1. ホテル・ルワンダ
はじめにでてくるナレーションの重さ。「サラエボ紛争」についてはたくさんの映画ができ、日本の映画館でも上映され、わたしも少しながらも知識がある。一方、ルワンダについては当時ほとんど報道されなかったという。この映画だって、アカデミーの賞レースに乗っていたにもかかわらず、日本では配給する会社がなく、署名によって実現したというこの現実。元はといえば植民地支配が生んだ悲劇なのに、黒人同士の扮装には無関心な西欧諸国と日本人だって同じ穴のむじななのだ。「情報」の差別が一番胸にこたえた。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-12-05 22:44:01) |