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かっぱ堰さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1249
性別 男性
自己紹介 【名前】「くるきまき」(Kurkimäki)を10年近く使いましたが変な名前だったので捨てました。
【文章】感想文を書いています。できる限り作り手の意図をくみ取ろうとしています。また、わざわざ見るからにはなるべく面白がろうとしています。
【点数】基本的に個人的な好き嫌いで付けています。
5点が標準点で、悪くないが特にいいとも思わない、または可も不可もあって相殺しているもの、素人目にも出来がよくないがいいところのある映画の最高点、嫌悪する映画の最高点と、感情問題としては0だが外見的に角が立たないよう標準点にしたものです。6点以上は好意的、4点以下は否定的です。
また0点は、特に事情があって採点放棄したもの、あるいは憎しみや怒りなどで効用が0以下になっているものです。

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1.  淡水河の奇跡<TVM>
台北発メトロシリーズ(台北愛情捷運系列)全7作の一つである。駅は淡水駅、街の名前も淡水(新北市淡水區)で、台北市から流れて来る淡水河の河口に近い港町である。19世紀には台湾島の主要な貿易港だったとのことだが、この映画ではそういう歴史的なことは関係なく、そもそも街の風景もあまり出ない。主人公の母親が「魚団子」の食堂を経営していたのがかろうじてそれらしい。 なお原題の「鮮肉老爸」は漢字だけ見ると意味不明だが(鮮魚ならまだしも何で肉?)、これは「美少年父さん」というような意味かと思われる。  全体的にはタイムスリップをテーマにしたSFコメディであり、あまり深みを感じさせるものでもないが娯楽映画としてよくできている。コメディらしくそれなりに可笑しいところがあり、序盤ではかなり下品だと思っていたが、プロポーズの背景で歌う場面でまずは失笑させられた。中盤のTV番組やエンディングの楽曲「野性的青春」もふざけている。 映画のジャンルとしてはコメディ/ロマンスとされているが、基本は家族の物語のはずなのでどこがロマンスかと思っていると、終盤の見せ場に至って初めてそういう意味だったのかと納得させられる。途中で一度は邪魔されたキスシーンも、最後にちゃんと実現(情熱的!)していたのは正直感動的だった。ほかにも観客の意表をつくところのある作りだが、個人的にはここが最も意外な展開だった。 なおSF的にいえば、過去を変えたらどうなるかという大問題があったはずだがあえて回避する結末になっていた。  登場人物としては、主人公の彼女(演・方志友 Beatrice Fang)がなかなか可愛いので好きだが、若手の科学者だったようで主人公には向いていない。また主人公の母親(演・苗可麗 Miao Ke-Li)は、Wikipedia(中文)では「淡水公認第一美魔女」と紹介されており、確かに少しカワイイ系の入った美女にも見える。ちょっと体型的に厳しいところもあったが、終盤の見せ場では役どころにふさわしい姿を見せていた。これは同年配の女性が見て心ときめく(羨む)展開だったかも知れない。 ほかどうでもいいことだが、劇中のTV番組に出ていた「命理大師」役は、このシリーズのプロデューサーで7作中2作の監督もしている葉天倫という映画監督である。他の回にも出ていたが、今回も個性的な容貌に合ったしょうもない人物役を芸達者に演じていた。
[インターネット(字幕)] 6点(2022-01-15 14:47:48)
2.  ダブル・ビジョン 《ネタバレ》 
1000年前の道教の予言がもとで現代に起きた連続殺人事件を、台北市の刑事とFBIの捜査官が協力して解明していくミステリー調のホラーである。 全体的に陰鬱で不穏な劇中世界ができており、一応は21世紀なので大企業のオフィスなどはそれなりに現代的だが、特に警察署内が日本でいえば昭和の刑事物のようで20世紀色が濃厚に見える。若干くどい感じの背景音楽が流れるのも古風な印象を出している。 ホラー要素としては、不気味な死に方が連続するのは予告の通りだが、そのほか突然の壮絶な殺し合いもあったりして驚かされた。また「双瞳」というものの見せ方はうまくできている。  謎解き部分は実はよくわからなかったが、主人公も犠牲者になるのかと思わせておいて、実は別の役割だったという意外な展開だったらしい(よくわからない)。永遠の命を求めていた真犯人は、最終的には主人公のせいで目的を達せられなかったのだろうと思うが(よくわからない)、実はそのことも含めて予告されていたと思えばいいか(よくわからない)。また同時並行で主人公の家族物語が展開し、これもすっきり納得はできなかったが、ラストはしみじみした印象で悪くなかった。 また個人的に面白かったのが主人公とアメリカ人の異文化交流だった。自分としては「レッドブル」(1988)を思い出したが、人物の関係性は当然違っており、この映画では科学捜査と俗信の対比を見せる形になっている。御守りなら日本の警察にもありそうだが、本来は赤い守り袋でなければならないらしい。「アメリカにも悪霊…」「科学捜査は…」「長年FBIで働いてれば…」には笑った(共感した)。 そういった感覚のギャップを含めてコミカルな場面が実は結構あり、これは日本でいえば呪怨シリーズのようなものかも知れない。笑わそうとする意図を前面に出さず、真面目な顔で可笑しいことを言ってみせる印象なのは結構好きだ。ただ「ママに感謝」がわかりにくく、終盤ではこれが主人公の妻に向けた言葉になっていたらしいが意味不明瞭なのは残念だった。現地の言葉は全く知らないが謝謝你媽と言ったのか。  出演者については主人公役が香港、他は台湾の役者のようである。怪しい少女役は林涵Hannah Linという人で、当時本当に17歳くらい(16歳?)だったらしいがなかなかの迫力を出していた。また個人的にはショートヘアの監察医や主人公の妻が(年齢はともかく)なかなか可愛い感じで好きだ。
[DVD(字幕)] 6点(2021-04-24 11:29:19)
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