1. ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1
暗くダークでシリアスなシーンが続いて、とてもファンタジー映画とは思えない。 原作も読んだが遠い昔なので、登場人物がもはやよく分からず混乱する。 これも最終章に向けた試練と思って観るのが吉。 [地上波(吹替)] 3点(2025-02-04 13:01:26)《新規》 |
2. プラトーン
見事な反戦映画。 ベトナム戦争の最前線での激闘などリアルに迫っていて、戦争の愚かさや異常さをこれでもかと問いかける。 隊の人間関係など、これまた迫真に迫っていてすごいの一言。 戦争が身近に感じられる今の時代だが、こういう映画を見ないと本当の意味で反戦は訴えられない。 誰もが一度は見るべき戦争映画の傑作。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-12-07 21:51:05) |
3. 英国王のスピーチ
《ネタバレ》 いかにもアカデミー賞が好きそうな地味な映画。 面白いかどうかで言えば、かなり面白くない。 だって、王子が吃音を克服して国王になってスピーチを成功させるって先が読めるお話でしょ。 それを2時間引っ張るので長い。最後のほうまで吃音が治らないし。 癇癪持ちなのをうまく利用して、怒りの感情でスピーチしたら成功みたいなストーリーのほうが良かったんじゃない。 だいたい史実っぽく作っているけど、実際のところはどうだったのさ? ただ、役者の演技はさすがに唸らせるものがあった。 ジェフリーラッシュの言語聴覚士役は違和感がなく、抑えた演技ながらも上手い。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-11-06 20:51:45) |
4. 愛と哀しみの果て
《ネタバレ》 まずもって主人公女性が魅力的でないってのが致命的。デニスとの恋が破綻したのも可愛げのないこの女性ならさもありなんというところか。 原作が女性作家の自伝らしいけど、男性陣もどこか現実離れした存在が感じられて違和感があった。 最後も救いのない展開で面白みはないに等しい。 というか、この内容で160分はキツすぎる。こまめに見ることで何とかモチベーションを保てたが、映画館なら寝ているか途中で出ているだろう。 ただし、ケニアの広大なシーンはリアリティがあってとても素晴らしい。動物たちの息遣い、どこまでも続く平原、地元民の存在などは、まさにアフリカにいるようで見応えがあった。 「死ぬまでに観たい映画1,001本」のうちの一つ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2022-10-15 19:26:57) |
5. 小さな恋のメロディ
《ネタバレ》 英国版「ぼくらの七日間戦争」ですかね。抑圧的な親や教師に反発する子供たちの生々しい姿を、音楽にのせて瑞々しく描く・・・というと魅力的な作品かと思いますが、個人的にはつまらなかった。 「オンザマユゲ」みたいなクスッとさせるシーンもなければカタルシスもない。気弱な主人公が可愛い女の子とうまく恋に落ちていろいろ悪さをするんですが、ユーモアというか面白さに欠けるんですよね。 これが欧米ではなくて日本で受けたのも、管理社会からの抑圧にモヤモヤ悩んでいる人が多いからなんでしょう。 ただ、イギリスでも人の真剣な恋をからかう奴とかリアルに描いていて、学園のシーンがなかなか本物っぽく撮れていたのは感心しました。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-07-25 15:38:25) |
6. ハリー・ポッターと謎のプリンス
《ネタバレ》 第6作ですね。最後の展開のためにあるようなエピソードなので、盛り上がりに欠けるのは仕方がありません。 原作未読、というか前作で長すぎ&暗すぎで断念したので、イマイチストーリーを飲み込めずにブツ切れ感はありましたが、さすがのハリポタ映画なので、分かりやすいセリフや雰囲気は出ていました。全体的に色調が暗いし、色恋沙汰ばかりでなんだかなというところはありましたが。。。 主要な人物の死も描かれており、ラストも中途半端なため、次の作品を見るのが楽しみになってきました。 [地上波(吹替)] 5点(2022-03-30 08:54:10) |
7. ボブという名の猫 幸せのハイタッチ
《ネタバレ》 主人公がジャンキーという重すぎる設定ですが、ストーリーが分かりやすいうえに良いほうに再生していく物語なので、ある程度安心して見られました。 ボブは本物ですが、主人公や周りの人々、二転三転する再生物語がよくできたドキュメンタリーのようで、ものすごくリアルに感じました。ボブは動物映画にありがちな、人間に迎合するような動作もなく、ヒロインや父親との関係も現実的で良かったです。何より主人公の弱さが出るシーンではとても演技とは思えないほど表情や言い方がリアルで感心しました。 もっとも主人公はとても恵まれていたと言えるでしょう。現実的には明るい方へいく人間は少数的、だからこそメディアも取り上げるのでしょうね。 ただ、たびたび出てくるネコ目線でのシーンはちょっとくどいかも。 邦題の「幸せのハイタッチ」はよくぞ思いついたという感じ。ネコ好きならおすすめします。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-03-27 20:24:37) |
8. ハリー・ポッターと炎のゴブレット
この辺ぐらいから原作を読んでいると長すぎてキツかった覚えがあるが、さすがに映画で見るとあっという間に終わるのでちょうど良いかも。 まあその分いろんなエピソードがぶつ切りだったり、端折られたりしているんだが、個人的にはなかなか面白くみれたのでこの点数に。 あとに続くシリーズに比べたらまだまだシリアス度は低いので、子供でも楽しめるだろう。 [地上波(吹替)] 6点(2021-11-29 22:53:44) |
9. ゼロ・グラビティ
《ネタバレ》 いやはや、テクノロジーの進歩はすごい。テレビで見てこの衝撃的な無重力感と圧倒的な映像美だもの、高価な映画館でみたらすごいことになりそうだわね。 がしかし、物語は悲惨なパニックシーンが多く、途中でリアルな死体シーンなんかも出てくるものだから、不安を煽るような重低音のBGMもあいまって、まったく落ち着かない。小さい子供にはまったくもってお勧めできない。 冒頭から酸素が残り少ないのに激しい口呼吸をしてる主人公にイラつく。この状況でも冷静で的確な男性こそ、宇宙飛行士の本来の姿なんだが。結果的に、思惑どおりに見事に不安を引き起こされたわけだが。 主人公が途中で死を意識するところは、見ている側も考えさせられるところで、擬似死体験といっても良いくらい素晴らしいところだと思う。最後に重力を感じるところなんかも実感がこもっていて、こちらも貴重な擬似経験ができる。 そういうわけで総合的にみて6点献上。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2021-11-12 22:40:18) |
10. ガンジー
《ネタバレ》 出来はものすごく良いけど、これだけ長い時間観るにはかなり大変、という映画。ガンジーとインドの歴史を外観するために三時間のもの長丁場がかかるのはしょうがないにしても、それぞれのエピソードが独立していて分かりづらい。私はWikipediaのストーリーで確認しながら見ることができたが、映画館で観た人はよくついていけたと思う。途中休憩があるぐらい長い。 私はデリーのガンジー聖廟にも実際に行ったし、ガンジーの真似をして毎晩のようにギーターを読んでから眠りについたりしたこともあり、聖人ガンジーの偉大さをすこしは肌で知っていたつもりではいたが、やはり彼の非暴力主義というのは理想主義に近く、現実的にはなかなか難しいことが分かる。結局何度も断食という自分の「身体への暴力」的手段で訴えるしか手がなくなってしまう。 異教徒の子供を手にかけた男性が地獄に落ちない方法を伝えるシーンをはじめとして光るエピソードもあり、また主演男優や壮大なエキストラでガンジーの生涯を再現した手法には拍手を送りたいが、個人的には分かりづらい作品だった。6点献上。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-03-08 20:25:00) |
11. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
《ネタバレ》 これは最高に出来のいいブラックコメディーだ。核兵器による恐怖を描きながら、しかも狂気を取り扱っていながら、それをユーモアに変えてしまう手法は見事としかいえず、脱帽するほかない。 一人三役のセラーズの演技は、言われないと分からないほどの怪演で傑作。 ちなみに出てくる女性は将軍の愛人?だけで、会議の最中に痴話電話をかけてくるが、将軍が必死で応対するところも最高に風刺が効いている。 当然ながら、死ぬまでに一度は観るべき映画のひとつ。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2021-02-18 09:05:53)(良:1票) |
12. ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
《ネタバレ》 下の人も言っているけど、びっくりするほどつまらない。 登場人物が魅力的でない、派手なバックミュージックがずーっと流れていて耳触り、面白くない会話ばっかりと、見ているのが苦痛になるレベル。 ハリウッドのドタバタ映画はもうとっくに見飽きてるんだよ。 このシリーズを見る人はハリポタ好きな人が多いだろうけど、それでも平均点がここまでしか上がっていない時点でダメなんだろう。おすすめしない。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2020-04-13 14:52:16) |
13. チャーリーとチョコレート工場
下の【いっちぃ】さんと同意見。かなり退屈な内容だった。 なにか現代の米国を揶揄している内容だと取れば深いのかもしれないが、会話のやりとりが的はずれで面白くないし、次の展開もワクワクしなかった。一度見れば充分かと。 でもリスの部屋がいるダストボックスエピソードは面白かった。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2019-12-15 18:36:45) |
14. シャイニング(1980)
《ネタバレ》 いやこれは怖い。こんな怖い映画は見たことがない。が、傑作。 まず音楽が怖い。何が起こるのかまったく分からない場面でじんじんとくる。 閉鎖恐怖症的な怖さ。子供が三輪車でホテルをぐるぐる回るのがなんであんなに恐ろしいのか。 ジャックの顔や奥さんの顔。目を見開いたまま表情がない子供の顔。そういえば「REDRUM...」の繰り返しも意味が分からずおっかなかった。 身近な家族が狂っていく恐怖というのはもちろんだけど、後に引くような心をかき乱す怖さなのだ。PTSDになる人もいるだろう。 ともかくも演出が計算しつくされたに違いない。ホラーの傑作。 よく分からなかったのはジャックが狂っていった原因。 奥さんの幻視も必要なかったんじゃないか?そういえば、終盤の犬男も訳が分からない。 ラストは何だろうね。これらがすっきりしなかったので、8点ではなく7点。 なんで9点にしないのか?こんな怖い思いは当分の間したくない、忘れたころに見返したい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-06 22:50:18)(良:1票) |
15. カプリコン・1
ツメが甘いとか、作りが雑だとかということを通り越して、本物のサスペンスとして魅せる映画。 アクションシーンはもちろん、登場人物のなにげない言動が抑制が効いていてつい引き込まれてしまう。 いまから40年も前に作られたなんて想像もできないほど、着想が素晴らしく面白い。 現代に多い、やたら大袈裟でドンパチCGをやっている薄っぺらい映画にくらべたら、なんて味わい深いことか。8点にちかい7点献上 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-22 08:24:32)(良:1票) |
16. アバター(2009)
《ネタバレ》 圧倒的な映像美といい、スケールといい、社会現象になっただけのことはある超大作。 でもストーリーが進むにつれてご都合主義が強まってしまうのは何とかならんか。 傲慢な人間を登場させて、何が何でも武力で解決しようとする映画はもううんざり。 映画とはいえハリウッドはどれだけの人の命を奪えば気がすむんだ。 ただ飛ぶシーンなど躍動感や爽快感は群を抜いて素晴らしい。 それに作品に出てくる女性はみな好印象に描かれていて救われる。 [地上波(吹替)] 6点(2017-01-29 08:07:33)(良:1票) |
17. 勝利への脱出
終盤の意表をついた展開には感心させられるが、いかんせん前半がグダグダと長いのが残念。 戦争中の収容所だというのにあまり緊張感が伝わってこないのも違和感を感じた。 それに字幕で見たせいか、どうやって脱出する作戦なのか前半よく理解できなかった。 後半脱出劇が始まって動きが出てくると面白くなるが、サッカーの試合はペレ以外の選手は凡庸でリアリティーがない。 聴衆の解放されたカタルシスに乗せられた脱出劇だけはお見事で、脱帽させられた。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-08-29 21:00:12) |
18. スラムドッグ$ミリオネア
結局「幸運な人生も不幸な人生も運命次第」ということを描きたかったのか? 監督の意図が最後までよくわからない作品だった。 実話ではないからリアリティがあまり感じられなかったのも確か。 それから、ここでは敢えてインドとその人々について思うところを書きたい。 たしかにインドのスラム街の雰囲気は出ている。発展して行く活気も、多くの日本人とはかけ離れたインドの人々の情熱も描かれていると思う。 だからといって、この映画に出てくるシーンが日常的だとは思ってほしくない。インド滞在中、観光地で靴が盗まれることも、両目を潰した子供が唄っているのを見たこともなかった。大多数のインドの人々は、おおらか明るく、そこそこ満足げで、とても親切な人が多かった。 日本の都会よりずっと健全な人々が多いと思ったのも事実。この映画の中の「インド」はものすごく特別だ。日本でも概して邦画が世間からかけ離れているように。 [DVD(吹替)] 6点(2012-07-02 21:28:09) |
19. ウォレスとグルミット/ベーカリー街の悪夢<TVM>
今回はサスペンス風。 起承転結がしっかりしている上に、あいかわらずの奇想天外のストーリーも目が離せない。 シリーズファンの期待を裏切っていない完成度。時間が短いのも良い。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2011-01-14 22:05:46) |
20. ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!
ハチャメチャでおかしく、ちょっと心が温まるウォレスとグルミットシリーズの魅力がたっぷり。 ただし少し冗長すぎるところが玉に瑕か。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2011-01-14 22:03:09) |