1. シャイニング(1980)
《ネタバレ》 恐怖モノを普段観ないので耐性がついていないのかもしれないが、とても怖かった。全体から醸し出される雰囲気がたまらなくスリリング。何がいつ起きてもおかしくない緊張感。お化けや幽霊よりも、本当に怖いのは人間だ、みたいなことを思った。実際、半分は幽霊みたいなものなんだけど。「自分は大丈夫」と言っていたジャックが徐々に変貌していく様は、非常にリアルで恐ろしい。ジャック・ニコルソンはすごい演技派だ。ロイドの酒を飲んだときの表情がいっちゃっている。こういう表情が豊かな俳優って、意外と少ない気がする。ハロランにはもう少し活躍してほしかった。雪上車を提供したらオシマイとは残念。抵抗する間もなく心臓を斧で一撃ってのは・・・(涙)。ダニーの「RED RUM」とハロランの「Hello Anybody here?」が妙に耳に残っている。ダニーが可愛らしいセーターを代わる代わる着ていてそこに注目するのも面白かった。キューブリック作品は久しぶりに観たけど、やはり独創性があって素晴らしい。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-12-02 10:53:22) |
2. アラビアのロレンス
前半の輝いているロレンスと、後半の弱さをあらわにしたロレンスの対比が面白い。一人の人間がこうも変化するとは、いかにも人間らしい。そういう意味で、単なるヒーローものなんかとは全然違う深みがある。かなり時間が長いけれど、この話を2時間ちょいでまとめるとしたら中途半端なものにしかならないだろう。単なる歴史ものだとは思って欲しくない、オススメの一本。 [DVD(字幕)] 9点(2008-11-04 17:10:30)(良:1票) |
3. スターリングラード(2001)
戦争の悲惨さっていうのはよく分かったけど、それだけという感じ。イモ姉ちゃんとのラブシーンは、それだけで作品全体の印象を悪くする。これなら男ばかりのムサい映画のほうが良かったかも。 [DVD(字幕)] 5点(2008-11-04 17:02:12) |
4. 恋におちたシェイクスピア
設定が面白い。シェイクスピア本人が実はロミオだったとは。そしてグウィネスが可愛らしい。ヒゲをつけて男装しているシーンなんかたまらない。「叶わぬ恋」モノって、やっぱり切なくて大好きだ。 [DVD(字幕)] 9点(2008-11-04 16:56:32) |
5. ウィンブルドン
さわやかスポ根モノ。ごく平凡なストーリー。奇しくもウィンブルドン滞在中に見たことが思い出。 [映画館(字幕なし「原語」)] 4点(2008-10-29 18:59:36) |
6. ロブ・ロイ/ロマンに生きた男
そこまでロマンに生きてるようにも見えなかった。愛って素敵。 [映画館(字幕)] 5点(2008-10-29 18:56:46) |
7. 恋する40days
こんな話だとはまったく知らずに見てしまった。若者の気持ちがよく描かれている。くだらなくて面白い。花のシーンが良い。 [DVD(字幕)] 3点(2008-10-29 18:24:21) |
8. 鷲は舞いおりた
《ネタバレ》 飄々としながらも誇り高いデブリンが良い。アンビバレントな感情に揺れる未亡人が良い。ヒムラーは悪いやつだ。せっかく良いところまで行ったのに、最後のオチはちょっといただけない。 [地上波(字幕)] 6点(2008-10-29 17:31:56) |