1. マイ・ボディガード(2004)
《ネタバレ》 ピタが天使過ぎるので、クレージーな復讐劇も許せる。 こおろぎさとみは哀愁のある幼女の吹替をやらせたら天下一品。 彼女の魅力がそのまま作品の魅力になってたように思う。 復讐劇のまま終わったら後味が悪かっただろうけど、救いのあるラストで良かった。 完全なハッピーエンドではなかったけど、悲しくはない。 為すべきことを為して魂が救われたような気がする。 聖ユダは裏切り者のイメージだったけど、挫折者の守護聖人という認識に変わりました。 [地上波(吹替)] 7点(2023-08-12 14:57:51) |
2. ロマンシング・ストーン/秘宝の谷
これは真面目に見ちゃいけない作品ですね。 コロンビアすげーとか言いながら、気楽に楽しめるくらいの心の余裕が欲しいものです。 ワニの扱われ方がちょっと面白かった。 [地上波(吹替)] 6点(2015-07-07 11:54:23) |
3. パンズ・ラビリンス
映像描写がいちいちグロテスクで怖い。 特に2番目の試練は強烈で、確実に夢に見て魘されると思います。 怖いのが苦手な僕からすると、ほとんどホラーと言っても過言ではない。 それでも、内容的にはかなり真面目なファンタジー作品で、幻想的な世界観が興味深かった。 しかも、完全に虚構に嵌まり込まず現実とリンクし続ける構成が素晴らしい。 あと、この作品に対してPG12指定というのは生温すぎる。 大人の僕ですらトラウマになりそうで、つまみ食いする度にフラッシュバックしそうです。 [DVD(吹替)] 8点(2010-07-20 15:18:03) |
4. バンディダス
コメディタッチの西部劇というだけなら目新しさはないのかも知れないけど、女2人が主人公というのが良かったと思う。 中盤以降はラブロマンスの展開なのかなと思ったけど、最後までコメディを貫いた着地点は好感が持てる。 とは言うものの、物語としてはベタなもので、感動とかそういうのはなかった。 気楽に見られる娯楽作品という感じでしょうか。 [DVD(吹替)] 6点(2008-09-17 15:27:03) |
5. バベル
1つの出来事を切っ掛けに連鎖的にいくつもの悲劇が巻き起こる。 それぞれの物語で言葉や国籍、風習の違いが描かれていて、バベルの名に相応しい内容となっている。 とは言うものの、日本の描写にはやや違和感を感じずにはいられない。 やっぱり外国人から見ると日本の女子高生はあんな感じなんだろうか。 もしかしたら、モロッコやメキシコの描写も現地の人から言わせれば滑稽なのかも知れないんだけどね。 物語としては、モロッコの悲劇度がやたら高い。 あまりにも皮肉が効き過ぎていて、メキシコや日本とのバランスが取れていない。 せめて最後は飛び降りてて欲しかったという感じ。 [DVD(吹替)] 5点(2007-11-20 22:26:38) |
6. 天国の口、終りの楽園。
深夜のテレビ放送で見ました。 ここのレビューを見る限り、僕の見たテレビ版はかなりカットされてたんだろうな。 人妻と2人の若い男が酒とドラッグに溺れつつ、ひと夏のバカンスを満喫する。 こんな明らかに如何わしいシチュエーションでありながら、性描写がほとんどないという斬新な構成には感心したけど、肝心の物語の方が薄すぎる。 もう少し何かハプニングのようなものがあっても良かったんじゃないかと思うのだけど、とにかく淡々と物語は進んでいく。 あるはずのない天国の口に到着した時もそんなに感動らしきものはなくて、なんだか拍子抜けしてしまった。 とりあえず収穫だったのは『歯科衛生士は美人』の法則が世界共通だということがわかったことかな。 [地上波(吹替)] 4点(2007-08-27 14:44:30) |