1. ブラックブック
バーホーヴェン監督の、既存の型に捉われない作り方が吉と出た作品。『スターシップ・トゥルーパーズ』や『インビジブル』など、彼の作品とは相性が良くなかったが、本作は率直に面白かった。主演の女優さんの役者魂が光った一本だった。 [DVD(字幕)] 8点(2008-10-18 16:44:12) |
2. ある子供
《ネタバレ》 こういった題材を扱う原点には、制作者が感じた、子供が子供を産み・捨てることへの「怒り」があるものと想像して鑑賞していたのだが、どうやらそこまで鋭い作品ではなかったようだ。問題提起として作品を取るのであれば、徹底的に最初から最後まで「怒り」を映像にぶつけるべきだと思う。どういった意向があってか分からないが、あのような「映画」的な中途半端なラストになってしまっているのが何とも惜しい。正直に言って、この作品がカンヌでパルムドールとは意外だった。 [映画館(字幕)] 3点(2006-06-11 16:56:07) |
3. アントニア
もう少し展開に波が欲しかった感じです。あまりに淡々とストーリーが進んでしまって;; アカデミーの外国語映画賞を取ったほどですからいい作品なんでしょうけど、私にはこの点数で精一杯でした。 5点(2003-09-09 22:00:51) |
4. ノー・マンズ・ランド(2001)
兵士として、祖国や民族のプライドを背負った人間としての人格が、普通の一個人としての人格(互いが知っていたある女性の話題で盛り上がっていた時の楽しそうな会話など)を上回ってしまう事の無意味さ、、、戦争の無益さを改めて教えられた気分だった。 作品全体を見渡すと、国連・マスコミなども痛烈に、しかし的確に描かれていて、監督が兵士としてこの戦争に参加していたが故のリアルさがある。 良作です。 8点(2003-06-14 07:17:28) |
5. 八日目
「人間味」の伝わり方に感動しました。こういうヨーロッパのいい映画を観ると、「ペイ・フォワード」のような発想に感動してしまってる自分を恥ずかしく思います。 『八日目』っていうタイトルもすごく響きました。 7点(2001-12-10 23:22:53) |
6. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
8点(2001-02-16 16:31:18) |