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枕流さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 496
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 皆様のレビュー、いつも参考にさせていただいております。私のレビューも参考になれば幸いです。

2012年以降忙しくなったので、レビューを一言にしています(上半期分は6月末にまとめて投稿)。参考にしにくいかもしれませんが、あしからずご了承ください。採点基準は以前と同様です。

私の連絡先はこちら⇒えむいーあーる75jp[あっとまーく]yahoo.co.jp

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61.  007/カジノ・ロワイヤル(2006) 《ネタバレ》 
クールなオープニングに加え、けっこうハードなバイオレンスシーンで、冒頭から圧倒される。今までとは違うんだぞ!という監督の心意気を示し、観客の意識を引き締めてくれる演出が心憎い。引き続いて、マダガスカルでのチェイスシーンもド迫力の中で、新しいボンドのパーソナリティーを無駄なく説明しており、監督の手腕を感じる。 メインがポーカー勝負ということもあり、盛り上げ方は難しかったようで、ストーリーの中盤はアクション映画とは最早呼べないような状況になっており、確かに少しダレる。しかし、ホテルのバスルームのシーン等、ドラマ性を高めるシーンは増えており、作品の出来としては、全く見劣りしない。ラスト、泣けるし。 昔のボンドに郷愁を感じられる方も多いようだが、特に思い入れの無い僕にとっては、今作のボーンシリーズ風のボンドで全く問題なし。むしろ、ダニエル・クレイグはすごくセクシーだと思う。「かっこ良さ」の基準も変わってきていて、現代は、やはりこういう人間味のあるキャラクターがウケるのではないか。あえて、下品な表現をすれば、ボンド・ガールをとっかえひっかえで良いのか?という話だろう。女性の地位が向上してきた、時代の要請に合った方針転換であり、好ましいと思う。エヴァ・グリーンがハマリ役というのもありますが、「モノを言う」女性が相手役と言うのも良いと思う。
[DVD(字幕)] 8点(2009-01-24 22:04:46)(良:1票)
62.  未来世紀ブラジル
製作された時に観たら、映像・設定の先進性に感激したのかもしれないが、今となっては、だいぶ手垢のついたテーマであり、正直物足りない気がした。ただし、ところどころの、いかにもイギリスな感じの小ネタには笑えた。二転三転する妄想世界も盛り上がる。とはいえ、ここまで荒唐無稽な脚本だと、途中から観るのがしんどくなるのも確か。まあ、よくそれを映像でカバーして、最後まで魅せてくれるという褒め方もできるが…。 そもそもこの筋に対して、何でこの主題歌なのか?その時点でぶっとんでる(笑)。
[DVD(字幕)] 5点(2008-10-05 21:21:53)
63.  タロットカード殺人事件 《ネタバレ》 
確かにうまく出来たサスペンスじゃないかもしれないですが、そんなことはどうでもいいとか言ったら、怒られちゃうでしょうか?確かに、犯人がカードと鍵を何で隠しとくのか意味分からんです。さっさと捨てるだろ、普通。。。 しかし、映画ファンである前にウッディ・アレンファンだ!と言える位の私にとっては、この映画は完全に当たりでした。しかもスカーレット・ヨハンソンも一緒と来た日にはもう。。。二人の掛け合いが最高でした。イギリス上流階級ネタを巧みに挟んでくるアレンの才能は衰えていませんね!ヨハンソンのアレンに対するSキャラぶり、恋人に対するデレデレぶりも笑えました。ヨハンソンはきれいだし、「マッチポイント」の時も思いましたが、演技もうまいんですよね!今回は、水着シーンもあり、セクシーな魅力も満喫できます。すっかりウッディ・アレンのミューズになった感がありますが、次はこのコンビは何をやってくれるのでしょうか?今から期待してしまいます。小品としての完成度はかなり高いと思います。ラストとか爆笑しました。 最後に、他のレビュワーさんも指摘していらっしゃいますが、確かにこのタイトルはありえ無いですね。センス悪すぎ。
[DVD(字幕)] 8点(2008-07-06 17:44:59)
64.  リトル・ダンサー 《ネタバレ》 
一回観ていたということに開始後30分経つまで気づかず。自分の中での印象は非常に薄かったようです。お約束の展開、ありがちな設定。面白みのあるのは、親友がホモであることくらい。しかし、終盤に差し掛かり、気づくと涙が。。。 ええ話なんです。泣けるんです。この映画は素直に観たいし、これを素直に観られなくなるほど、映画慣れしたくない。そんな作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2008-05-06 21:34:23)(良:1票)
65.  抱擁(2002)
原作を半年かけて少しずつ読み進め、先日ようやく読了。やっと観られる!と張り切って鑑賞しました。 原作とは設定がいろいろ変えてあり、最初は少し戸惑いましたが、よくまとまっていると思います。ただ、主人公をアメリカ人にして、新進気鋭の研究者!みたいにしたのはどうもいただけないですが。原作では、もっとコンプレックスの塊でうじうじした人間なんですよね。それが、少しずつ変わっていく様とかが面白かったのに。しかし、限られた時間で筋を追いながらそこまで描くのは、土台無理な話でしょうから、しょうがないのかなと割り切りましたし、映画の出来もそこは割り切ってもいいかなと思える位の完成度に達していました。過去と現在を交錯させる撮り方も、うまく行っています。 映画として、単体で観ても面白いでしょうし、原作も、もちろんよくできている(ただし、長い上に詩や手紙の分量が膨大なので、読書力は要求されます)ので、原作のパイロット版として観るのもいいかもしれません。 ただし、パッケージ(文庫のカバーもそうですが)がやたら卑猥っぽいのだけはどうにかして欲しいですね。因みに私は、カバーをはずして読みました。女性向けの作品(だと思う)なのに、これじゃ借りにくいんじゃないかなあ。
[DVD(字幕)] 8点(2008-03-16 23:08:12)
66.  真珠の耳飾りの少女 《ネタバレ》 
フェルメールの映画だけあって、光と影、そして色の使い方を強く意識した作品になっている。窓からアトリエに差し込む光、暗闇の中に燃え立つ炎、シーツの干された庭に降り注ぐ日光、空に浮かぶ雲について語る場面など。昔の室内は暗いので、光と影の対照は非常に鮮やかで、美しい映画に仕上がっている。 その一方で話の展開は抑制気味だ。クライマックスはピアッシングの部分だが、そこで何が起こるわけでもない。ただ、その瞬間のグリートの表情にはやられた。そこから、肉屋の息子を誘いに行くところは、心理描写としてもピアッシングの持つ多義性からもよくできている。ただし、それ以外の場面は、淡々と映しすぎていて、登場人物の心理面にうまく光が当てられていないのが気になる。ライフェンのキャラクターもあれじゃただのエロ親爺で、せっかくトム・ウィルキンソンなのに…という感じもするし。台詞を極力排除するのはいい。ただし、眼だけで語る映画を作れてはいないと思う。 映画としての完成度は高くないと思うが、雰囲気はよく出ていたので、総合して6点で。
[DVD(字幕)] 6点(2008-03-09 23:16:36)
67.  トゥモロー・ワールド 《ネタバレ》 
この映画は長回しがすごいということを観た後に知ったが、時既に遅し。DVDは返してしまい、確かめる術も無い。それが自然に見えるほど、終始緊迫感に溢れた映像だったということか。話の設定は強烈で、かなり期待を持たされたが、ストーリー展開自体には面白みが少ないと感じた。映画の中の様々な「謎」は最後まで明かされない(ことが多い)。イギリスだけがきちんと「統治」されているという設定自体が必要なのかが疑問だった。正直、イギリス人であることの認証の厳しさやあの不法移民の虐待ぶりを見ると、他の地域から密入国を図る意味がよく分からなかった。不法移民問題がこの作品のかなり中心に近い位置にクローズアップされているだけに、そこにリアリティが感じられないのは残念だった。メシアを見るように子供に道を空けるシーンは感動的といえば感動的だが、そこのバックグラウンド情報が足りなすぎる。撮り方は好きなので、この点数だが、けっこう甘め。
[DVD(字幕)] 6点(2008-03-09 20:32:28)(良:1票)
68.  バットマン リターンズ
この映画を劇場で観たとき、僕はまだ小学生でしたが、ものすごい衝撃を受けたので、今でも覚えています。ペンギンのあまりに強烈なキャラクターと妖艶なキャットウーマンのコスチュームだけでもお腹いっぱいなのに、今回観かえしてみたら、クリストファー・ウォーケンまで出てるんですね!なんちゅう豪華キャスト! 当時はゴジラとかドラえもんとかばっかり劇場で観ていたんだけど、この映画を観た頃から本格的に映画の魅力に取り付かれたような気がします。15年経った今観ても、やはりすごい映画です。バートン節全開ですね。口から緑の液体を垂らしながら生魚を食うペンギンの姿はR-12指定でもおかしくないと思います。けっこう情熱的なキスシーンもあるしね。子供映画だからといって手を抜かない監督とワーナーの姿勢に心からの拍手を送りたい。 個人的には、将来、子どもに観せたい映画No.1です。僕のルーツになった映画ですから。
[DVD(字幕)] 8点(2008-02-18 22:47:54)
69.  父の祈りを 《ネタバレ》 
非常にまっとうな映画。キャストは一級ぞろいで映像も重厚、抑え気味の演出、脚本も良くできている。デイ・ルイスとポスルスウェイトの父子のやり取りは、並みの俳優じゃ真似できないリアリティだ。迫真の演技とはまさにこのこと。また、エマ・トンプソンは大好きな俳優だが、更に好きになった。法廷での弁護の場面は、見せ場を攫っていく鮮やかな演技だった。良くも悪くも「癖がない」映画であると言えよう。 だが、映画に求める娯楽性、心を強く揺さぶられる「ケレン味」が全く感じられないのは少し物足りない。同種のIRA関連映画「ブラディ・サンデー」のもつ緊張感、爆発的なエネルギーは感じられなかった。いわゆる「実話に基づく」映画はこのバランスが難しい。真実に対する真摯な姿勢と派手な脚色に対する誘惑。両者の鬩ぎ合いが卓越した映画を生むと僕は信じているが、この映画からは、あまり後者が感じられない。それはそれで素晴らしいことなのかもしれないが、それなら徹底的なドキュメンタリーでも良かったのでは?と考えてしまう。ジェリーのテープや監獄内での微妙な人間関係など、映画を「面白くする」素材はいっぱい転がっているのに、あえてそれを行わない。男らしいが、少し無骨で地味な印象を受ける。8点に限りなく近い7点。 追記:詭弁かもしれないが、こういう話を観ていていつも思うのは、真実に対する畏敬ということ。確かに、監獄で命を落としたジュゼッペや貴重な青春時代を失った「ギルフォード・フォー」は本当に気の毒だ。本当にひどい話である。だが、私はあの証拠が15年後まで残っていて、それが弁護士という司法側からすれば一番の敵に易々と渡されるような場所で管理されていたという事実に深い感銘を覚えずにいられない。検察ぐるみだったのなら、あんな証拠、いつでも破棄できていたはずだ。それをしなかったということ。単なるミスだとは私は思わない。司法の人々の心の中に「そこまでやるか?」という意識があったから、あるいは、イギリスが「法治国家」として成立しているから、あの証拠はひっそりと残されていたのだろう。過去の新聞写真から人が消えたりする国家ではないということだ。逆説的に法で管理される国家の素晴らしさを教えられた作品だった。
[DVD(字幕)] 7点(2008-02-07 00:16:57)(良:1票)
70.  未来は今
コーエン兄弟の作品はやはり何か自分と合わない。本作も具体的にどこが?と訊かれると返事に窮するが、「面白かった!」とはいかない。テーマ設定、キャスト、脚本、キャラクター。何をとっても楽しくなる素材は十分に揃ってるのだが、何でだろうか・・・。特にキャラクターについては、ティム・ロビンスもポール・ニューマンもぴったりと役を演じきれていて気持ちがいい!ジェニファー・ジェイソン・リーの機関銃トークも心地良かった。 たぶん、「何気ない日常」みたいなシーンが無くて、全編筋を追っているのが、僕からすると物足りないのかもしれない。キャラがあまりにも立ちすぎていて、意外な一面とかが無いのがいけないのか。例えて言えば、登場人物に強烈な光は当たっているのだが、その光源が全て正面に配置されているため、彼らの背後(というか内面?)に隠されているものが、見えてこない。少し平板なキャラになっちゃっているのかなと思う。 これは純粋に好みの問題なんだよなあ。正直、コーエン兄弟の映画を楽しめる人はかなりうらやましい。
[DVD(字幕)] 6点(2008-02-03 23:26:01)(良:1票)
71.  スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師 《ネタバレ》 
評価するのに物凄く迷った作品。たいていは見た直後にレビューするのだが、この映画はその決心をするまでに1週間近くかかった。 結論からすると、バートン作品の中ではどちらかというと凡作の部類に入るのではないかと考えるため、この点数となった。映像美はもちろんすごい。でも、一方でこの監督の作る作品はたいてい美しすぎるくらい美しいから、標準程度の出来ということもできる。ただし、ここまでの流血描写には今までお目にかからなかっただけに正直驚いたし、これはこれで独特の美しさがあるとも感じた。特にラストシーンは美しすぎて思わず涙が出た。陰惨な地下室に流れ出す暗赤色の血液。出だしのタイトルロールとシンクロしていて心を打たれた。 しかし、やはりどう考えても流血シーン(もしくは噴血シーン)はグロテスクすぎる。ホラー好きでないと耐えられないレベルだろう。ユーモラスなのは「誰の肉がどんな味か」を歌うシーンと剃刀を手に道行く人に理髪を勧めるシーンくらい。でも、笑っているとすぐグロシーンにつながるので、ホラーの苦手な僕には、余裕を持って観られなかった。いつも手に汗握っていた。 この映画で、監督のやりたかったことはよく分かったし、確実に成功している。でも僕には合わない。次は違うことをやってみたいと思うように祈るしかない。願わくば、バートン監督が血の道に迷い込まざらんことを。そうなったら、僕にはかなり痛い打撃です。
[映画館(字幕)] 5点(2008-02-02 00:40:59)
72.  ナイロビの蜂
どう感想を書けばいいか分からない。今、観終わって呆然としている。傑作だと言うことは確かなのだが。まずは、無難に映像から褒めることにしよう。アフリカが美しい。名作「シティ・オブ・ゴッド」と同様、その美しい色彩には息を呑むばかりだった。終わり。だが、これだけでは、この映画を薦められていない。ちゃんと感想を書かなければいけない。 この映画が美しいのはもちろん、色彩ばかりではない。その愛が美しいのだ。ジャスティンとテッサは、お互いの違いを認識した上での愛だった。まず、それをきちんとこの映画は描けている。テッサは非常に魅力的だ。彼女は子どもだ。大人の世界が分からない。分かろうともしない。だが、子どもの言う事は間違っていない。黒を黒と言い、白を白と言う。でも、それだけじゃあ本当に単なる「子ども」に過ぎない。彼女の死後、ジャスティンは彼女の「大人」な面を知る。彼女は理解されないことを恐れて、夫に自分の活動を黙っていたわけではない。彼女は夫を守ったのだ。命と真実がもたらす苦悩から。ジャスティンは彼女の死後、初めてその事実を知る。そこから、彼が彼女の足跡をたどり、死んだ彼女との愛を深めていく過程は非常に感動的である。愛が人を動かす様をこれほどまで悲しく、美しく描いた作品はないだろう。 エンディングが議論を醸しているが、僕には当然の、これ以外はありえない結末だった。非常に優れた「恋愛映画」だった。
[DVD(字幕)] 9点(2007-12-15 01:35:31)
73.  ラブ・アクチュアリー 《ネタバレ》 
「愛」をきちんと描けている映画は、いつ観ても美しいし、楽しいし、少し切ない気分にさせてくれる。この映画も見事な恋愛映画に仕上がっている。特に、片思いの男のエピソードは出色。自分の最愛の女性と親友の結婚式。僕もビデオに撮っちゃうと思う。それを見返すことは傷口に塩を塗りこむようなことなんだけれども。でも、撮っちゃうんですよ、自分にとって最高に美しい人が最高に輝いている瞬間ですから。少年の言うとおり、片思いは一番つらい恋の形。でも、同時に甘美な刻でもあると思う。自分が自分を最も輝かせようとする時なのだから。そして同時に、心底相手の幸せを願わずにいられない、「無私」になれる時でもあるのだから。それにしても、アメリカへの批判はもうちょっと軽やかに表現してほしかったなあ。イギリスはもっとウィット(機知)を重んじる国じゃなかったかな?
[DVD(字幕)] 8点(2007-12-09 23:18:18)(良:1票)
74.  アラビアのロレンス 完全版
Nothing is written(運命など無い). ロレンス。 マイヒーロー。 脚本・映像・音楽・人物造形・台詞回し。全てにおいて秀でている神映画。これを観だしたら、4時間が一瞬です。
[DVD(字幕)] 10点(2007-12-01 00:43:16)
75.  マッチポイント 《ネタバレ》 
話はほとんど必然で進んでいくんだけれども、この映画のテーマは「運」。このテーマを印象的に取り入れられている時点で、映画として間違いなく成功している。いつものウッディ節を期待してると裏切られるが、そのストーリーテリングの妙は健在。 スカーレット・ヨハンソンは相変わらずエロいが、この作品ではその演技力に驚かされた。序盤の酔っちゃったシーンや終盤のヒステリックでうっとうしい演技は見事!いそういそう、こういう風に豹変する女。まあ、男目線ですが。 オペラ以外、BGMをほとんど使わない作りも良いですね。特に椿姫の一節は繰り返し使われ、効果的です。処々で繰り広げられる会話もリアリティがあり、監督のセンスを感じさせます。どちらかと言うと玄人好みで観る人を選びそうな作品ですが、僕は好きだなあ。
[DVD(字幕)] 8点(2007-11-26 23:58:02)
76.  ヘアスプレー(2007) 《ネタバレ》 
これぞアメリカ!これぞミュージカル!という直球作品。単純すぎる筋も中盤の中だるみも終盤のスーパーハイテンションなダンスシーンで一気に取り戻せている。すんごい(肉の)動きを見せる主演の女の子に勝るとも劣らなかったのは、悪女役のミシェル・ファイファー!本当に差別主義者じゃないかと思うほどの毒舌で憎たらしいったらありゃしない。あとはダンス!ダンス!ダンス!「ショウほど素敵な商売はない」と言う言葉(題名)を思い出しました。 それにしても、あれくらいステップ踏めたら、忘年会で苦労しないだろうなあ。練習しなきゃなあ(余談)。
[映画館(字幕)] 7点(2007-11-11 22:24:48)
77.  眺めのいい部屋 《ネタバレ》 
恋愛は自由が一番だよね!そうだよね!という極めて一面的な価値観がベースになっており、話に厚みが無い。もう少しはセシルを魅力的に描かないと不公平だよ。一方、セシルの対立軸のジュリアンも微妙。ずっとふさぎこんでいる→恋愛する→元気!いやいやいやいや、そんなに単純な人間そうはいないよ。友達にこんなのがいたら、かなり引きます。まあ、超イケメンなんですが。。。三角関係に加え、ルーシーの弟・母・従姉、ジュリアンの父、牧師やアラン姉妹なども加わり、登場人物多すぎで、とっ散らかり気味なのもマイナスポイント。ルーシーのピアノも筋にうまく絡まってないし。 とまあ、散々ダメ出ししたわけですが、ダニエル・デイ・ルイスの演技力と美しい風景に免じて5点つけます。この映画をお好きなレディーの皆様には誠に申し訳ないですが、無骨な九州男児の遠吠えと思ってお見逃しください。頓首。
[DVD(字幕)] 5点(2007-11-11 00:12:12)
78.  アイリス(米英合作映画) 《ネタバレ》 
失敗作。狙いは分からないでもないが、あまりにも二人の間の差が大きすぎる。つきあい出した当初から差があって、この二人が結婚するのはちょっと不健全な感じがした。アイリスが夫のどこに魅力を感じたのかが理解できない。「いい人」と結婚するようなタマじゃないと思うんだが。話の展開や役者の演技、現在と過去が交錯する映し方も悪くないが、根本的な話の設定自体がイマイチなのは、映画としては致命的。
[DVD(字幕)] 3点(2007-08-20 22:53:05)
79.  カプリコン・1 《ネタバレ》 
ご都合主義的展開も散見されるし、宇宙飛行士の逃避行の部分は冗長の嫌いはあるが、サスペンス・アクションとしては許容範囲内と思われる。アメリカの国家的プロジェクトである火星行きがでっちあげという導入部からして、ストーリーに引き込まれてしまった。特にラストのスカイアクションのシーンは他のレビュワーさんが褒めておられるとおり、素晴らしい出来である。キャストの中では、冷静なマッド・サイエンティストを演じきったハル・ホルブルックの怪演が特に光っていた。長いことしゃべっても、観てる側を全然飽きさせない。また、緊迫感あふれる音楽もGOOD!ヘルメットやヘリコプター、あるいはカプリコン1の放送など、人間の顔が見えない「組織」のもつ恐怖を暗示した小物使いもいい味を出している。ただし、もっと登場人物の心理面に焦点を当てた展開だと、もっと面白かったかもしれない。ということで、7点献上。
[DVD(字幕)] 7点(2007-07-09 00:55:26)
80.  あるスキャンダルの覚え書き 《ネタバレ》 
イギリスヨークシャー州出身西方横綱ジュディ・デンチ対オーストラリアメルボルン出身東方横綱ケイト・ブランシェットの熱闘が観られる作品。触れ込みどおり、二人の演技力が惜しみなく発揮されており、観終わった後、深い満足感に浸ることができる。デンチの妄執に駆られた演技はリアリティに溢れており、寒気がするほどだ。しかし、個人的には、もっと二人の演技を見ていたいという思いが強く、90分にまとめる必要があるのかと若干、物足りなさも感じた。特に後半の二人が生活を共にするようなって以降の描写が端折られているのは残念である。好きな人と二人っきりでドッキドキのデンチが、ブランシェットに迫ったりするところがもっと観たかった。この2人が演じれば、120分でも退屈に感じるような心配はまず無かっただろうに。ストーリー展開やキャストなどについては非の打ち所が無いだけにそこだけはちょっと気になった。 付け加えるなら、ブランシェットの38歳という年齢相応の美しさは非常に魅力的。口元や目尻のうっすらとした皺が、逆に一種の妖艶さを醸し出している。 そうそう、2人でラフロイグ10年を飲むシーンがあってかっこよかった。向こうの女性ってこんなん飲むんだぁ!
[ビデオ(字幕)] 8点(2007-07-01 22:21:21)
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