1. トト・ザ・ヒーロー
復讐心に燃える老人を描いた現代、姉に似た女性に恋をする成年期、いじめられた幼少期、さらに妄想シーンとかなり複雑に話は展開するが、ごちゃごちゃした感じは受けない。それに使い分けが巧みで、終始好奇心をくすぐられる。成年期での姉によく似た女性を追いかけるシーンと幼少期へのリンクのように繋がり部分を、しっかり描かれているため混乱せずに見られる。監督の演出の素晴らしさが光る作品だ。そしてラストの上空からの見下ろすシーン、高らかな笑い声、父親が歌ってくれた陽気な音楽、彼の一生は陽気に終わることで意義が生まれる。 8点(2003-04-07 17:22:48) |
2. ロゼッタ
ここまでリアリティを追求するなら、ドキュメントでも良さそうだが、前知識なしで見たもんだからかなり衝撃的。まあ、ロゼッタに共感できなかったら、クソも面白くないでしょう。酔いを誘う手持ちカメラ、ロゼッタのどアップ、共感していなければかなりしんどい。それでも、彼女のねたみ、執着心が極限までリアルに描かれていることに驚く。訴えかけるような映像に映画の本質を見た。 8点(2003-04-04 19:25:36) |
3. イル・ポスティーノ
イタリアにある田舎町を舞台にほのぼのとした清涼感ただよう作品。字幕なしでボーと見ていても同じ評価になりそう(笑。詩人に手紙を渡すために、自転車で丘を越えるマリオ。あぁ、思い出すだけでも心が和む。でも~内容が思い出せない~ 6点(2003-03-23 21:52:44) |
4. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
タランティーノの真似事といわれようが、これだけ面白ければ文句の言いようがない。失敗続きの警察、間抜けなギャング二人組など目新しさこそないが、どのエピソードも完成度が高い。難点を言えばドイツ語で歌われる楽曲。タランティーノ系の映画はリズムカルな音楽で小気味よいテンポを演出しているのだが、ドイツ語だとテンポの良さが失われてしまう。ドイツ人から白い目で見られようと、英語のスタイリッシュな楽曲を選曲して欲しかった。その他は、完璧な仕上がり。 8点(2003-03-23 19:05:47) |