1. バベル
う~ん。何なんでしょう、この消化不良感は。既に皆さんが述べておられるとおり、この3つのエピソードが並走して展開される意図がよく分かりません。舞台がチェンジするタイミングがあまりに唐突で各々のドラマにも集中できないし、登場人物にしても皆ワケありの人間ばかりで、どうしてもこの日常の延長上で展開されている物語というリアリティが感じられない(日本編が特に顕著)。リアリティがない以上、ディスコミュニケーションの象徴としての「バベル」という仰々しいタイトルも、どこか虚しく響くような印象を受けました。 [映画館(字幕)] 4点(2007-05-09 20:38:26) |