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1.  めぐりあう時間たち
この映画は“感じる”映画だと思った。 登場する三人の女性達はみな、喪失感と虚無感にとらわれ苦しんでいる。彼女達にとって、生きることそのものが苦痛なのだが、そこまで追い込まれた理由について作品の中では詳しく述べられてはいない。  ただ“ある1日の出来事”が淡々と、同時にもの苦しい程濃縮された時間として描かれている。そこでは、生きること=苦しみという前提が容赦なく私たちに突きつけられてくる。 朝目覚め、花を買い、忍び寄る死の影を身近に感じる。 彼女達の苦しみの中に自らの不安、苦しさ、疑問を見出した時。 私たちは4人目の登場人物となる。それがこの作品を良いと思うかそうでないかの、境界線になるのだと思う。
10点(2004-05-10 16:19:50)(良:1票)
2.  ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ
観てすぐにデュ・プレのエルガーのチェロ協奏曲買いました。 とにかく印象的で。才能ある人間の苦悩と、それを唯一理解できる姉。でもその甘えが2人の間を傷つけるように見えながら、あくまでも受け入れる。こういう胸が締め付けられるような映画はとても好きです。
9点(2004-02-26 10:23:48)
3.  スライディング・ドア
何でしょう・・・。発想と、観ている人を混乱させない程度に二つの人生をうまく混ぜ合わせてある構成もうまかったし・・・。 観終わったあと、いろいろ考えさせられました。 自分にとって調度よいタイミングで観れた映画なので、この点数。最近バルトロウ作品観るようになったなー。好きな女優さんです。私にとっては、いい映画でした。
9点(2004-01-23 11:22:48)
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