1. アレキサンダー
コリンの金髪、どうなのかと心配だったけど、実際作品の中で見てみるとそうおかしくもなかった。幼少期のアレキサンダー役の子がコリンとそっくりなのは◎。ただ、幼少期から大人になった時のアレキサンダーの顔が急にあんなに変わっちゃったので、もう少しメイク等で何とかならなかったのかと思う。170分と長時間にわたる大作にもかかわらず時間の長さを感じなかったのは◎。むしろもっと語り所は沢山あるはずだし、もっと観てみたいと思った。あまり彼について知らずに観た人は、170分というのは長く感じたかもしれない。しかしながらやはり彼の濃厚な10年間を3時間で語るのはあまりにも難しいのではないかと感じた部分も多かった。残念なのはアレキサンダーと周りの人物との描写があまりにも薄く、へファイスティオンとの愛だけが強調されているだけ。あれだけ幾人をも魅了したアレキサンダーそのものの魅力がイマイチ引き出されていない。だからワガママ・ホモ王に振り回されただけの戦争旅くらいにしか見えてこないという声が多いのかもしれない。私的にはへファイスティオンとの"友情を超えた愛"という表現は、ただのホモという事ではなく、信頼とお互いを失いたくないという強い気持ちが大きくなったもので、違和感なく素晴らしいものに感じだのだが…。それはコリンとジャレットのキスシーンがカットされてしまったせいだろうか。あと1つ不満を言うなら、ロクサネはアジア人のはずなのに、なぜアメリカ人であるロザリオ・ドーソンが演じているのかが納得いかない。 8点(2005-03-11 10:31:08) |