2. 英国王のスピーチ
《ネタバレ》 ジョージ6世の吃音症は幼少時に味わった辛酸の後遺症であり、誰にも吐露出来なかったのです。苦しみを背負いながらも、妻子を愛し、ノブレス・オブリージュの精神を持ち合わせている彼が、掛け替えのない友を得て克服に励み、国難に際してのスピーチに臨む。単に原稿を立て板に水の如く読むのではない、一語一句を自身の思いとしてマイクの向こうのラジオの前の国民に語り掛けている。言葉の重みを痛感させられる作品です。コリン・ファースはまさに適役でした。 [映画館(字幕)] 7点(2011-07-03 14:11:25)(良:2票) |