1. ミスティック・リバー
《ネタバレ》 これがこの世の不条理です、さぁいかがですか?皆さん。 と、一切の偽善や綺麗事を排し私たちに提示してみせた本作。 一人だけ正直に住所を告げたために、一生逃れられない程の心の傷を負うデイブは、ラストでは助かりたい一心でついた嘘が悲劇を招く。 夫を信じることができず最悪の決断を下し、結局は自分と息子を不幸に追いやったデイブの妻と、彼女を嘲笑するかのように見つめるジミーの妻、どちらも同じように愚かだが、二人の運命は決定的に違ってしまった。 そして、これをどう受け取るかはあなたの自由ですよ、と私たち観客に思考を委ねた曖昧な終わらせ方になっている。 もちろんスッキリしないけれど、だからこそいつまでも考え、頭に残すことができる、味わい深い作品ではないかと思う。 (本作を政治映画と捉える方も多く、なるほどなぁと、感心したりしている) 一見地味な作品だけれど、美術は細部にわたって完璧であり、シンプルだけれど大変美しく非常に重厚な映像にも感動した。 [DVD(字幕)] 8点(2011-09-10 15:04:59) |
2. デンジャラス・ビューティー
サンドラ・ブロックの魅力炸裂。 ブタ鼻笑いがこんなにキュートな女優って他にいるかしら?ってくらいハマってました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-04 12:59:38) |
3. パラサイト・バイティング 食人草
食人草そのものより、原住民からの攻撃や麻酔なしで敗血症の治療するとか、極限状態でおかしくなっちゃうとか、周辺のエピソードの方が怖いっつーの。 私を当分草むらには近寄らせない程度には、良くできていて恐ろしかったと思います。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2011-08-20 20:14:38) |
4. トゥー・ウィークス・ノーティス
なんの新鮮味もないお話だけど、コキおろしたい程悪いわけでもない、軽~~く観られるお約束通りのラブコメ。 コンビニでサラダとかおにぎりとかおでんとか異常にいっぱい買っちゃって、「お箸は何膳つけますか?」って聞かれた時にいつも見栄を張って「二膳」とかいう私は、エンディングですこしニヤリとしました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-08-18 16:13:07) |
5. ゴーストライダー
契約がいい加減過ぎっ!ビジュアルがおマヌケ過ぎ!敵弱すぎっ! 落ちてる火を拾って投げつけるという、今までのヒーローものにはない斬新にしてしょぼい攻撃方法(しかも効果絶大)を見て、思わず吹き出しちゃいました。 これをニコラス・ケイジが演る理由がまったくわからん。 ってか、このヒーローはカーペンターズがお好きなんですよね。思い出の曲とかってワケでもなく。 こういう唐突さにいちいちウケます(^w^) [地上波(吹替)] 3点(2011-08-06 19:06:44)(良:1票) |
6. 幸せのレシピ
物語にはまったく深みがないし、料理にしろ、人物背景にしろ、これと言って感動できるようなポイントはないんだけど、小さな楽しみや魅力がところどころに散りばめられていて、なかなか楽しい。 少なくともこれを観終わったカップルが、見解の相違でケンカするような可能性はまったくないし、なんとなくほんわか楽しい気分でディナーに移行できるに違いない。 軽い気分で楽しむデートムービーにはぴったりの、こういう小品が私は好き。 子役のアビゲイル・ブレスリンはとっても可愛くて、演技もお上手! [地上波(吹替)] 6点(2011-08-03 22:33:15) |
7. イエスマン "YES"は人生のパスワード
あいかわらずのオーバーアクションで、ジタバタするジム・キャリーがチャーミング。この人は楽しませることを知ってるし、自分のこと本当によくわかってると思う。 こういうコメディを下品にならないギリギリの線でスマートに見せるってのは、意外と難しいんじゃないだろうか。 それは、多分にそのちょっと甘いマスクにも由来しているとは思うけど、ヘヴィなギャグもサラリと流せる爽やかな笑いにしてしまえるのは、この人ならではの持ち味じゃないかと思う。 多分2~3年後にこの映画の細かい内容なんて誰も覚えちゃいないだろうし、間違っても名作として名の残るような作品なんかじゃない。でも、もし、ストレス溜め込んでたり、仕事で凹んだりした人が観て笑えたなら、そのことだけでこの映画の存在意義は大きいと思うし、作り手側もムリに感動を押し込もうとしたりせず、そんなつもりで作った感じが、わたしにはとっても好感が持てた。 とにかく途中で時計を気にしなかった映画は本当に久しぶり。そして、ジム・キャリーのお尻はとってもキュート。 [映画館(字幕)] 7点(2009-03-26 15:32:44) |
8. バイオ・スキャナーズ
まったくどうすりゃこんなにつまらん映画がつくれるのか。 ビデオのパッケージはもの凄く気持ち悪い。キワ物好きなら、つい手にとってしまうかもしれないが、何の迫力もないから、やめたほうがいい。「面白無さ過ぎて大笑いしそうな映画」まさにその通り。 1点(2004-04-30 14:56:02) |
9. ロミオ&ジュリエット
シェイクスピアの原作通りの、高貴な悲恋を連想した方は立腹モノだと思いますが、バズ・ラーマン独特の演出は面白い。こてこての舞台装置、衣装、小物に至るまで手抜かりのないこだわりぶりは素晴らしい。基本的には出会いのシーンとプールでの別れのシーン、これだけで「美しい恋愛映画」としては充分だ。 7点(2003-06-13 11:54:07) |
10. マッドマックス
仁侠ですのう。 5点(2003-06-06 18:35:21) |
11. プリシラ(1994)
テレンス・スタンプさん。わたしゃオンナですが、負けとります。あなたの可憐さ女らしさにとてもかないません、と頭下げて退散するしかない。音楽も良い。 7点(2003-06-03 12:05:18) |
12. マトリックス
アクション、キアヌ・リーブス、CGと、私にとってはあんまり好きじゃないものの3点セットみたいな映画で、ずっと観ず嫌いでした。が、これはスゴイ!と思いました。アクションシーンの美しさや後の映画界に強い影響を与えた映像技術はもとより、なかなか奥行の深い脚本、風刺の利いたメッセージ、と観るべき点が山盛りの作品。続編でのエージェントとの熾烈な対決を示唆した終わり方に、思わず「観なくては!」と決心してしまいました。それにしても…、そんなにストーリーダメですかねぇ?私的には「白うさぎ」あたりからぐいぐい引き込まれたんですけど…。 8点(2003-05-13 13:07:57) |