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1.  スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 
前評判が高過ぎたせいか、イマイチ拍子抜けでした。人生をクイズにからめて表現しているのは面白いんですが、クイズ番組をテーマにしなければならないほどの必然性は感じられませんでした。最後の問題も、せっかく幼少期に三銃士うんぬんの伏線を張っていたので、「僕にとっての三銃士の最後の一人はラティカ」とかなんとか答えて、賞金よりも愛をとる、みたいなラストにするのかと思ったら、まったくの勘で正解して、愛も金も手に入れるって…。主人公も、その兄も、キャラがイマイチ不明瞭なのもマイナスポイント。決して面白くないことはない作品なんですが、それも全体的にラティカの可愛さに助けられている印象を受けた作品でした。
[DVD(吹替)] 6点(2009-11-10 12:53:50)
2.  十二夜(1996) 《ネタバレ》 
シィクスピア原作の劇を映画化、なんていうと小難しく思えますが、これは素直におもしろかったです。現実ではありえないだろうという設定を、おもしろおかしく見せているので、エンターテイメントとしてはある程度成功しているでしょう。ですがやっぱり、クライマックスには違和感があります。そんな簡単に割り切れるもんですかね。
[DVD(字幕)] 6点(2009-03-15 13:31:59)
3.  イースタン・プロミス 《ネタバレ》 
サウナでの戦闘シーンは圧巻。でもストーリーは普通。
[DVD(字幕)] 6点(2009-02-26 12:59:03)
4.  ロッキー・ホラー・ショー 《ネタバレ》 
はっきり言って物語的には意味不明なミュージカル。正直、この物語を完全に理解できている人間って、制作者くらいのものじゃないでしょうか。なので、物語に整合性を求める人間には、この映画は受け付けられないでしょう。自分もわりとそういうタイプなのですが、この全編に漂うぶっとんだセンスにはやられてしまいました。途中からは「もうストーリーなんてどうでもいいや」と思ったほどです。まず、音楽がどれも最高にいいですね。最初の『SF映画/二本立て』からやられました。歌詞の意味はまったくわかりませんが、凄く耳に残るいい曲です。他にもたくさんの曲が流れるのですが、本当に全部いい曲で、思わずサントラも買ってしまった程です。あとは衣装のセンスですね。みんなペラッペラの安っぽい衣装を着ていて、全然ホラーじゃない(笑)フランクフルターなんて、ヒロインは「きゃーー」って言って怖がってましたが、正直衣装的には単なる変態でしたからね。…でもそれがいいんですよね、なんででしょう?理屈では説明できない、不思議な魅力の詰まった怪作ミュージカルです。
[DVD(字幕)] 6点(2008-07-30 11:33:00)
5.  ショーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
くだらなくて笑える、ゾンビ愛にあふれた作品。レコードを投げてゾンビを退治したり、ゾンビの真似をしてゾンビの襲撃を避けたりするなど、阿呆らしさ加減が最高です。もちろんゾンビ映画らしく、エグくてグロいシーンも登場しますが、それほど気にはなりませんでした。主人公はショーンですが、本当の主人公は、ニック・フロスト演じるエドでしょう。それくらい印象に残りました。最初は憎たらしくてしょうがなかったのですが、後半は愛おしさすら覚えるほど。極めつけにあのラストです。ゾンビ化してしまって悲しい結末のはずなのに、なぜか微笑ましくなるような不思議なラストでした。肩の力を抜いて見たい、ゾンビコメディの傑作です。
[DVD(吹替)] 9点(2008-07-21 12:53:52)(良:1票)
6.  ラブ・アクチュアリー 《ネタバレ》 
色々な立場の人間の、それぞれの恋模様を詰め込んだ作品。基本的には幸せな恋愛を描いているので、後味も良く、明るい気持ちになれました。ただ注文を付けるならば、アンハッピーエンドの恋愛は、この映画に関してはいらなかったと思います。ハッピーエンドのものに関しても、人間の機微を描ききっているとは言えないので、それならすべての恋愛がご都合主義的にハッピーエンドとして描れていた方が、幸せな気分になれたかなと思いました。数が少ないだけに、余計にアンハッピーエンドの悲しみが浮き彫りになってしまった印象です。ただ、全体的な仕上がりは良いので、あまり深い事を考えず、幸せな気分になれる映画を見たい、という方には非常にオススメです。
[DVD(吹替)] 7点(2008-07-20 16:23:37)
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