1. ブレンダンとケルズの秘密
《ネタバレ》 恥ずかしながらケルズの書を知りませんでした。 世界で最も美しい本とも呼ばれるということで、確かに何か秘められた力を感じる。 でも、魔法の書といった感じに人々を守ってくれるわけじゃないんですね。 ファンタジー色の強い作品なのにケルズの書に関しては現実的な描かれ方で意外でした。 砦は破られてしまうし、どう考えても絶望的な物語だったけど、最終的には丸く収まったようで良かったです。 あと、クロム・クルアハとかいう神なのか悪魔なのかよくわからないのも出て来ましたけど、これも知りませんでした。 いろいろと知識を得ることが出来たので、有意義な作品だったように思います。 [インターネット(吹替)] 6点(2022-03-04 19:15:49) |
2. コングレス未来学会議
《ネタバレ》 俳優をCG化してしまって映画製作をするという発想は理解できる。 ゼロから作るより、既に人気のある有名俳優の権利を買い取るというのも理解できる。 それが何らかの悲劇を生むんだろうなと想像してたけど、何故アニメになったのかはさっぱりわからない。 アニメになってからはストーリーも迷走して意味不明。 何か深い哲学的なメッセージが込められてるのかも知れないけど、汲み取ることは出来ませんでした。 [インターネット(字幕)] 4点(2022-01-12 02:15:23) |
3. バーバラと心の巨人
《ネタバレ》 巨人がそんなに悪いやつじゃなくて安心したけど、燃やされちゃったフォレスト・ジャイアントが気の毒になった。 あいつもそんなに悪いやつじゃなかったかも知れないよね。 まあ、バーバラが戦う理由には共感できたので、多少の犠牲は仕方ないと思うことにします。 それにしても邦題のネタバレが酷い。 バーバラがあんなに一生懸命に戦ってるのにオチを邦題にしちゃうなんて、どうかしてる。 まともな邦題だったとしても薄々気付いたかも知れないけど、ソフィアくらいの広い心で付き合うことは出来たはず。 今までいろんな作品の邦題に文句言ってきたけど、歴代ワースト邦題に認定しておきます。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-12-16 19:47:24) |
4. 神様メール
コメディと思って気楽に見てたのに意外とシリアスな展開で驚いた。 設定もストーリーも映像も斬新で面白かったです。 子供が主人公の作品で、あんなにも綺麗なおっぱいを見られるとは思ってなかったので油断してました。 ベルギーは風俗大国という噂は聞いてたけど、なかなか興味深い文化が発展してるようですね。 ラストは幸せな気分になれて良かったです。 あと、ウズベキスタンの扱いはあれで正解なんだろうか??? [DVD(字幕)] 8点(2018-01-24 17:12:20)(笑:1票) |
5. ソング・オブ・ザ・シー 海のうた
まるで絵本が動き出したかのような幻想的な世界観に癒されます。 物語は少し悲しい展開を辿るのだけど、キャラクターがそれぞれに愛らしくて温もりが感じられる。 アイルランド神話になぞらえた家族の絆の物語に心から感動しました。 何か悩み事が出来たときにまた見直してみたい心の治療薬のような作品です。 最新の映像技術を駆使した3DCGアニメが全盛の時代だけど、トム・ムーアはアニメの新たな可能性を切り開いたような気がします。 作品の端々にジブリを思わせるシーンがあり、その影響力の大きさに改めて感心するのだけど、一方で近年のジブリが本来の輝きを失っているような気がしてもどかしい。 逆にこういった良質の作品が刺激になって、また素晴らしい作品が生み出されると嬉しいんだけどね。 [DVD(字幕)] 10点(2017-04-27 17:39:01) |
6. スーサイド・ショップ
コメディというほど笑えなかったけど、物語としてはいい話だったと思う。 お姉ちゃんのキャラが魅力的で、心境が変化して行く過程も説得力があって良かった。 なんだか無性にクレープが食べたくなりましたよ。 [DVD(字幕)] 6点(2017-02-17 13:18:18) |
7. スペシャリスト/自覚なき殺戮者
歴史的な裁判を記録した映像としては貴重なものなんだろうけど、映像作品としては退屈でつまらない。 ホロコーストに興味の無い人にとっては、苦痛の2時間でしかないと思う。 個人的には多少興味のある方なので、なんとか見られたけどね。 法的な問題とか、責任がどこにあるとか、そんなことはどうでもいいんだけど、そもそも何故そんな悲劇が起きたのかという考察の部分は興味深かった。 冷酷な言い方をするなら、極めて効率的な合理化だったんだろう。 鳥インフルエンザで大量の鶏を殺処分するような感覚なのかも知れない。 その執行手続きのスペシャリストがアイヒマンで、時代が違えばとても有能な役人になってたのかも知れない。 もちろん殺したのは鶏ではなくて、人間だったのだから重罪ではあるけどね。 少し話を巻き戻して、そもそもアイヒマンは反ユダヤではなくて、ユダヤ人の祖国を取り戻そうと尽力していたと主張している。 証人のユダヤ人指導者からは好感を持たれていたようだし、実際にユダヤ人の移住計画に携わっていたことも確かなようだ。 もちろん慈善事業というわけではなくて、財産を没収して戦費とする為の計画ではあるけど、少なくとも虐殺しようなんてことは考えてもなかったのだろう。 移住がやがて虐殺へと暴走していったのは、戦況の悪化による必然的な流れだったのかも知れない。 もしドイツが戦争に勝っていたなら、600万人のユダヤ人はドイツが獲得した何れかの土地に移住させられて、ユダヤ人国家が誕生していたのかも知れない。 そうなっていたら、建国に尽力した功労者として、アイヒマンはユダヤ人から賞賛されていたのかも知れないのだから皮肉なものです。 [DVD(字幕)] 5点(2016-12-02 18:35:47) |
8. イゴールの約束
事故なんだから仕方ないとは言え、心苦しい話だね。 イゴールは子供なりに約束を果たそうと頑張ったと思うよ。 あと、鶏を食うのかと思ったら占いに使うとか斬新だった。 [DVD(字幕)] 6点(2016-01-27 14:03:35) |
9. 少年と自転車
境遇には同情するけど、このクソガキにどう感情移入すればいいのかわからなかった。 内容の9割が不愉快、終盤でちょっと幸せなシーンもあったけど、すっきりとしたハッピーエンドという感じではなかった。 それでも、サマンサの無償の愛があれば、悪いようにはならないだろうという安心感はあった。 あと、ちょっと油断したら自転車を盗まれるシステムなのに何故鍵を掛けない? [DVD(字幕)] 5点(2016-01-26 13:45:21) |
10. ベルヴィル・ランデブー
斬新を通り越して、謎レベルの迷作だけど、面白かった。 何の説明もなく、セリフもほとんどないのにストーリーを理解できてしまう不思議。 世界観はちょっと不気味だけど、登場するキャラクターがコミカルで楽しかった。 終盤は予想の斜め上を突き抜けるような展開で、よくこんなこと思い付いたなぁって感心するしかなかった。 あと、動物虐待って怒られるかも知れないけど、スペアタイヤのアイデアも爆笑してしまったよ。 [DVD(吹替)] 7点(2015-10-29 11:21:00) |
11. ダーウィンの悪夢
内容的には衝撃的で考えさせられる部分もあるのだけど、どうも単調で飽きが来る。 眠たくなって何度も寝てしまいそうになりながらも頑張って見たので、ほんと悪夢のようだった。 NHKのスタッフに任せれば、いい感じのドキュメンタリー番組に仕上げてくれるんじゃないだろうか。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-20 20:05:07) |
12. ブラックブック
戦争映画ではあるけど、サスペンスとしての構成がよく出来ていた。 死なないことがわかっている2人の女性が真逆の処世術を披露するのが滑稽で実に面白かった。 ラストは後味の悪い感じになるのかなと嫌な予感がしたんだけど、なんだか味のあるいい殺し方だったので清々しかった。 まあ、殺された方にしてみれば、あれ以上の苦しみは無いのかも知れないけど、それだけのことをしたんだから仕方ないよね。 あと、おっぱいが綺麗だった。 [DVD(吹替)] 8点(2008-05-07 18:29:52) |
13. ノー・マンズ・ランド(2001)
国連が無力だということがよくわかった。 日本がここに関わってなくて良かったと思う。 できればこういった憎しみの連鎖には加担したくないものです。 物語としては、後味の悪いものですけど、メッセージとしては強く印象に残った。 [地上波(吹替)] 8点(2007-05-15 18:59:30) |
14. ぼくのバラ色の人生
これはもう教育とかいう以前の問題として、 主人公は内面的に明らかに女性なんだろうな。 まあ、難しい問題ではあるけど、映画としては面白いというもんではなかった。 問題提起としても、やや中途半端な気がする。 [DVD(吹替)] 5点(2007-02-22 03:46:07) |