1. 紅夢
一つの富豪一家の中における家法を下とする秩序、家法を守ることが一家の繁栄につながる。封建的なこの家において女は男子を産むための道具でしかなく、女たちは自らの地位を守ると共に高めるためあらゆる手を尽くす、家という社会を守るためならば何をしてもかまわない。この思想は家を国に置き換えればそのままこの国に当てはまり、外から見えない塀の中で行なわれている行為は、国と体制を守るためならば何が起きていても外には伝わらない。綺麗に整えられた構図、甍の波の中で赤々とともる赤い提灯が外から見るこの国をよく表している。 [ビデオ(字幕)] 10点(2005-11-05 21:02:01) |
2. 珈琲時光
東京物語が戦後の新たな女性であるならば、本作は平成か、21世紀の新たな女性像なんでしょうか?一青窈の考え方、生き方、こんなのも有りといった意味では、東京の女性の香りを確かに感じさせる。共感はしないし、個人的にはこういうタイプの女性が苦手だし、タイプではない。でもこの町のどこにでもいそうな女性という存在感には納得させられる。ただ小津監督の絵に対するこだわりや思い切りの良さに比べ、微妙に動くカメラが潔さがなく残念。 カメラが人を追うのでなく、人がカメラの枠で芝居するのではなく、ただそこにある風景をカメラが描く、そんな映画にして欲しかった。 [DVD(吹替)] 6点(2005-04-07 21:37:55) |
3. 南京1937
皆さん仰るとおりでっち上げのありもしない事実なんだけど、映画はフィクションだと言われればそれまでか。 0点(2004-05-09 21:05:26) |
4. トロン
歴史的意義のある映画、当時はスゴイと思ってました。20年の進歩はスゴイ。 5点(2003-11-20 22:46:22) |
5. 藍色夏恋
ベタな青春映画なんですが、秘密を共有する事で大切な人との関係が壊れる等、なんとも甘酸っぱく、互いの微妙な関係が学生時代を思い出させ心に染み込んできます。自転車で大好きな女の子と道ですれ違った時胸がキューンとなる感覚です。映像も綺麗な映像ですし、主演の2人が日本の若い俳優さんと比べ、生き生きとして爽やかでとても良いです。 7点(2003-11-03 18:01:16)(良:1票) |
6. 幽幻道士
本来はこちらがバッタ物と思っていたら、テンテン人気でブレイク、子供向けかな。 5点(2003-09-14 00:21:45) |