1. ムカデ人間
《ネタバレ》 最高でしたっ! ホステルの医療版って感じもしましたが、ムカデ人間を作るという発想が良かった! 博士の人間を人間だと思ってない感が突き抜けていて、その行動にはもう笑いがこみ上げて仕方なかった。 博士役を演じたディーター・ラーザーは、この人じゃなきゃダメ!ってぐらいハマり役。 そして、ムカデ人間の先頭役・日本人ヤクザを演じた北村さんの演技も良かった。 日本人と言うことで、ひいき目に見たところもありますが、あの異常な世界の中で、妙な人間臭さがあって好感が持てました。 9点を付けても良かったのですが、続編はさらにスゴイと聞いたので8点。 それにしても、変態映画とドイツ語って愛称が良いですよね! [DVD(字幕)] 8点(2013-04-07 14:07:42) |
2. ドラゴン・タトゥーの女
《ネタバレ》 限定版試写会で観てきました。 原作未読、スウェーデン版は全シリーズ観てます。 ハリウッド版はとにかく派手で画面に華がある。 出演者は『さすがハリウッド俳優!』って感じで、画面にいるだけで華やか。 そして、スタイリッシュだ。 しかし、内容はと言うと、私個人はスウェーデン版に軍配を上げてしまった。 地味だが丁寧に人物の心理描写を描いたスウェーデン版に比べると、ハリウッド版は猟奇的な部分ばかりを強調した印象を受ける。 決定的だったのが、リスの『殺してもいい?』の問いかけに、ミカエルが頷いたシーンだった。 ミカエルは徹底的にクリーンな善人でなくてはならない。 だからこそ、リスは彼に惹かれる反面、彼と反発し、付かず離れずのスリリングな関係を築くのだ。 もしかしたら、ハリウッド版はスェーデン版とは全く違う物語を目指しているのだろうか。 だったら、全く違うタイトルでやれば良いのに。 そうすれば、この作品をオリジナルとして楽しめたのにな~。 今回の点数は、スウェーデン版のリメイクとして採点。 これがオリジナルなら、もっと高得点を付けてました。 [試写会(字幕)] 5点(2012-05-13 14:04:12) |
3. SHAME -シェイム-
《ネタバレ》 事前に映画の宣伝チラシにあった『男が隠したい恥(シェイム)とは?』の言葉に、すっかり騙された~!! この映画では主人公の男と妹が隠そうとする恥については語られない。 そう、謎解き感覚で観てはいけないのだ。 この映画は、ただひたすらセックスをする男の快楽や苦悩を観るだけ。 それだけなのだ。 それから、チラシにあった『恋愛依存症の妹』って言葉。 これもちょっと違うような気がする。 妹は恋愛ではなく、誰かが傍にいないとダメな人間。 だから、恋愛対象を失うと兄にベッタリ。 兄妹とは思えないベタつき。 とにかく、チラシやネットでのあらすじに騙されたわ~~。 それを読んでいない状態で観た方が、絶対に楽しめただろうなぁ・・・。 作品としては地味だけど、私は好きです。 エロくて(笑 [映画館(字幕)] 7点(2012-05-02 21:29:23)(良:1票) |
4. 英国王のスピーチ
《ネタバレ》 地味ではあったけど、見終わった後に『良かったなあ・・・』と思える作品。 派手な演出が無い分、気負わず、ゆっくりと作品を楽しめた。 『冷たい熱帯魚』の後に観たせいかな?(笑 [DVD(字幕)] 8点(2011-12-24 21:59:22) |
5. インセプション
《ネタバレ》 朝、目が覚めて出掛ける準備をしてたら、目が覚めて準備してたのは夢の中だった。・・・こんな体験、誰でも1度はしているはず。この作品は、そんな夢の中の世界の話。「調合師」「設計師」「階層」など独自の言葉がバンバン出てくるので、ちょっと難解かもしれませんが、学生アリアドネを通して観客にも分かるように説明されていきます。夢の中で夢を見る、そんな不思議な世界がどんどん広がっていき、同時進行で複数の夢が進んでいくところの見せ方がウマイ!私が気に入ったのはアーサーの無重力の世界。これぞ映像美!この手の映画は世界観や映像だけで引っ張りすぎて、内容がスカスカだったりするんですが、脚本がしっかりしていてドップリと世界観に浸れました。ぜひとも、見て欲しい作品です!!******ただし少々難解ですので、これを理解できるかでハマれるかどうかが分かれると思います。私の後ろのシートの方は豪快な寝息を立てていらっしゃいました。ハマれなかったんでしょうね~(^^;) [映画館(字幕)] 9点(2010-08-08 13:30:05) |