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ザ・チャンバラさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1274
性別 男性
年齢 43歳
自己紹介 嫁・子供・犬と都内に住んでいます。職業は公認会計士です。
ちょっと前までは仕事がヒマで、趣味に多くの時間を使えていたのですが、最近は景気が回復しているのか驚くほど仕事が増えており、映画を見られなくなってきています。
程々に稼いで程々に遊べる生活を愛する私にとっては過酷な日々となっていますが、そんな中でも細々とレビューを続けていきたいと思います。

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1.  スピード・レーサー
1967年のオリジナル版シリーズも、1997年のリメイク版シリーズもどちらも未見。ということで特に思い入れも先入観もなく本作を鑑賞したのですが、メジャースタジオが1億ドルもの予算を投入した作品とは到底思えないブっ飛んだ内容には驚かされました。。。 コミックの実写化企画は数あれど、アニメの実写化企画と言えば他に『トランスフォーマー』と『G.I.ジョー』くらいしか見当たらず、しかもその2作は、着想こそアニメに求めていても内容は通常のSFアクションとして組み立てられていたことを考えると、アニメの完全再現にこだわった本作は非常にユニークな存在であったと言えます。その再現の度合は常軌を逸したレベルに達しており、人間とチンパンジー以外はほぼすべてが作り物、しかも60年代特有のケバケバしい色調が画面を席巻していてカッコよさとも無縁という、「一体、誰がこの映画を楽しむんだ?」と頭を抱えたくなるような壮絶な出来となっています。主人公が乗るマッハ号はオフロードもオンロードもOKで、しかもプライベートでの乗用車としても使用されていたり、車がゴムまりのようにポンポン飛び跳ねたりと、どう考えてもおかしな点まで一切の修正を加えず丸ごと実写化。「現代風にリメイク」という甘っちょろい言葉に逃げず、ストイックなまでに映画を作り込んだ監督達の執念には圧倒されました。。。 本作の1週間前には『アイアンマン』が公開されたという不運もあって興行成績は惨敗でしたが、そりゃ、ここまでやれば当然でしょう。監督の意図を理解しながら見なければヘンな映画としか映らないのですから、普通の観客ではちょっと付いて来られなかったと思います。ただし、特異なビジュアルで思考停止せず冷静に内容を評価すれば、その出来は決して悪くなかったと思います。レース場面と回想のカットバックによりアクションとドラマを融合させた序盤、『デス・レース2000年』のようなチープな展開で観客を和ませた中盤、そして、主人公一人で敵の総本山へ殴り込むクライマックスと、本編は綺麗に色分けされており、しかも、そのいずれもが高いレベルでまとめられています。定番とはいえ、クライマックスのゴール場面では大興奮させられましたとも。バカバカしいビジュアルの一方で、M&Aや株価操作といった子供向けとは思えない用語が出て来たり、やたら上映時間が長いといった歪さも含めて、私は愛すべき映画だと感じました。
[映画館(字幕)] 8点(2014-01-20 01:18:23)
2.  スーパーマン リターンズ 《ネタバレ》 
9.11やアフガン・イラク攻撃などアメリカにとって波乱の21世紀においてなんでも解決してくれる無敵のヒーローは成立するのだろうかという難題に挑み、そこに突破口を作ってみせたブライアン・シンガーの手腕は相変わらず見事でした。かつての恋人に「スーパーマンはなぜ不要なのか?」という論文を書かれ、それがピュリッツァー賞まで受賞するほど変わってしまった世の中。町の人助けやちんけな犯罪者の成敗はやってくれても、テロや戦争など人類が抱える本当の困難には立ち会ってくれないじゃないかという大きな矛盾を前提としてこの作品は作られていますが、それに対する答案をきちんと準備しているのが立派なところ。スーパーマンは神のごとき力を持って世界を救うヒーローというよりも、目の前で困ってる人をほっておけない気の良い超人というスタンスを明確に出してきているのです。最初から最後まで基本的に彼は知り合いを助けるために戦っていることからも、彼の戦いの目的が個人的な方向へシフトしていることがよくわかります。また、スーパーマンに救われた人たちが感謝と尊敬を示すリアクションが丁寧に描いているあたりからも同様の意味が感じられます。墜落する飛行機を救う大スペクタクルの後に、スーパーマンの華々しい帰還を大歓声で迎える観衆が映し出される場面はまさに象徴的で、彼が観衆に支えられる市井のヒーローである(だから難しい世界情勢ではなく目の前の事件に立ち会うのみ)ことがよく描かれています。スーパーマンが病院に運ばれるというヒーローものとしてはありえない展開も、21世紀のスーパーマン像を確立する大博打だったと思います。徹底的なリアル路線にシフトしたバットマンよりも、ヒーローへのロマンと現実のうまい折衷をやってのけたスーパーマンの試みの方を私は評価します。そういえば劇中スーパーマンの活躍を報じるテレビの中から「ゴッサムでも目撃されており」という発言がチラっと聞こえるのですが(字幕では未訳)、バットマンの町にまで人助けに行っちゃダメでしょ。映画全体は恐ろしいまでに丁寧に作りこまれており、テンポも遅いのでやたら冗長に感じますが、それはスーパーマンに対する思い入れの違いだと思います。ガンダムが普通のアクション映画になっていたら日本人としては許せないのと同じ感覚で、アメリカ人にとってのスーパーマンはこのボリュームがふさわしいのでしょう。
[映画館(字幕)] 7点(2007-02-11 17:28:21)(良:1票)
3.  ズーランダー
「モデルはバカ」だけがテーマという、実に素晴らしい映画です。笑いましたとも。この映画はキャラ設定がすばらしすぎます。ベン・スティラーとオーウェン・ウィルソンというちょっと違う顔の2人が超ナルなモデルを演じる一方で、まさしくスーパーなルックスのミラ・ジョボビッチがブっとんだビッチを演じるというこのバランス加減。そんなファッション業界のバカさ加減がもう最高です。とくにラスト、必殺の‘マグナム’が決まるシーンは大爆笑でした。ちなみにこの映画、吹き替えで見ないと笑いが3分の1以下に激減します。「日本人ではアメリカのコメディーは笑えない」というよく意見はよくあるし、私もその通りだと思いますが、吹き替えでなら声優がそのギャップをかなり埋めてくれています。やっぱり笑いは言葉が命ですよ。せっかくのネタをぶっきらぼうな字幕で読まれてしまっては、ベン・スティラーも浮かばれません。
7点(2004-09-11 03:00:57)
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