1. リトル・ダンサー
結構自己中ですよね、この主人公。イライラすると他人に八つ当たりするし、慰めてきた他の子は殴り倒すし。そういうところはやはり彼の父親に似ているところで、嗜好は違っていても性格的には親子なんだなぁ、と。前半は先生、後半は親子の話になっていますが、その前半のところで理解の悪い親をしっかり描いているのが後半に生きている訳で、なかなか巧みな演出かと思います。オカマの親友がいい味だしまくりです(^^; やはり、ラストは物足りなかったです…。 8点(2004-09-28 02:35:50) |
2. バロン
ややセピア調のゴテゴテしたセットが非常に楽しい作品ですね。ストーリーもかなりお馬鹿で突っ込みどころ満載ですが、全て狙ってやってるのでいいんですけど、どうもノりきれないというか、今ひとつ散漫な印象を受けます。ちょいとおかしな世界観を造る事に熱中しすぎて、お馬鹿さ加減が足りてないのかなぁ、と。それにしても、昔観たときにはユマ・サーマンが出ていたとは露知らず、美しい裸体が堪能できて良かったです(^^; サラ・ポーリーの歯が抜けまくってるのも妙に愛嬌が感じられてそれもまた良し。 8点(2004-09-11 22:24:39) |
3. ゴスフォード・パーク
味わい深い映像やら音楽やらはまぁそこそこ楽しめたんですが、馬鹿は理解せずとも良しとでも言わんばかりの造りには正直腹が立ちます。しっかし、それ以上に腹立たしいのは、なんでDVDで字幕でしか観られないのかと!せめて吹き替え入れてくれれば、見た目で判別しにくい登場人物も、声で区別がつくというのに。ケリー・マクドナルドは個人的に、モデルの東野翠れんさんに似てると思った。 5点(2004-08-30 20:12:18) |
4. ラブ・アクチュアリー
大統領と秘書、歌手とマネージャー、作家とお手伝いなど、個々のエピソードでそこそこ気に入ったものはあるのですが、どうも全体としては今一つでした。たいしたストーリーが思い浮かばないから、そこそこ浅い話を複数入れてやれ!という事のように見えます。愛は時として重荷にもなるって事も描いてるんですが、それが観ていて不快感に直接繋がるのはどうしたものやら。ビーンがねぇ…、荷物包むシーン、あれでイライラしてしまう自分はまだまだ修行が足りないのでしょう、きっと。 7点(2004-08-30 01:09:45) |