1. ノー・マンズ・ランド(2001)
派手な戦闘シーンなどを一切使わず、濃厚な反戦映画を作り上げている。決して笑うことができないブラックなユーモアが秀逸だった。ラストは触れ込み通り非常に重い。 7点(2003-07-03 16:03:37) |
2. キャラクター/孤独な人の肖像
映像美が秀逸で冒頭から画面に引き込まれた。生き別れた息子に対して試練を与え続ける執行人の父親と成りあがろうとする息子の対立が実に濃厚にドラマティックに描かれる。俳優たちの演技も巧く見応えのあるサスペンスドラマだった。 7点(2003-06-07 21:53:44) |
3. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
痛快で切ないストーリー展開に魅入られてしまった。映像センスも音楽センスもよくて映画の魅力が溢れている。物語の目的は「海に行くこと」なんだけど、ラストの海のシーンが最高に美しくて切な過ぎる。かなり感動させられます。 9点(2003-05-29 17:36:50) |
4. イル・ポスティーノ
2回目観てこの映画の素晴らしさが全身に染み渡ってきた。田舎の町と自然がとても美しく叙情的だ。それにもましてマッシモ・トロイージの命を賭した演技が素晴らしい。人間関係の温かさ、人生の切なさ、恋することの偉大さを感じることのできる紛れもなく傑作。 9点(2003-05-26 19:33:07) |