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ザ・チャンバラさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1274
性別 男性
年齢 43歳
自己紹介 嫁・子供・犬と都内に住んでいます。職業は公認会計士です。
ちょっと前までは仕事がヒマで、趣味に多くの時間を使えていたのですが、最近は景気が回復しているのか驚くほど仕事が増えており、映画を見られなくなってきています。
程々に稼いで程々に遊べる生活を愛する私にとっては過酷な日々となっていますが、そんな中でも細々とレビューを続けていきたいと思います。

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1.  マスク・オブ・ゾロ 《ネタバレ》 
ヒーローものと言えば、荒唐無稽な大作路線か理詰めで堅苦しいリアル路線かの二極分化の傾向がある中で、本作はヒーローものとしてのロマンを存分に味わわせつつも論理的に破綻していない物語となっており、脚本の良さが光っています。さらに、ヒーローの理念は伝承されていくという発想は面白いし、ゾロを二人としたことで初代ゾロの復讐劇と二代目ゾロの成長物語を同時に味わえるというおいしい構成となっています。テッド・エリオットとテリー・ロッシオのコンビはハリウッドトップの脚本家に成長しましたが、90年代当時から優れた脚本を書いていたようです。また、マーティン・キャンベルによる演出も悪くありません。テレビ出身の職人監督であるキャンベルは、良い脚本に巡り合えば優秀な作品を作り、悪い脚本に当たるととんでもない駄作を撮る人なのですが、今回は脚本の良さを活かした良い映画を撮っています。アレハンドロがパーティーに潜入して以降、物語はまんま007になるのですが(恐らくスピルバーグの趣味でしょう)、本家007の監督だけあってこのパートのまとめ方は慣れたもの。男らしさとユーモアのバランスも絶妙で、当初監督候補にあがっていたロバート・ロドリゲスよりも適任だったと思います。。。と、本作の水準の高さは認めるものの、一部に気になる点がありました。まず、上映時間が長すぎるために、中盤はかなり中だるみしています。もうちょっとスリムな構成にすべきでした。さらにアンソニー・ホプキンスの演技力・存在感が出演者中突出しているために、彼が出ていない場面が猛烈に退屈する原因となっています。悪役側にも一人くらいは文鎮のような強力な役者を配置すべきだったと思います。さらに、ラストバトルの構成も良くありません。ラヴ隊長とアレハンドロの対決がクライマックスとなるのですが、両者は中盤にて一度剣を交えており、その時はラヴ隊長とラファエロの二人に対してアレハンドロ一人という変則マッチでした。そしてこの変則マッチでアレハンドロは互角の勝負をしていたため、一対一となるとラヴ隊長よりもアレハンドロの方が上であることが明らかなのです。これでは、ラストのバトルにおいてどちらが勝つかという緊張感が生まれません。両者が戦うのはラストのみにすべきだったし、ラヴ隊長は相当な剣の使い手であることを示すエピソードがひとつくらいは欲しかったと思います。
[DVD(吹替)] 7点(2010-09-24 22:42:23)(良:2票)
2.  マイ・ボディガード(2004)
主人公が動き出す時には誘拐事件は終わっており、復讐のために闘うという変わった着眼点の作品ですが、圧倒的な殺人スキルでやりすぎなくらい暴れ回る主人公の姿には爽快感すら感じました。敵は子供の命を飯の種にし、権力を傘に法の追及を逃れるという汚い連中。こんな奴らは殺して当然、苦しみを味わわせて当然。「この事件に関わったやつ、甘い汁を吸ったやつは全員殺す」というデンゼルの処刑人宣言には燃えましたとも。この手の映画にありがちな「殺しはダメだ」などという薄甘い良識は一切なく、法で裁けない極悪人は殺すしかないという実に正直なバイオレンスとなっています。普段は人畜無害なアクション大作を撮りつつ、たまに「リベンジ」や「トゥルーロマンス」のようなウルトラバイオレンスを作ってしまうトニー・スコットの、ブラックな面がドバっと出ています。ただ血生臭いだけでなく、悪者の体内に仕込んだ爆弾のカウントダウンが画面に表示されるなど、「北斗の拳」かというような悪趣味な映像テクニック満載で飽きさせません。デンゼルの怒りに合わせてテロップの文字が変わるなど、映像でイメージを伝えることに長けたMTV出身ならではの強みも発揮。「ナチュラル・ボーン・キラーズ」でオリバー・ストーンがやろうとしていたバイオレンスと映像ギミックの融合を、スコットはより器用にやってのけています。またスコットのようなベテランが監督したことにより、直情的な話ながら丁寧に作るべき部分はきちんと作り込まれています。「心に傷を負ったボディガードと、それを癒す少女の触れ合い」というベタベタな前半部分を、安易な仕上がりにしていないのは見事なものです。俳優の動かし方もうまく、ダコタ・ファニングは出演作中最高の演技を見せており、またクリストファー・ウォーケン、ミッキー・ロークの使い方も完璧です。上映時間から予想していた長さもさほど感じず、バイオレンス映画としてはかなり上質な部類の作品だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2009-07-18 14:06:57)
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