1. ディープ・ブルー(2003)
《ネタバレ》 期待はずれもいいところでした。撮影技術は凄かった。それは認めますがそれだけでした。断片的に弱肉強食の風景をつないで自然破壊のシーンや人間なんか全然出てこないのにきれいな画をバックに「我々人類は少しずつ海を破壊している。」っていわれても唐突過ぎて説得力のかけらもありません。撮影した映像にしてもNHKとか英ABCの自然モノかなんかで見たことあるような映像がほとんどでした。「7年かけてこれかよ!」って感じ。冒頭のシーンとかもテレビで何べんも見たし、釣に行けば実際出くわしたりします。一つ一つのエピソードに関しても成立していないものがいくつもあった。例えばナレーションで「これは○○が××しているところだ。」と言いながら××のシーンが無かったり。(本当に書くとあまりにネタバレなので敢えて書きません。)記録映画なので狙っていた映像が撮れなくてシーンが成立しないということもあるでしょう。しかし成立しないならどんなにお金や時間を使っていても断腸の思いでカットするのが映像作家としての最低限の良識なのではないでしょうか。テレビでも見れる映像を映画館で見てちょっと迫力があったってだけでした。 3点(2004-07-28 19:12:51)(良:1票) |