1. レ・ミゼラブル(2012)
本っ当に面白かった!私は満点を付けます。 ほぼ全ての台詞を歌で歌ってしまう異色の映画なので、そういうのに抵抗がある方にはちょっと勧められませんが、そうじゃない方、ミュージカルや洋楽、クラシック音楽に抵抗が無い方は見て損はないでしょう。特にラストシーンは珠玉ですね。フィナーレとエンドロールの間の静寂を拍手と歓声で埋められないもどかしさ。日本人に生まれてきて損したなと思いました。 本作はミュージカルが原典なので、舞台版が頭にある人はどうしても歌の技術ばかりが気になるようです。でも私は「歌が上手い選手権」を見るために映画館に足を運んだんじゃない。すごい声量でビブラートぐわんぐわんかけられても逆に興ざめな場面もあるのです。私はこの作品の全てのキャストの、全身で演技をしながら魂から絞り出す歌に素直に感動しました!ただ、初見ではリアルなセットの中でリアルな衣装を身に纏ったキャストが歌いまくるという特殊な世界観に若干とまどった部分も正直あったので、今からでももう一度映画館に行きたいです。とりあえずサントラもBDも買います。 [映画館(字幕)] 10点(2013-01-15 22:07:01)(良:1票) |
2. アバター(2009)
《ネタバレ》 飛び出す以外何の取り柄もない映画。途方もない手間がかかっているのは認めるが、物語が浅すぎるのと、独創性に欠ける感は否めない。 昨日金曜ロードショーでもののけ姫をやっていたのでどうしても比較してしまうが、例えば首を切られて変貌するシシ神・デイダラボッチのような観る者の想像力を易々と超越する凄味のある描写。いくらでも深読みしたくなる人物造形、舞台背景、主人公アシタカの心理。そんなものが微塵もないというのは比較対象としていくらなんでもお粗末すぎる。 悪い敵をやっつけて愛する人と結ばれる。そんな能天気なストーリーも、独創性に欠けるパンドラの自然やモンスターも、おそらくは3Dのインパクトとリアルさを引き立たせるためにあえて選択されているのだろう。であればやはりこの映画は上記の一言に尽きる。飛び出す点以外ならもののけ姫の方が20年は先を行っている。これだけの大衆向け映画で有色人種(青色)に理解を示したのがストーリーで唯一評価できる点だろうか。 [映画館(字幕)] 6点(2010-01-10 00:35:56)(良:1票) |
3. ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
魔法CGマンセー。ダンブルドア萌え。それがお口にあわない人にはつまらない一作かもしれません(笑) [DVD(字幕)] 8点(2008-03-07 13:53:28) |
4. ハリー・ポッターと炎のゴブレット
このシリーズはいつ見ても同じ世界観をちゃんと構築してくれていて、ストーリーも及第点以上のものを見せてくれて、退屈しないのでとても良い。暇な時間に見るDVDに困ったとき、とりあえず選んどけば損はしないという安心感が嬉しいですね。作品としては7点くらいですが、過去4作品ハズレなしということでプラス1点入れます。 [DVD(字幕)] 8点(2007-05-05 14:26:48) |
5. ブラス!
紳士の国イギリス。乗り遅れそうなバスにも決して走って駆け込むことなく、上品にふるまう人々・・・。この映画で描かれるのはそんなイギリスではない。泥臭く、日々の生活を必死になって営む人々。それでも彼らには誇りがある。描かれているテーマは企業の底辺で働く人々とそれを省みないトップとのギャップ、と、企業の買収がおおきく取りざたされるようになってきた最近の日本に妙に合っている気がする。音楽もいい。私は『ダニーボーイ』に胸を打たれました。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-08 22:53:34) |