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プロフィール
コメント数 363
性別 女性
自己紹介 とにかく毎日忙しい、とか言ってなかなか映画を観ないと、観たい映画リストがどんどん長くなっていく。
このまんまじゃ死ぬまでに間に合わなくなっちゃうから、とにかくどんどん観ようっと。

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1.  ラルジャン
原作はトルストイの『にせ利札』。 富裕層の少年がいたずら心で犯した過ちが、労働者であった一人の青年の人生と魂を破壊していく物語だ。 少年家族、写真店の夫婦(彼らは富裕・中流層であるがゆえに善良とみなされるのだ)にとって都合よく片づいた小さな事件は、彼らが思いもつかないほどの重大な結末を招くわけだが、これは非常に普遍的で闇の深いテーマである。 この社会が黙殺する小さき者たちは、度々社会を震撼させるような事件を起こす。 それは、凶悪とか復讐を通り越して、この世の中を道連れに心中していることに他ならないのだ。 だから、殺害対象は必ずしも憎い相手でなくても構わないのだろう。 現代社会に生きるすべての者が決して目を背けてはいられないほど重大で深淵な問いを、簡潔かつ厳格な演出で突きつけた、威厳に満ちたこの遺作にただ震撼する。
[映画館(字幕)] 8点(2011-10-02 18:26:52)(良:1票)
2.  恋人までの距離(ディスタンス)
出会いから別れまでの14時間、ほとんどが二人の会話で紡がれていく、リアルでロマンティックな恋愛映画。 もちろん、ふたりの会話は知的でスリリングだったが、それよりも、最後の誰もいない風景、二人が確かにほんの少し前に楽しい時間を過ごしたはずの景色が映し出されるシーンにこそ、恋の余韻が色濃く漂っていて、素直に「ああ、いい映画だなぁ」と思えた。 また、ほとんどBGMが使われていない本作で、ふたりが視聴したレコードのバラードは、その情景とともに深く印象に残り、うまい演出であった。 画面から、ドキドキ感が伝わってくる恋愛映画を観たのは、久しぶりだ。 時間の経過と共に移り変わる、ウィーンの街の美しさも堪能した。 
[DVD(字幕)] 7点(2009-04-12 18:31:34)(良:1票)
3.  
まだ子供が幼い頃、どうしても観たくて、罪悪感を感じつつも実家に預けて映画館へ行った。 未だ見ぬ遠い国の文化に触れるのも映画の楽しみのひとつとはいえ、これはすんごく重く陰鬱な作品。 では、嫌いかと言われればそうでもなくて、激しく印象に残っている。 久しぶりに一人で歩く路の開放感と、この映画のこの国の閉塞感がひどく対照的だったせいか。 技術も演出も、あるいはお粗末と言えるかもしれないが、作り手の熱い体温が伝わる、そんな映画だ。 陰惨な因習に縛られる人々の息遣いと、トルコの美しい自然を堪能した。
7点(2003-12-20 11:43:53)
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