1. 雲の中で散歩
ラブロマンものながら話自体がどうも退屈でムードが盛り上がらない。ぶどう踏みの桶の中でふざけちゃいけないでしょう とか、導火線で油に火がついたように燃え広がるぶどう畑にあらら、、?と突っ込みを入れたくなってしまう。 祖父のA・クインはキャラクターもいいし存在感があって良かった。 5点(2005-02-02 21:51:27) |
2. モーターサイクル・ダイアリーズ
ゲバラについてはほとんど知らなかったので図書館で見つけた「チェ・ゲバラ伝」三好徹著を見る前に読みました。偉大な革命家という業績以外のイメージで言えば、「瞳が澄んで物静かで知的、まっすぐで純粋な無欲無私の人」といったこの人物像にすっかり魅了されてしまいました。ガエル・ガルシア・ベルナルはそういった魅力的なロマンティストでもあるゲバラのイメージによくマッチしてたし、いろんなエピソードにも人となりが現れていたと思います。ゲバラと友人のアルベルトは知らない土地への好奇心と旅への憧れから南米大陸を北上するという一万キロ以上の壮大な旅をする。 彼らはそこで貧しいインディオ達の暮らしなどを見聞し、様々な問題点を抱えた国々の現実を肌で感じていく。そうしたエピソードの数々が現地ロケでドキュメンタリーのようにして描かれるのがなかなか興味深い。ハンセン病病院でのパーティでゲバラが「患者と共に祝いたい」と川の向こう岸へ泳いでいくというシーンは印象的だった。 これは傍目には無謀であろうとも民衆側に立って困難へ立ち向かうという後年のゲバラの生き方を示唆するものとして描かれたように思う。こういったエピソードや暮らし以外の旅の背景として描かれるアンデスの山々やマチュピチュの遺跡など、美しく雄大なロケーションも良かった。 8点(2004-12-02 18:41:10) |
3. ロマンシング・ストーン/秘宝の谷
主演の二人はずぶぬれ、泥まみれの大奮闘。随所に笑えるところが有り特にキャスリーン・ターナーはなかなかのコメディエンヌ振り。ダニー・デービットやコロンビアの密輸長者のキャラもおかしい。案外あっさり宝物が見つかってしまうし誘拐犯はマヌケだしとワクワク感はイマイチだけど、コメディ活劇としては結構楽しめる。 6点(2004-04-13 23:36:49) |
4. レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード
この手のジャンルには疎いし思いいれもないのだが機会あって鑑賞。アクションは派手にデフォルメされてるようでまるで劇画タッチ、漫画っぽいのでいくら殺しても平気で眺めていられる(ディップがお金で釣って子供を使うのは気になったけど)。ラテン系の濃い面々の中で、ディップ一人かる~い作りで存在感が際立っている。メキシコってああいう黄土色のイメージなんでしょうかね。話はちょっとごちゃごちゃして分かりにくいけど、こういう系統が好きな人なら結構楽しめるかも、、、 5点(2004-03-26 17:17:29) |
5. ロミオ&ジュリエット
この古典の名作を現代風にアレンジするというのがすでに違和感有り。原作の息吹が残って新たなイメージで感動させられれば申し分ないのだが、なにやら騒々しく落ち着きがなく悲恋の味がしない。クレアもイメージに遠いし、ディカプリオ一人では無理がある。 4点(2003-06-01 21:52:06) |
6. マスク・オブ・ゾロ
痛快で楽しかった。初代ゾロのホプキンスがカッコよく登場するところでもう引き込まれてしまいます。二代目ゾロのバンデラスもお茶目で可愛い。キャサリンとバンデラスのダンスにフェシング、バンデラスが走る馬上で乗馬アクションなど見せ場も一杯。軽いコメディタッチも愉快で、乗馬、チャンバラ、軽業といろんなアクションがテンポよく次々繰り広げられ面白い。ここのキャサリンってシュレックのフィオナ姫みたいでした。 8点(2003-04-11 21:32:13) |