1. アイアン・スカイ
《ネタバレ》 つまんなかった! 知的というか、行儀のよいネタ(主にパロディと風刺)がちっとも笑えず。 もっと…もっとやりすぎてよ!設定は悪くないんだから。 登場人物は多いが、だれも面白くない。めっちゃ長く感じた。 「黒人が白人になっちゃった!」っていうくだりがつまらなさすぎて、早い段階で興味を失ってしまった。 このキャラクターがしっかりと面白黒人として笑わせてくれれば少しは違ったんだろうけど。 ヒロインは可愛かったけど。 [映画館(字幕)] 3点(2012-10-17 23:12:31)(良:1票) |
2. ル・アーヴルの靴みがき
なんでこんな静かで動きの少ない映画なのに、退屈もせず見入ってしまうのだろう。 メインキャストはゲラゲラ笑ったりしないし、泣きわめいたりしないし、怒鳴って喧嘩したりしないし、ベラベラ喋らない。あからさまな感情表現をしない。これがカウリスマキ映画の面白いところで、眉や口角や、目尻のミリ単位の動きで感情を語らせちゃう凄さ。余計なことは一切しない。ずっと眺めていたくなる映像に流れるセクシーな音楽も魅力。小難しいことも言わないし、ちょっとくらい居眠りしても問題なし!嫌いなところが皆無。 めちゃめちゃ面白い!!とか、感動した!!とか、うむむと考えさせられる!!とか、そういうんでなく、ただ「良い!!」とだけ言いたくなるような、そんな感じ。 [映画館(字幕)] 8点(2012-07-09 23:19:30) |
3. レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ
バンドメンバー全員がすんごいリーゼントと変な靴をはいていて、一見するだけで笑ってしまいます。音楽も意外とかっこよいです。サクっと終わるくだらなくも愛すべきバカロック映画です。内容は別にないです。ステキです。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-13 14:27:12) |
4. コントラクト・キラー
こんなサスペンスコメディを撮らせてもこの監督は相変わらず、あっさりと淡々とした雰囲気は絶対に崩しません。好きなんですが、地味になりすぎてしまっているので。もうほんの一味ほしいところです。 [DVD(字幕)] 6点(2008-04-14 17:36:12) |
5. かもめ食堂
《ネタバレ》 圧倒的な存在感と味を持った日本のトップ個性派中年女優が三人による、フィンランドを舞台にしたゆったり映画。邦画とフィンランド映画のなんとなく良いところをゆるやかに抽出した映画。なんか不思議な、平凡な日常。物語はあっても結末などないのです。退屈な部位も必然。ラストカットが最高だ。 [DVD(邦画)] 8点(2008-03-25 13:47:12) |
6. 浮き雲(1996)
普通だったら、失業した夫婦ががんばるというただの退屈な話で終わってしまうような、おおげさな所一切なしの何も面白くなさそうな映画なのに、何かこの監督には独特の雰囲気が魅力的で最後までボーっとみさせられてしまいます。なんなんでしょうかね。不思議です。 [DVD(字幕)] 7点(2008-03-19 18:28:25) |
7. 過去のない男
相変わらず、素晴らしく静かな映画。誰も感情をあらわにしないでしゃべりますが、無感情ではないんです。無表情だけど、無感情ではないんです。淡々としていても退屈ではないという不思議な映画。良いセンスしてます。 [DVD(字幕)] 7点(2008-02-01 15:02:03) |