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1.  縞模様のパジャマの少年 《ネタバレ》 
子供の目線からしかも加害者であるドイツ人の目線からホロコーストを扱った点が斬新で いかに愚かな行為であったかを子供のあまりにも素直な好奇心・台詞を通して思い知らされる。 よく言われる「加害者であるナチスも家庭では普通の人」というのが根底にあるように思え、 父親も姉もその時その場所にいればさもありなんという普通の人、だからこそ怖いということが よくわかる。意図的かもしれないがとてもよく似た子供二人の行く末が特に気になって観ていたが あまりの結末にびっくり。悲惨な題材ながらどこか牧歌的な雰囲気の映像・音楽から想像できない 結末によく言えばびっくり、悪く言えば多少の違和感、しばし絶句しました。
[DVD(字幕)] 7点(2010-02-10 22:20:15)(良:1票)
2.  アバター(2009) 《ネタバレ》 
IMAX3Dで観ましたが確かにすごい映像。同じ環境で3DCGアニメは何本か観ましたが、リアルが入るのは初めてで極端に言えばもはや「観る」というより「体験する」とも言える感覚。宙に浮く字幕に慣れるのに時間がかかるし、速い動きは追い切れないほどですが、いつのまにかその世界に取り込まれてしまいます。ストーリーはネイティブアメリカンをベースにしたようなシンプルなもので特段良いものだとは思いません(つまらなくはないです)が、企画としての設定が良くて3D技術を満喫できる綺麗で良質な映像の作品だと思います。おそらく今後のハリウッド映画ではこの様な技術が当たり前になるのかもしれませんが、実写をここまで取り込んで成立させた3D作品として記憶されるべき映画になるのかもしれません、異次元体験をするという映画の重要な要素の大きな進化を観たような感じです。ただ、2Dの映画とは演出も異なるだろうし見方も異なるような気がして、今後2Dと3Dがしばらく併存するのでしょうがやがて2Dが今でいうモノクロ、いや無声映画のように古い技術として扱われる時代が来るのかと思うと一抹の寂しさがあります。しかし、この映画を観ながら何度か「この3D技術でスターウォーズが観たい」と思ってしまったのも事実で複雑な心境にさせられた映画でもありました。
[映画館(字幕)] 8点(2009-12-25 18:54:13)
3.  スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 
良い映画だと思う反面、期待したほどではなかったという気持ちも。後半が少し都合良すぎるのと「お兄さんが死んだのに」という結末に少し納得がいきませんでした。人物の心情がよく分からない部分が結構あって(二人の恋愛感情とか司会者・兄の心情の変化とか)感情移入が今ひとつ出来ない感じ?でも一応ハッピーエンドのストーリーと撮影、編集、音楽の面白さで楽しめたので良かったと思います。確かにラストのダンスは妙に楽しい。
[映画館(字幕)] 6点(2009-04-20 15:50:09)
4.  007/慰めの報酬 《ネタバレ》 
アクションは所々面白いのですが、いかんせんストーリーがよく理解できませんでした。まだ前作の方が良かったような気がします。リアルなボンドの様でいて非現実的な部分が多すぎる様に思います。前作から引きずったわかりにくい相関関係を追っかけるだけでも大変なのに、あまりその部分は重要ではなく、実は話は単純だったみたいな疲労感の残る映画に思えました。
[映画館(字幕)] 4点(2009-02-23 13:31:54)
5.  レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで 《ネタバレ》 
今ひとつパッとしません。結婚生活が破綻していく夫婦の話ですが、夫婦になるまでの過程があまり描かれていないので感情移入が出来ませんでした。なんで「私たちは特別」と思ったんでしょうか?思いこみだけでこの様な行動をとるならこれはホラー映画に分類するものかもしれません(事実、最後は怖いです)。そもそもこの夫婦の相性の悪さには最初からイライラしており「なんでお前達は結婚したんだ」と思うほどだったので、この様な悲劇的な結末になってもあまり感情が動かされることはありませんでした。またデカプリオとウィンスレットを「タイタニック」とつなげて宣伝していましたが、それにつられて観た人は怒るかもしれません。「タイタニック」以来の共演というのは事実でしょうが、ここまで真逆な内容の映画で「タイタニック」を連想させて客を引っ張るのはいかがなものかと思いました。デートムービーかと思って観たら別れることになります。
[映画館(字幕)] 3点(2009-02-03 18:26:11)
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