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1.  雲の中で散歩 《ネタバレ》 
恋愛映画って触れ込みだったけど、どっちかっていうと家族愛がテーマのお話だったな。両親も知らず、出征中に心の離れた妻しかいない青年が、ひょんな巡り合いから家族を見つけるんだな。キアヌ=ポールも、一晩だけの約束を二日・三日と居付いてしまうのは、ヴィクトリアへの愛情よりも家族というものへの憧憬の方が強いし、キアヌが、天蓋孤独の青年の不器用な憧れと、それは所詮茶番劇でしかないという虚しさを誠実に表現してた。ポールとヴィクトリアの愛情の変化も、押し付けがましくなく、葡萄が熟成していくように、なるべくしてなったなぁって感じがいい。頑固親父のジャンカルロ・ジャンニーニが、エキサイティング。こ~~んなに渋くなっていたなんて。それにしても、亀の甲より年の功? アンソニー・クインの爺さまのお惚け振りは、もしかして、ぜ~~んぶ御見通しだったのかな? おおらかなお母さんが、新婚の娘夫婦の為にベッドを用意して、夫婦の枕の真ん中に一本置いた真紅の薔薇が、心憎い。ランプ1個で葡萄園が全焼っていうのは無理矢理っぽいけど、見終わった後に、「ああ、よかった」って思える作品だった。キアヌの素朴な誠実さも堪能できる作品だけど、やっぱり、働き者で頑固一徹、愛情深いお父さんに、私は弱いらしい。息子ペドロとの近代化対決を、もう少し見たかったかな。
9点(2003-08-02 00:43:19)(良:1票)
2.  ザ・メキシカン
「街頭インタビューに答えて、私優しい人が好きよと、優しくなれない女達が答える」という、中島みゆきの歌詞のフレーズを、ついつい思い出した。逆らえば組織に殺されるかもしれないジェリーに、約束が違うと怒るサマンサは、まるで、仕事が出来なきゃリストラされるかもしれない亭主と、仕事を言い訳に子供の面倒も見てくれないと怒る女房の構図が見えるようだ。要するに、現代の先進国夫婦あるいは恋人達が抱える一般的な擦れ違いを、コミカルに描いた作品である。ただ、ブラッド・ピットのファンとしては、別の意味で興味深い作品でもある。本作の興行の失敗、前評判の意外なほどの悪さ、同年に製作された「トラフィック」、そして、ジュリア・ロバーツの参加が「トラフィック」への出演を断られた腹いせ的なものだと思えば、全く興味深いが、真相は無論、出ないだろう。が、どう考えても、ハリウッド映画界の御偉方というのは、外個人俳優がハリウッド映画で活躍するのは○でも、ハリウッド・スターがギャラ度外視で外国映画に出るのは×らしいと、実感した作品でもある。それでも、あるいは、それだからこそか、ブラッド・ピットの演技は、気負いもなく、生き生きとジェリー役を楽しんでいて、おそらくは、素のままのブラピが楽しめる一作である。もっとも、気取ったジュリアよりは、こういうジュリアの方がいいなと思ってしまう辺り、女としては、自己弁護も出来ない、かも。そんなの我が侭だよと頭では分かっていても、パーフェクトに強くて優しい男を望んでしまうサマンサの気持ちも、分かってしまうんだな。
8点(2002-11-23 01:38:13)
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