場のピアニスト
ひたすら逃げるだけというプロットが良い。映像も美しい。 ただユダヤ人が現在パレスチナやアラブ社会で何を行っているかを見ると、あまりに単純な善悪二元化に感じて素直に感動できない。 相手を糾弾するハナから自分達が同じ事やってちゃいけません。 結局この映画がブッシュの中東侵略・占領の強力な後押しになったわけで、どうにもやるせない。 5点(2003-11-29 23:15:34)(良:1票) |